デレステ10thツアー福岡公演Day2。
『なんどでも笑おう』を久川凪が歌ってくれました。
越境曲を歌ってくれた!とかそういう興奮もありますが、そもそも歌詞が刺さるんですよね。
故にボロボロ泣きました。
これまでも多少泣くことはあったのですが、今回はマジで曲中ずっと涙流してました。
そこまで昂った理由や凪への個人的解釈をまとめようというのがこのページの目的です。
よければ見てってください。
※注意※ここからは個人的解釈や妄想が含まれます。ご注意ください。
曲の前に久川凪について話させてください。
まずPとの出会いのシーン。
この通り久川凪は、凪をプロデュースするPだったり凪を推すファンのことを「変わりもの」だと言います。
これは久川凪自身が「自分は変なやつだ」という自負を抱えるからなのですが、そうして抱えた想いは普段の飄々とした凪からは想像できないほど繊細な想いでした。
その変なところはオンオフの効かない「生まれつきの欠点」であると明かされます。
自由の刑に処せられている、というワードの本来の意味と凪の真意は多分ちょっとズレるのですが、つまり凪は「奔放にしか生きられない」ということでしょう。
颯を引き合いに出して、より良いコミュニケーションや素晴らしい人間性への、ある種の羨望の想いが吐露されます。
でも凪の個性だって素晴らしい才能であり魅力であると、私たちファンやPは疑わないじゃないですか。
14年間を凪と共に生きたあの颯も言っています。
目立つことでそんな凪の変なところを楽しむ人が大勢現れ、久川凪は売れっ子アイドルになりました。
ここまでが凪の抱える負の面の個人的な解釈です。
これを踏まえて、『なんどでも笑おう』の話へ……
「迷いと不安の先に見つけたタカラモノ」
凪の最初のソロ部分です。
アイドルになる前の凪は、もしかしたら劣等感があったかもしれません。
颯への……とかではなく、漠然と「普通」に対しての劣等感。
そんな迷いや不安を持って生きた彼女が、もしアイドルになることで見つけたタカラモノとは何か。
僕の解釈は「凪のその個性」です。
変なままの凪を世界は案外求めているという事実が、彼女の個性を「タカラモノ」に変えてくれたんじゃないかという解釈。
凪の周りには彼女に惹かれた「変わり者」が集まってきます。
変わり者に囲まれることで、「抱え続けた負の想い」を「タカラモノ」に昇華してくれたのなら…救いになっているのなら、アイドルになってくれてよかったなと思うのです。
「光の中でいっしょに 描いた物語」
2番の凪のソロです。
僕の解釈では、久川凪という個性派アイドルのプロデュースは「好きに歩く凪の行く先を、後ろからライトで照らす」イメージです。
彼女のやりたいこと、生き方をサポートして「久川凪」を遂行させる。
そんな二人三脚なイメージがあるから、ここの歌詞にプロデュースの歴史を感じました。
描いた物語、ってワードも凪味しますし。多分甘め。
「今 ここに自分がいる奇跡 奇跡のままで終わらせやしない」
そのすぐ後にくる歌詞。
こんなメンタルで聴いていたので、颯がオーディションを受けてくれたこと、凪がついてきたこと、たくさんのファンに出会えたこと……そういった「この舞台で歌う」までの奇跡の数々を想いました。
っていうかステージに立つことを「奇跡」と肯定的に歌う姿を担当に見せられたら、誰でも刺されるか。
「ちゃんと愛を伝えよう 自分の言葉でいいんだ 「愛してる」」
久川凪と言えば面白い言い回しだったり、煙に巻く喋り方だったり…でもこれは先述の通り、そうしてしまう悪癖の面もあります。
聖さんに面白く話す方法を問われた時も答えあぐねていました。
だからこの歌詞「自分の言葉でいい」は久川凪を強く肯定してくれる言葉だなと感動しました。
「今日これまでの全ての愛 一つだって忘れはしない」
「今日これからの全ての"I" タカラモノ抱いて歩いてく」
上でも書いた通り、僕の解釈では「タカラモノ」とは彼女のどうにもならない個性です。
でもそれを大事に持って歩いてくれるんですって。
これを僕は彼女の自己肯定と受け取りました。
アイドルになって、彼女は変わり者であるまま、それでも生きやすくなったんじゃないかと思いました。
そして間奏。
手足が同時に出る歩みは凪らしいようで凪らしくないというか。
個人的にはそこまでの「無表情決め込んでます」な歌い方もいつもの凪とは違うという認識でした。
ズバリエンタメ性に欠けるなと。
でも無表情で不器用で正面から目を逸らさないその姿はやはり凪……。
だから僕はこれを「アイドルじゃない凪」なんだと思いました。
例えば部屋で一人でいるような、いつもと同じ帰り道を歩くときのような、素の状態……。
でもその間奏を越えると笑顔で歌い始めます。
動きは無駄のある大ぶりで、観客を煽るような、僕たちにとってのいつもの凪。
アイドル凪。
結局僕がぼろぼろ泣いた理由は、久川凪がアイドルになることで救われたんじゃないかと思ったからなんだなあ。
凪が抱えていた苦しみについてあまり考えることはなかったけど、そこに踏み込むのに良い機会をいただいた気持ちです。
変わり者で不器用で、それを愉快に変換しながら笑顔を届けるアイドル、久川凪。
これからもプロデュース、楽しんでいきます。