XaiJu
さとる
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石化教室

「それでは授業を始める。教科書132ページを開いて。」


とうとうこの授業が始まった。

毎年恒例の伝統のやつだ。

これで俺たちみたいな、3年の夏まで部活に時間を捧げ、全然勉強をして来なかった男子の人生が決まると言っても過言ではない。

いや、進路という意味だけではなく、本当に色々な意味で人生が決まってしまう。

この授業は、秋頃からその年の年末までに合計3回行われる。

そのうちの一回でも、授業を受ける男子のうちの誰か一人が脱落せずに残ってれば終了となる。

そして、授業に参加した生徒全員に、その場で偏差値15分の頭脳が与えられるという。

実際、英語で主語と動詞すら理解していなかった先輩が、この授業を完了すると、センター試験の英語で、いきなり150点以上取れるようになったという逸話すらある。

だから、高校3年間を野球に費やして、ほとんど勉強していない、そのくせ、家庭の事情で国立大学しか進学できないなんていう縛りがある俺は、なんとしても、この授業を受け切りたいのだ。

ではなぜ、授業で脱落するなんて起こりうるのか。

それは、授業を受ける際に、徐々にムラムラする呪いが全員にかけられ、それが一定を超えると、ちんこに触らなくても、勝手に射精、しかも、なぜか石化してしまうからである。そして、石化したら、授業から脱落になるのだ。

俺たちのムラムラ状態は、常にそれぞれの机の上に数値として表示され、時間が経つにつれて、徐々に増加する。

それが1000を超えたら、何もしなくても射精、石化となる。

しかも数値が1000になる時に座っていると、射精の直前に、着ているものが全て弾け飛び、全身の力が抜けて、椅子の背もたれにもたれかかり、両腕をダランと下に垂らした姿勢になり、勃起したちんこがしっかりと丸見えになった状態で石化するという恥ずかしさがある。

さらに授業を受ける男子が全滅した場合、それぞれの開催の度にペナルティがある。

1回目は文化祭前日に開催され、全滅した場合は、そのまま石像がいる教室が一般公開。

2回目は市の祭り会場に移動されて公開、そして3回目はクリスマスイブに行われ、飾りつけられて商店街に展示という羞恥地獄になる。

ただ、平均的なムラムラの数値の上昇ペースは大体1分間に5程度であり、ほとんど問題ない。

では、なぜ全滅が心配になるかというと、授業に集中していなかったり、妨害と捉えられるようなことをすると、このムラムラの数値を加算されるし、先生から当てられた時にちゃんと答えられなかったりしても加算される。

