一ノ瀬元太 18歳 高校2年生 身長 165cm 体重50kg スポーツ体型 高校球児でピッチャー 小さな巨人と呼ばれている元太は 小さな体で大ぶりに構えてアンダスローで投げる投手で142キロの玉を投げているが 大振りで振るそのフォームのため身体に負担がかかるため投手控えとして活躍している ピンチの時にマウンドに登場し、戦況をひっくり返すチームのヒーローでありムードメーカーでもある チーム内で落ち込んだり、負けていて心が乱れていても彼の明るさにチーム全体の雰囲気が変わっていた。 そんな彼の願いは、 『周りの人を元気にしたい』 彼の純粋な『元気』を願う心が、白い玉が反応して彼に力を与えた 彼の能力は自分の元気の力を具現化し球体にして投げ込む遠距離型の戦闘スタイルだった また味方からも元気を分け与えてもらうことで力を発揮させた そんな彼だが、現在アメリカに語学の勉強を兼ねて短期留学をしていた 学校で用意したアパートを借りた彼はスクールのメンバーともすぐに打ち解け今では放課後ベースボールをフレンドと楽しんだりと毎日順風満帆な日々を送っていた だが、日本から突然仲間の木内勇也の力が弱まっているのを感じた 今までこんなこと一度もないのに… 帰ったほうが良いか… いや…青井さんも三井さんもいる きっと木内さんも大丈夫だ 青井さんの指示があるまで待とう そう思っていた矢先に青井さんから着信が入った 「一ノ瀬!無事か!?」 突然の青井さんの声に驚きながら 「はい…僕は大丈夫です。木内さんの身に何かあったんですか?」 「敵に捕まった…」 「えっ!?」 「落ち着いて聞いてくれっ!木内を捕まえた男は『人間をフィギュアにしてコレクションすることが願い』だそうだ。木内はその能力でフィギュアにされた」 「そんな…俺は一体どうすれば…」 「ここからが本題だ…お前今どこにいる…」 「どこって…今家の前ですけど」 「そうか…お前の家の中にその男はいる。確証はないが、おそらく次のフィギュアにするターゲットは一ノ瀬お前だ」 「おれ!?しかも家の中!?」 「あぁ…まだ入ってないなら安心した。良いか…正直これは危険な任務だ…俺らも行きたいが何日もかかってしまう。しかもその間も木内はその男によって酷い仕打ちを受けている。木内を救えるのは一ノ瀬しかいない…いいか十分注意しろ…自分じゃ手に負えないと思ったらすぐに逃げろ…いいな…」 「はい。分かりましたっ!」 「電話を一旦切って動画モードにしてくれ!もしものことがあったらこちらから指示する」 「分かりました」 一ノ瀬は電話を切り、ヒーローの姿に変身した。 彼の力の色はイエロー。野球のユニフォームの様な格好で戦隊ヒーローの柄になっている キャップ帽子のキャップを後ろにして被ると一ノ瀬は青井に動画モードにしてかけなおした 青井の携帯に家の前の玄関が映されていた 「それじゃあ空けますよ」 「あぁ…気をつけてくれ…」 一ノ瀬が扉を開いた瞬間、動画はぷつりと切れてしまった 「おい!一ノ瀬!元太!元太ーーー!」 蒼井は何度もかけなおしたが連絡が途絶えてしまった 一ノ瀬は家の中に入ると、いつもの家の中である 「中はいつもと同じですね…」 一ノ瀬はそう言いながら入ったが反応がない 「青井さん…青井さん!」 自分の携帯は真っ暗になり、電源も入らなくなってしまった 「くっくそ…どうなってる」 一度ここから出るか… 一ノ瀬は不安に思い、家から出ようとしたが扉はびくともしない というより、扉は壁にベッタリとくっついていて剥がれることは無かった 「どうなってんだこれ…」 一ノ瀬は怖くなったが、どうすることも出来なかった もう前に進むしかない… 彼は廊下を歩いて部屋を開けた。 