木内勇也 20歳 身長 168cm体重60kg中肉中背 趣味ロードバイク 冷静な判断力と機動力特化型 彼は願った。友達や家族の幸せを守りたいと その正の願いが、白い光の玉に反応して守るための力を手に入れた 彼の願い“人の幸せを願う心”に反応し、すぐに助けに迎える俊足を手に入れた 彼が俊足の能力を使う時、コスチュームが変化する。 緑色のサイクルウェアに変わった ぴっちりとしたスーツが体にフィットしている 俊足の力が最大限発揮されるそのコスチュームは力の証であった また彼には欲にまみれた漆黒の光の玉を瞬時に感じ取る察知能力が常に備わっていて 一番早く、その現場に向かうことが出来た そのため、彼が漆黒の玉により増大化した邪悪な願いから解放する時は周りの被害は最小限に収まっていた 今回、その能力のおかげで、木内勇也が最初に、漆黒の玉の気配を真っ先に感じ取ったのだ 「場所はここか・・・」 木内がやってきたのは、山奥にある今は廃墟になった病院だった 「ここからスゴイ負のオーラを感じる・・・応援を呼ぶか・・・」 木内は考えたが、こんな人里離れた奥地に仲間を呼んでもすぐには来れない 「俺1人でなんとかするか・・・」 木内はそう言うと意を決して扉を開いた 扉を開いた瞬間に木内の察知能力が過剰に反応した 全身にピリピリと来る初めての感覚 これは・・・まずい・・・ 木内はそう判断して開けた扉を閉めようとしたがすでに時は遅かった 彼の体は廃墟の病院に吸い込まれると次の瞬間、その廃墟の周りに霧が立ち込めていった 数秒でその霧は消えたが、あったはずの廃墟の建物はあとかたもなく消えてしまっていたのだった ・・・ここはどこだ・・・真っ暗で何も見えない・・・どこなんだここは・・・ 周りの景色は真っ暗闇で身動き1つ取ることは出来ない いや正確に言えば動くことは出来る。ただ得体のしれないこの空間で下手に動くことを脳が拒否しているのだ 木内は周りを見渡していると、ひどく野太く心臓に響くような声がこの空間に半音するように響いた “木内勇也君・・・真っ暗で困ってるようだね・・・今見えるようにしてやろう” 次の瞬間、ぱっと周りは明るくなり、今自分が置かれている状況を理解することになる 木内勇也は今、ドールハウスの中にいる。そして目の前に見えるのは、自分よりはるかに大きな巨人だった。 ぎょろりとした巨大な目と、にやりと笑ったその歯は自分を簡単に噛み殺せるほど大きく不気味に光っていた 木内は恐怖で体がすくみそうになったが、すぐに状況を察知した 間違いなく・・・こいつの能力にハマった・・・ 迂闊だった・・・だが、ここで負けるわけにはいかない “俺は力を授かったんだ。皆を守るために” 木内は恐怖に打ち勝つと、戦いの体制に入った スピードでこいつを翻弄すれば・・・ 「悪いが、君の能力は使えないよ。ヒーローさん」 「何っ!?」 確かに、今走り出そうとしたが、思った動きと全然違う。一般男性と変わらない速度・・・まさか・・・ 「ここは私の支配領域なんだ。この部屋から脱出しないとヒーローの君は力を存分に使う事は出来ない」 「くっ・・そ・・・」 確かに戦うことは無駄だと悟った。だったら… 「貴方も願いを叶えたんですね・・・漆黒の玉から」 勇也は声のトーンを少し下げ説得する方向にシフトした 「そうですね。私も願いを叶えてもらいましたよ」 その男のセリフに勇也は “よし乗っかって来たっ!なんとか脱出の糸口を探さないと・・・まずは願いの内容だ” 「あなたはどんな願いを叶えたんですか」 木内はドールハウスの淵に座り話を聞く体制に入った 「私の願…それはっ!」 と次の瞬間、巨大な掌が木内勇也に近づいた しまったっ! 座っていたため逃げる体制にすぐに移行出来ない勇也は巨大な掌に包まれてしまった 巨大な掌に包まれて顔だけ出した状態で、木内勇也を顔の前まで近づけた 「よせっ!やめろぉぉ!放せ!!お前の目的はなんだ!!」 木内勇也は恐怖で我を忘れ、彼の強さである状況把握の余裕がなくなっていた 冷静な対応から、恐怖で我を忘れ放せと暴れるヒーローの姿は巨人の彼・・・彰人にとっては最高の瞬間だった 「そうそう・・・こうやって必死に暴れてるヒーローの姿を拝みたかったんだ。なぁ・・・木内勇也くぅん」 「てめぇ・・・なんで俺の名前を・・・俺達の事をどこまでしってやがる」 木内の言葉は荒れている。よっぽど取り乱しているのか。その姿をみた彰人は再び巨大な口を開いた 「私の願いはね・・・ヒーローを自分の玩具として捕まえたいという願いなんだ。そのための能力だから、他の人間には使えない。ヒーローとして選ばれた君達にしか使えない」 「ふっ!ふざけるなっ!お前の玩具に俺達が・・・なるわけねぇだろぉ!この手を放せぇ!俺を元に戻せぇー!」 木内は叫び声をあげるが、彼の願いを聞いた瞬間、自分の未来が予想出来てしまった 「無駄だって…君達ヒーローはこの領域では私の思うがままだ。例えばそうだな・・・しゃべるなっ!」 彰人の言葉が木内の心に響くと、木内の口は閉ざされてンーンーンーッと声を上げ始めた 「なぁ喋れないだろぉ?君はもう私の玩具になってしまったんだよ。さぁ・・・君を私のコレクションにしてやろう」 ンーンーンーッ!ンーンーンーッ!!!!! 嫌がっても無駄だっ!さぁ木内勇也っ!お前はこれから動くことも出来ない。フィギュアになって俺の玩具になれぇ! ンンンンン!ンンンンン! やめろぉぉぉぉぉ!やめてくれぇぇぇ!! 助けてぇぇぇ!うわああああああああああああああああああああああ 木内勇也の目から光は消えて、虚無な表情へと変わった。 彰人は握っていた手を離すと、ヒーローの服を着た木内勇也がまっすぐ直立姿勢のまま本物のフィギュアのように固まってしまった 「クフフフ・・・フフフハハハハハハッ!良い姿だよ木内勇也くぅん!君が私のコレクション第一号だっ!君の仲間はあと3人、皆まとめて私のコレクションにしてあげよう。それまで精々その格好で見学していると良い・・・フフフフハハハハハハハハハ」 木内勇也は彰人が集めていたテレビの中のヒーローのフィギュアと一緒に並べられた 他のヒーローはただのフィギュアだが、木内勇也のフィギュアは違う。 元々本物人間だったフィギュアが今玩具として飾られているのだ 並べられたヒーローのフィギュアからはいか臭い匂いが漂っている。それはこの巨人によって精子をぶっかけられているのが分かった 俺も・・・こんな風に・・・あの男に精子をかけられるのか・・・ いやだぁ・・・そんなのぜってぇいやだぁ・・・ 頼むぅ・・・誰かぁ・・・ここから出してぇ・・・お願いだ・・・頼むぅ・・・ここから出してぇ・・・ 俺を助けてぇ・・・皆ぁ・・・俺ぉここから救ってくれぇ・・・ 体はフィギュアにされても、精神はフィギュアの中に取り込まれた木内勇也は動くことも出来ずただ仲間の助けを願うばかりだった・・・
なす
2025-11-12 08:36:45 +0000 UTC