作品体験実習①
Added 2023-04-30 22:53:58 +0000 UTCとうとうこの日がやってきた。
念願の美大に入学した時からわかってはいたが、いざやるとなると嫌である。
そう、今日から俺たち美大に入学した1年男子が受けるのは、伝統の作品体験実習だ。
作品体験実習とは、入学したての1年生が、作品となり、公開されることで、作品側の心情を理解し、より良い作品を作れるようになるための実習だ。
当然公開と言うことは、外部から人がやってきて見られるのだ。
しかも、GW期間のおよそ10日間、ずっとだ。
去年、オープンキャンパスでどんな感じの作品にされて公開されるかは知っているから、両親には来るなと言って、了承してもらったが、それでも弟だけは来るらしい。
そのことが憂鬱だ。
集合場所である大学で1番広い実習室に到着すると、すでに多くの1年生も集まっている。
それに、上級生もチラホラと。
彼らは主に2つのパターンに分かれる。
一つは、俺たち一年生を作品にするための製作者。
そして、もう一つが、もう一度実習に参加して作品になりたいという、「開拓者」。
開拓者というのは、この実習で行うことが特殊すぎて、やった結果で新たな性癖を拓くことがある。
だから、そういう意味で、開拓者と呼ばれている。
実習室に到着した俺は、辺りを見回して、いつも一緒にいる仲の良い友人を見つける。
挨拶をして、グダグダと開始まで雑談を開始する。
ちなみに俺も含め彼らは、実は運動部出身で、地味に体が引き締まっている。
というか、俺たちの通う男子生徒は、美大なのに、大半がそんな感じだ。
元々芸術なんてそんなに興味なかった、というか縁がなかった奴が大半で、高校の先生の勧めで、この大学のオープンキャンパスやら、このGW期間の作品展示やらを見に来たのをきっかけに、美大を志願するようになった人がほとんどだ。
一説では、その学校解放系のイベントで、俺たち全員洗脳でもされたんじゃないかと考えられている。
それくらい美大に通うのに相応しくない男子が集まっている。
ちなみに、この大学女子もいる。が、基本授業もカリキュラムも男女分かれているため、今日は来ないし、俺たちの作品姿を見に来ることはない。そこは安心だ。
「よし、本日の受講予定者は全員揃ったな。出席番号順に一列に並んで、こちら側を向け。」
入り口での受付で、全員揃ったことを確認した講師の先生が、雑にたむろしている俺たちに声をかける。
ちなみに、この人も美大の講師に相応しいとは思えない風貌だ。
まるで、若い高校の体育教師、そんな感じの見た目だ。
言われた通り、俺たちは壁際に横一列に並び、講師の方を向く。
奥に上級生の実習参加者が並び、また手伝いで来た上級生は列に参加せず、講師の先生の周りにいる。
「よし、早速全員脱いで全裸になってくれ。」
全裸かー、わかっていても嫌なものだ。
が、これも実習。そう思って、みんな黙々と指示に従う。
持ってきたリュックに着替えをしまうと、製作者側の先輩たちが、荷物の回収にやってくる。
出席番号の書いたシールをそれに貼り渡すので、後で間違って違う人の手に渡ることがない。
そして、これで着ているものがなくなった。
これで逃げることはできない。全裸で校内から出たら、逮捕だ。
全裸で同い年の男子が横一列に並ぶ。
左右に視線を送ると、俺と同じように引き締まった体と、肌色の肉体を気をつけの姿勢で余すことなく晒している。
当然、ブランとちんこも下向きに晒している。
その上、普通ならしっかりと生えているはずの陰毛はない。
この実習の実施要項で、首から下は体毛禁止があるため、皆事前に剃ってくる。
当然、脇とか脛とかも剃っている。
荷物の回収が終わると、体毛チェックの時間が始まる。
ちゃんと剃られているかの確認が上級生たちが分担して行う。
ケツの穴まで確認してくるから、恥ずかしくてしょうがない。
もしここで剃り残しを見つけられると、上級生の手で剃られてしまい、さらに恥ずかしい目に遭うことになる。
だから、俺は念入りに剃ったし、同期で1番仲良くなったやつに、金玉もケツの穴の周りも、全て晒し合い、剃り合った。
俺のところにやってきた先輩は、単純にちんこを持ち上げて、その下に毛が残っていないか調べ、脇をあげて確認し、ケツの割れ目を広げて終わりだった。
だが、左隣のやつは、剃り残しがあったようで、追加で剃られていた。
特に金玉に残っていた陰毛の処理は、必然とちんこを持ち上げる、つまり触られるため、それが刺激となり、勃起を晒す羽目になっていた。
結構立派なもので、形も綺麗な気がしたから、先輩にそうフォローされていたとはいえ、やはり男に勃起させられるのは辛いようで、涙目になっていた。
対象者全員の体毛チェックが終わると、次はくじ引きだ。
このくじ引きはとても大事な意味を持つ。
この作品体験では、全員が同じポーズで、単に横一列に並べるではつまらないという理由で、展示場所も校内でバラバラで、そのポーズも違ったものにすることで、より芸術性を高めている。
その割り振りを出席番号順にすると、不公平であるというくらい酷いポーズもある、というか、男同士絡むポーズもあるため、くじ引きで公平にその展示場所とポーズを指定することになっている。
このくじ引きで一番の当たりと言われているのが、寮の入り口で全裸で勃起しながらマッチョポーズを取りながら、向き合うという作品。
寮には見物客が少ないから、羞恥心も少ないし、ほとんど見るのは、内部の人間。
しかも、寮生同士なら、大浴場で一緒に入浴することもあるし、勃起を見られる事故もありうるため、そこまで恥ずかしくない。
ハズレの部類に入るのが、同じポーズながら、展示されるのが、校門から入ってすぐに展示されるパターン。
学校の外の通行人にも見られるため、恥ずかしいし、その作品を見て入ってくる人も多いため、1番体つきや顔や勃起が印象に残ると言われている。
他のハズレとしては、やはり男同士絡むもの。
この実習室が1番メインの展示会場であり、ここに展示されるのは、全て男同士で絡まされる。
いわゆる48手を全て再現して展示されるし、掘られる側も生まれる。
さらに、フェラチオしている姿や兜合わせしている姿の作品も展示されることになっている。
そして、何よりハズレなのが、3Pしている姿や5Pしている姿の作品である。
3Pは、真ん中に四つん這いの男子がいて、口とアナルを犯されている作品。
5Pは、仰向けの男子のケツを掘り、頭には左右一本ずつちんこが来て舐める。そして、5人目が仰向け男子のちんこの上に跨って騎乗位をするという作品だ。
いずれも真ん中は最悪だし、男同士のそんな行為に参加していること自体が人生の汚点になるだろう。
だから、自分がどの作品になるかを決めるこのくじ引きは大事な意味を持つ。
クジの箱を持った先生が順番に男子生徒の前に行き、箱を差し出す。
順番に全裸の学生がそこに手を突っ込んで、一人一つクジを取り出す。
まだ中を見てはいけない。
見るのは、全員が引いた後だ。
さて、俺も一枚クジを引いた。
俺の運命は・・・