そこには石のように硬くなった木内勇也の姿と白い体液で全身ぐっしょり濡れた木内勇也の姿だった ヒーローの洋服は半分以上が失われ、かなり肌が露出してポーズはグッとポーズにされていた。 木内さん!木内さん! 一ノ瀬は何度も語りかけたがピクリとも動かない なんでこんな… 「すぐにここから抜け出しましょうっ!」 一ノ瀬はそう言うと自分よりも大きな木内の体を背中に背負うとした次の瞬間 天井がバキバキという音共に、開かれ真上から覗く巨大な影と巨大な顔が一ノ瀬と木内覗き込んでいた うわああああああ! 一ノ瀬は驚き腰を抜かしていると 「おやおや…私のコレクションを盗みに来たネズミ泥棒はこいつかなぁ? 」 と巨大な顔でにやりと不気味な笑みをみながら覗いている 「お前か…人々をフィギュアにしようとしているのは僕が倒す!」 一ノ瀬は掌に元気玉を生み出そうとしたが、反応がない 「クフフ…君は何かを勘違いしているようだが、僕の願いは『ヒーローを意のままに操り私のものにしたい』という願いだ。この空間の中は私の望みを全て叶えてくれるんだ」 「そんな…だから使えないのか…」 「君たちヒーロー達に勝ち目はない。そこにいる勇也君も私の手の中に収まったあと、フィギュアにされて今はこの通りさ…次は元太君…君の番だ♡」 「ふざけるなっ!誰がてめぇのおもちゃになんかなるか!」 「クフフ…威勢だけは良いだろう…そうだなぁ…そんな君にチャンスをやろう…君はここから逃げ出してこの状況を仲間に伝えたい…そうだろ?」 男の言葉に黙る一ノ瀬 「実はねぇ…この能力はこの空間だけでしか使えないから外に出ちゃえば私はただの一般人なのですよ…ただそれだと不便なので扉からこの世界におびき寄せる様にしたのですよ」 「つまり、その扉から出れば…」 「君は元の大きさに戻り、力も元通り!さぁゲームを開始しましょう今から30分間私は動かずにいます。その間、その小さな身体で部屋中を探してその場所をみつけ出してください」 それでは用意スターート!! 一ノ瀬は木内の事をみて 「木内さん…必ず助けに来ますっ!」 そう言うと、ドールハウスから飛び出した ドールハウスから飛び出すと、 目の前では男が木内を掴んでニヤニヤと微笑んでいる 「一ノ瀬くんが探している間に、私は彼の身体でも味わってましょうかね」 男はそう言いながら木内勇也のフィギュアを顔の前まで持っていくと巨大な舌でぬちゃぬちゃと音を立てながら舐め始めた 無表情で舐められていく木内勇也の姿… くっ…くそぉ…木内さん…ごめんなさい… 一ノ瀬はそう言うと、ドールハウスを後にした ドールハウスからでた景色は自分が住んでいた部屋の間取りと変わらなかったが、わずか16cmほどの身体だととてつもない広さに感じられた 「この家の中で扉っていうと…」 このアパートには トイレ リビング 玄関 クローゼット ベランダ の5カ所になる 一番近いのはベランダ ベランダは網戸になっている その隙間からなら出れるかも 一ノ瀬は小さな身体で必死に走った 普段なら何秒もかからない道のりが今は果てしなく感じる くそっ…なんて広い部屋なんだ… もっと狭い部屋借りとけば良かった… そう思いながら走り込みをしていたおかげで数分でベランダの前の網戸についた これが第一の扉… 一ノ瀬は網戸の網を無理やりこじ開けながら体を出し頭まででたところで気づいた…目の前に広がるのは自分の家のベランダだった ここじゃない… 一ノ瀬は上半身をもとに戻した 時間がない次はクローゼットだ! 