まん丸な錠剤 一気に30錠ほど飲み干す 脳みそがふんわりと溶け、僕のカチカチになった周囲の膜も同じようになり、やがて普段馴染めない世界と馴染んでゆく そういうことを、毎日やっている おかしくなりそうだが意外とならない 今だからそう思えるのかもしれないが 脳みそがふんわりすると、そうじゃない時よりもフォロワーが大好きになる。 僕はよく、頭の中で自身の心を青黒い海に、フォロワーを月に例える。 今から言うことを想像してみてほしい。 空間を見上げてみると、分厚い雲で覆われた明かり一つない真っ黒の空。その下を見ると、青くて黒い海が静かに波を立てている。だいたい自分の腰くらいまで浸かっている。 そんななか、分厚い雲に隠れていた真っ白な月が現れる。辺りは優しい月の光で照らされ、海面がちらちらとその光を反射している。それがとても綺麗で心地よいのだ。 分かりづらかっただろうか? 今の私には、そんな世界が映っている。 なんとなくでも伝えたかったのだ。 あなたが僕の救いで、とても綺麗で、優しい存在だということ。 海の中でぽつりと佇む僕にとっての月は、何も無いより暖かい。 分厚い雲は僕の心の壁だ。 薬でそれを溶かし、掻き分け、やっと温度を手に入れるのだ。 ずっとずっと真っ黒だった。その打開策を見つけられたのは、とてもとても嬉しいことだった。私はこれからも毎日薬を飲む。これでいい。
Sill
2025-01-22 16:15:54 +0000 UTC