XaiJu
さとる
さとる

fanbox


敗北した勇者は黄金に光輝く

「みんな、もうダメだ。これを持って逃げろ。みんなの逃げる時間くらい稼いでやる。」


私に挑んできた勇者が、その証である聖剣をパーティーに投げ渡した。

私との圧倒的な格の違い。勝てないと悟り、仲間の命と新たな勇者を生み出すために必要な聖剣を守る為に自分の命を捨てる覚悟を決めた勇者。見事と認めよう。

そんな勇者は、予備の剣を取り出し、私に剣を向ける。

悔しそうな表情をしてこの場をあとにする仲間を見送り、覚悟を決めたような表情で呪文を唱え始めた。

決死の攻撃。それで私の足止めを行い、仲間を逃がすつもりだろう。

私の趣味のために彼らは見逃し、勇者の捨て身に少し付き合ってやることにする。

私にはダメージを与えることができないが、徐々にダメージが入る勇者の鎧。なかなかかっこいいと思う。

異世界から召喚された勇者は、元の世界のフィクションのようにカッコよく戦いたいのだろう。

さて、もうそろそろ終わりにしようか。

息も切れ切れになりながら、まだ私に刃を向ける勇者に手を向けて、呪文を唱える。


「わっ」


私の魔法の波動は、まずは彼の壊れかけの装備を全て壊し、次にその身を固める。

そしてそこには、腕を前にして、まるで正中の構えで何かを握った状態で、真っ直ぐ前を見据えた何も身に付けていない全裸の勇者の黄金の像が残っていた。


「なかなか綺麗な、勇ましい像になったな。勇者に相応しい。」


この世界に召喚された時からなのか、それともこの世界での冒険での成果なのか、腹筋も割れ、全身綺麗な肉付きをしている。黄金になったために、筋肉がよく映えている。

顔は幼い童顔ではあるが、召喚されるのは皆齢17。つまり17歳の男子なのだ。

そして、下腹部には勇者として相応しい勇敢なものが付いている。

この世界の文化で、陰毛は無い方が良いと言う関係で、無毛のちんこ。しかし、ぶら下がっているものは、太く長い。戦闘中だ。萎えて下向きであるが、亀頭は半分ほど見えている。勇者だから、性欲を発散することが難しかったのだろう。かなり大きな睾丸が左右にぶら下がっている。しかし、黄金に輝くのは、美しい。

黄金像の表情を見ていると、あることに気づいた。


「ん?なんだ、泣いているのか?死を恐れているようには見えなかったが・・・。私の魔法の波動で死を感じたか。涙まで黄金に固まっているのは、また美しい。それに、さっきまで戦闘していたからだな。汗臭さが雄を感じさせて素晴らしい像だ。

さて、もうそろそろ移動させるか。」


私は、魔法でたった今できた勇者の黄金像を浮遊させ、移動させ始めた。

コレクションルームまで行くと、そこには歴代勇者の黄金像が飾られている。


「さて、どこに飾ろうか。なかなかいい像だから、いい場所にしてやらねば。」


歴代のコレクションを見る。

命乞いを始めて興醒めさせたが故に、右手と左足を欠損し、脇腹を抉られた状態の勇者の黄金像。

なんでもするから助けてくれと惨めさを感じさせるほど土下座をかましてきたから、冗談混じりにオナニーを命じたら、本当にしてしまったオナニー中の勇者の黄金像。

そして、今回の彼と同じように最後まで勇敢に戦った勇者の黄金像など。

それらを見ながら、今回の勇者の置き場所を決める。


「しかし、この世界の人間もいい加減気づけばいいものを。私がわざと聖剣を返していると言うことに。

聖剣を返せば、召喚魔法を行い、異世界の若い男子が勇者として召喚される。それをコレクションにして、また聖剣を返す。

ただの私の悪ふざけだというのに。

ん?早いな今回は、もう召喚を行ったのか。そうか、魔導士を生かしたままだったな。魔法で召喚の街に飛び、早速行ったのか。

次はどんな勇者が来るのかな?そして、どんな黄金像になるのか?今から興奮して来てしまう。」


胸を高鳴らせながら、私は私の性欲を発散する。吐き出される白い液体は、新たにコレクションに加わった黄金の勇者に全てぶっかけてやったのだ。


More Creators