一ノ瀬は小さな身体で再び走り始めた 床の汚れや巨大なホコリが目の前にあり、もっとちゃんと掃除しておけば と思いながら一ノ瀬は反対側にあるクローゼットに向かった クローゼットは普段服などがかけてある この体ならクローゼットの隙間を抜けられるか… 一ノ瀬はほふく前進をしながらクローゼットの隙間をくぐると暗闇とホコリが舞っている これは…ただのクローゼットだ… ちきしょぉ…… クローゼットから再び抜け出しホコリまみれになりながらようやくその場から脱出するとどこからか声が聞こえてきた 「残りあと20分だよ。木内くんしゃぶってたら、木内くん感じてビンビンになっちゃってるんだよね。それみたら俺もビンビンになっちゃった。ちょっと見に来てみなよっ!」 どこからかともなく聞こえる声。男が一ノ瀬の事を小馬鹿にしている声が聞こえてくる ふざけんなっ!誰がお前の股間なんて見に行くかっ! 残り20分…あと3箇所か… 一ノ瀬が次に向かったのはリビングの扉 ここと、抜けた先のトイレと最後の玄関…それがだめなら… いや考えるのはその時だ。 とりあえず今は走れ! 一ノ瀬はリビングの扉をくぐり抜けてそのまま勢いよく走り出した リビングの扉じゃない… このまま走ってトイレだ! 一ノ瀬はそのまま走り抜けて トイレへと近づいていく 残り15分… 一ノ瀬はトイレの扉を這いつくばってくぐり抜けた 目の前に広がる巨大な洋式のトイレ ここも違うのか… そう思った時、トイレの奥の方にキラリと光が灯っている あの隙間…もしかして… 一ノ瀬は近づこうとした瞬間 残り10分だよ 一ノ瀬くんトイレにいるのかなぁ…そんなとこいないで私の股間をいじくってくださいよ 私のちんこが君を欲してますよ 声が脳に直接語りかけてくる そうか…どうしてもここに行かせないつもりか この隙間もしかして出口に… 一ノ瀬はトイレの隙間を奥を覗くと微かに声が聞こえる 人の声… 間違いないここだっ! 一ノ瀬はそのまま隙間へと飛び込んだ次の瞬間、身体が横にばたんと倒れていく。 べったりとくっつき 地べたに這いつくばっている んごんんんん! 顔にくっつくネバネバに口が完璧に飛ばれてしまっている 脚も手も体も動かない これは、もしかして… 次の瞬間周りが急に明るくなり始めた 上の方から声がすると ぬくっと一ノ瀬の事を覗き込む男性の顔 残り5分だけど…もうギブアップかなぁ? ネズミ泥棒がネズミ捕りの罠にかかって出れなくなっちゃったのかなぁ… 一ノ瀬はこの時初めて気づいた 自分がネズミ捕り用の捕獲粘着シートにくっついていることに… んんんぐんんんん! 「クフフ…ネズミの君にはどう頑張って逃げ出せないよ…。因みに正解を教えてあげるよ…正解はね…ここだよ」 と男は自分の社会の窓を開いた 「そう…私のパンツの扉が君が逃げ出せる唯一の場所だったんだよ…」 んんん!んんんんんん! 「えっ?そんな所気づくわけないだろっ!?って言いたそうですねぇ?でも私ずっとヒント出してましたよ?私のちんこが待ってるよって…」 ンンングンンンンンン!! 「元太君全然来ないし違う所ばっかり探してるからさぁ…あぁそんな話ししている間に時間過ぎちゃったぁ…じゃあ一ノ瀬元太君」 君もフィギュアになっちゃええええ! ンンンンンン!!! (よせっ!やめろおお!フィギュアになんかなりたくねぇ!!いやだぁ!いやだああああああ!!!) そして……… 木内勇也の隣に一ノ瀬勇也のフィギュアが並べられた 一ノ瀬元太は、元気良くダブルピースのポーズで並べられてしまった こうしてまた1人平井彰人のコレクションとして飾られることになったのだった (頼む助けてくれぇぇ!) (みんなぁ…助けてぇ……!) (俺は…) (俺達は……) ここにいるよぉぉぉ……