XaiJu
ちんた
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フィギュア化物語プロローグ

子供の頃、戦隊ヒーローを食い入るように見ていた 仲間達が協力して悪の怪人を倒していく そんな姿に憧れ…とは違う何かを見ていた 私はこの戦隊ヒーローをみて歪んだ性癖を抱いた 仲間の1人が悪の怪人によって小さくされ手の中で囚われている姿 初めて私が興奮したのはその話だった 縮められたヒーローが巨大な掌に包まれる姿 今までかっこよかったそのヒーローが一瞬にしてやられる側になりさがるその屈辱的な姿をみて 私の心臓は激しく高鳴っていった ヒーローは巨大な手で握られその屈辱的な姿のまま人形にされて動くことも出来ずに部屋に飾られてニヤリと笑う怪人の表情と皆助けてくれーと声だけがテレビから聞こえてきた その後も次々と隊員達が囚われて人形にされ1人また1人と怪人の人形のコレクションとして飾られる 結局最後には隊長のレッドが来て助かるのだが もし隊長までもが囚われて人形にされたら… 彼らは永遠に人形としてその怪人に囚われたままコレクションとして飾られるということになる そのシーンが忘れられず 私はこの年になるまで毎日欠かさず戦隊ヒーロー物を見続けた 戦隊ヒーローは人形にされたり、飲み込まれたり、縮められたりと、あり得ないシチュエーションでピンチになる そのシーンを毎日楽しむ私はそれだけでは物足りないと感じた 毎回、危機的状況になっても最終的に助かってしまう それじゃあつまらない 私はそのうち日々妄想をするようになった だが妄想だけでは止まらず戦隊ヒーローのアクションフィギュアを買って弄ぶことにした その人形があたかも自分の手によって囚われたかのように想像してフィギュアに精子をかけた 気づけば20代後半になり恋人1人出来ないまま俺は歪んだ性癖を楽しんでいた 別に誰にも迷惑をかけないし日々満足していた はずだった… 『お前の願いはなんだ…』 そうこの漆黒の光の玉と出会うまでは…… 2025年 白く輝く光の玉の1つが地球の日本に降ってきた その白く輝く光の玉は純粋な正の願いに反応した 4つの正の願い 『正義』『優しさ』『元気』『力』 それぞれの願いを持った男たちに新たな力を授けた 白く輝く光の玉は彼らに説いた 『黒く輝く漆黒の玉は人の欲望を糧として生きる。欲望を叶え肥大化する欲望を集め大きくなる。それに対抗するために力を貸してほしい』 彼ら四人はヒーローとなり、漆黒の玉から人々を救うために秘密裏に活動していた 『お金がほしい』 人間の一番多い願いであった その欲望の大きさによって与えられる力は違う ある者は掌が鎌のように変化して銀行を襲い ある者はスピードが速くなり盗みを行う 体を透明にする者。体を肥大化する者。 欲望にまみれた人間達から漆黒の玉を引き出して救っていく 我に帰った人間はその時の記憶を無くしている そしてその事件に携わった人間達からもその記憶はなくなっていく 故にヒーロー達はその存在を公になることは無かった この世界から放たれた漆黒の玉が無くなるまで彼らは戦い続けた そして欲にまみれた男がここに1人・・・ 平山彰人28歳 身長165cm 体重70kg やや肥満型 趣味はヒーローフィギュア集め 彼の欲望は至ってシンプルだった 『ヒーローを屈辱的な姿に変えて自分の物にしたい』 そんな彼の欲望は大きく膨れ上がりその欲望を感じ取ってか、彼の目の前に漆黒の玉が現れる 『お前のその欲望…実に良いっ!俺が叶えてやるっ!』 その言葉と共に体の中にすっと漆黒の玉が入り込んだ 『さぁ…お前の願いを強く念じろっ!』 「私は…!私は…!この手の中にヒーローを収めたいっ!」 彼の願いが通じたのか彼に新たな力が授かることになった・・・


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