ただ反対に、先生から当てられた場合に、ちゃんと答えれば減らしてくれるから、そういう意味では、こちらは問題ない。

だから、俺たちはとにかく必死に授業に集中しなければならない。

とは言っても、この授業の担当の先生が強敵だ。

校内で最も退屈でつまらないと言われている英語教師、子守唄の村田が担当している。

ボソボソと延々と同じリズムで話す先生の声は、はっきり言って子守唄だ。


開始して1分、いきなり眠気が襲ってくる。

すると、お尻の穴の奥から体を突き上げる快感がやってくる。授業に集中していないと見做されたのだ。

思わずちんこが反応しかける快感で、机のムラムラの数値が一気に50も加算される。

やばい。こんなペースで加算されたら、石像になって逝く瞬間のちんこが公開されてしまう。

必死で腕をつねりながら眠気との戦いが始まった。

5分、10分と眠気が増す。その度にお尻の奥、おそらく前立腺と思われる部分が突き上げられる部分が押し上げられる。

みんなも苦戦しているようで、時折この前立腺を刺激する快感で微かな喘ぎ声を出す。

この声も妨害と捉えられたら、一気にムラムラが加速する。一気に100も加算されると先輩から聞いている。

やばい。今度は欠伸が出そうだ。欠伸をしたら、一気に500ポイントも加算されてしまう。

1000ポイントで射精・石化であるため、欠伸2回でアウトだ。

集中していないと思われてもいいから、必死で腕をツネって対抗する。

授業開始から15分が過ぎた。まだまだ50分には程遠い。


「吉田。欠伸をするほど余裕なら、この文の英訳を教えて。」


村田先生が、廊下側に座る生徒を指名した。

欠伸をしていたということは、もしかしたらこの質問にちゃんと答えられなければ、吉田は最初の石像になってしまうかもしれない。

実際、指名されて立ち上がった吉田のズボンは、大きなテントを張っている。

噂によると、ムラムラ値が500を超えると常に勃起状態になるという。

しかも、勃起すると、ムラムラの数値が溜まるペースが早まり、チンポジを直すためだけでもちんこを触ると、一気にその数値が上がってしまうと言う。


「あ、はい、えっと、、、」

「遅いな。違う生徒を指名するか・・・」

「え、ちょっと、先生それだけは、やだ、勃起が、逝きそう、気持ちいい、あ、ヤダ、許して、ハアン」


大きな声で喘いだ吉田は、その服が弾け飛び、立ったまま射精した。

机の上を大量の精子で汚し、石化する。

テニス部らしく発達した腕、普段のトレーニングで鍛えたであろう体幹や腹筋が白い石像に変わり、綺麗に映える。

表情は快感に浸る、いわゆる逝き顔、その下には上向きに立派にするちんこがそそり立つ。

竿も長く、先端のカリがよく張った石像だ。

自分の未来の姿かもしれないと思い、吉田だったモノを凝視してしまった結果、俺の前立腺が刺激される。

うっかりと声が出そうになったがなんとか堪えた。

そして、机の上の自分のムラムラの数値を見ると、もう520、まだ15分くらいしか経っていないのにだ。

そして、自分のちんこが勃起していることに気が付く。


「よし、沢村。吉田の代わりに訳してくれ。」


その時、ちょうど指名された。

だが俺にはこれがある。

医学部志望の友人殿から頂いたカンペがあるので、それを読めば完璧だ。

だから大丈夫なのである。

立ち上がり。しっかりと友人殿から頂いたカンペを読み上げると、賞賛の言葉を貰い、着席する。

そして、ムラムラの数値がなんと200も下がり、325に改善する。結果、勃起も治ったのだ。

さらに良い事に、この一連の流れで俺の眠気は去った。

改めて授業に集中し、これ以上の過剰な上昇がない事を祈りつつ、授業を聞く。

しかし、俺はよくなっても、他の男子は限界が来ているものが多いようだ。

徐々に、逝くと言う声と共に、射精し、石化していく。

俺の前に座る男子が25分くらいで、右隣が27分くらい、左隣が34分くらいで石化する。

自分の見えるところで石化すると、やはり自分もこうなるのではと怖くなる。

さらに、その恐怖心に対して、授業に集中していないと、見做されてしまうため、俺のムラムラの数値は、35分経過現在、700を超えてしまったのだ。

今度は勃起を続けるちんこが強敵だ。

やっぱし触りたくなる。

触れば、一気にムラムラの数値が増えるし、かと言って放置しても集中できない。

そのせいで、45分になり、900を超えてしまったのだ。

さらに悪いことに、すでに石像になっていない男子は俺も入れて残り5人。ギリギリだ。

気持ちに焦りが出た時、また俺が指名された。

残りの生徒が減ったため、指名される頻度も上昇しているのだ。


「・・・・の和訳を沢村、頼むよ。」

「はい、産業革命の結果、(やべ、逝く)あ、えっと、産業革命でエネルギー革新が一気に進み、さまざまな分野の技術が、新時代と進んだ。です。」


ちょうど俺がカンペを読み出したとき、後ろの方にいる生徒が石像になってしまったようだ。

だが、カンペのおかげで無事に先生から当てられた内容を答えられ、立ったまま安心した。だが、


「ん?沢村、それは次の文の和訳じゃないか?ちゃんと授業聞いているのか?」

「へ?あ、やば、」


なんと、後ろの声に同様した俺は、読むべきカンペを一行間違えてしまったのだ。

そして、結果、俺のムラムラの数値が1000を超え、ちんこに電撃が走り出す。

力が入らなくなるが、そのまま立った姿勢のままに両腕をダランと垂らす。

そして、制服が弾け飛び、全裸になると、亀頭から今まで感じたことのない快感が放出される。


「ハァン、気持ちいい、やば、ずっと勃起してた分、すごイイイィィィ」


情けない喘ぎ声と共に、射精した俺。

一回、二回と射精の快感でピクピク体を動かすも、三回目はなかった。

二回目が終わった瞬間、俺の体は動かなくなる。

立ったまま手も足も口も瞼も、一切動かなくなる。

石化したのだ。

自分の視界に、俺が吐き出した精液で白く汚れた教科書や筆記用具が見えるのが恥ずかしい。その量がまた羞恥心を強くする。

そして、俺たちのライフはあと3人。

彼らが全滅すれば、俺たちはこの姿のまま高校最後の文化祭を迎えるのだ。展示品として。

あと、5分。

なぜか指名攻撃を増やす村田。

後がないことに焦ったのか、すぐに二人が立ったまま石像になる。

そして、最後の一人となった。

49分。

あと一分。最後の一人、松田が生存すれば、石像として、逝き顔で逝った瞬間のちんこが展示されることは回避できる。


「よし、松田。ちょうどいい、このページの最後の文章を読んでくれ。」

「はい、The industrial revolution was also a cultural revolution. です。」

「そう、これで続きは次のページで授業は終了と言いたいところだが、松田、残念だが、発音がよくない。」

「え、それって、嘘、、、やだ、やだ、やだ、あ、いい、逝く、みんな、ごめん・・・」


盛大に射精した松田が石像になる。


「ん?生徒がいなくなったか。しょうがない、授業は完了しなかったと言うことで、私は職員室に戻るとしよう。」


そのまま荷物を持って教室を後にした村田。

ただそこには、授業に参加した元男子高校生の石像40体が音もなく残る。

そう、これで俺の高校最後の文化祭が、展示品として無言で参加することが決まった。

そして、やってくる来客、女生徒、同級生や後輩に、全裸の肉体に、逝き顔で逝く瞬間のちんこという恥ずかしさしかない姿を見られるという未来が確定したのだ。


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