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あいまり
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【有料限定公開】甘美な媚毒に侵されて 前編 anotherストーリー

 街外れにある、廃ビルの一室。  当然電気など点くはずも無く、くすんだ窓ガラスから差し込む月光だけが室内を淡く照らしていた。  このビルは閉鎖されてからまだそこまで時間は経っていないようで、机や棚等の家具は散乱しているが埃等はあまり無く、廃ビルにしては比較的清潔な部類であると言える。  そんなビルの一室にて、壁際に放置されたソファに腰を下ろして佇む一人の女がいた。  黒く艶やかな長髪に、毒々しい紫色をした切れ長の目。  唇には瞳の色に負けないくらい毒々しい紫のルージュを塗っており、窓から差し込む月光を反射して怪しく光っていた。  彼女は薄手の黒いノースリーブワンピースを身に付けており、雪のように白い肌を惜しげもなく晒していた。  薄暗い室内で佇んでいた彼女は、廃ビル内に響き渡る何者かの足音を聴きつけ、紫の唇で弧を描くように冷たい笑みを浮かべた。 「……来たようね」  そんな呟きに呼応するかのように、古びた鉄の扉がギィ、と音を立ててゆっくりと開き……──寝間着姿の女、桃井サクラが入って来た。  女の目や唇と同じ紫に染まった瞳は虚ろに濁り、半開きになった口からは一筋の涎が垂れている。  完全に脱力し切った両腕は重力に従ってダランと垂れ下がり、彼女の動きに合わせてユラユラと揺れる。  突然部屋に入って来たサクラを見て、彼女をこの部屋に呼び寄せた張本人──デモーニオンの女幹部、スコルピオーネはニヤリと冷たい笑みを浮かべた。 「フフッ……どうやら、私の毒はよく効いているみたいね。さぁ、そんな所でボサッとしていないで、こっちに来なさい?」 「はい……かしこまり、ました……」  軽く手招きをしながら言う敵幹部の言葉に、サクラは抑揚のない声で答えながら、まるで糸で引っ張られるように覚束ない足取りで向かう。  変身ヒロインとして自分の前に立ちはだかる普段の姿からは想像も出来ないような従順な態度に、スコルピオーネは口元に手を当ててクスクスと楽しそうな笑みを零す。  しかし、二人の距離が一メートルに差し掛かる頃、サクラは突然「うッ……」と小さく声を漏らして頭を押さえた。 「……?」 「ッ……ぁ、れ……? 私、何を……?」  不思議に思うスコルピオーネに対し、サクラは頭を押さえたまま掠れた声を漏らしつつ、顔を上げてキョロキョロと辺りを見渡す。  虚ろに濁っていた筈の瞳には自我の光が灯り、スコルピオーネと同じ紫色から元の黒色に戻っていた。  ──……まさか、毒が切れた?  予想だにしなかった状況に、スコルピオーネはガタンッと音を立てて古びたソファから立ち上がった。  月光のみで照らされる薄暗い室内に響き渡る物音に、サクラはビクッと肩を震わせながらも、音がした方に視線を向ける。  そして、その場に立っている見知らぬ女の姿を見て、訝しむようにその目を細めた。 「えっと……すみません、どなたですか? 私、気付いたらここにいて……これって一体、どういう状況で……」 「……まさか、こんな所で意識を取り戻すとは……毒が足りなかったか、流石はウォーリアーズ、と言ったところかしら?」  サクラの言葉を聞いていたのか否か、スコルピオーネは独り言のように呟きながら自分の顎に手を当てる。  一瞬、彼女の言っていることが理解できず首を傾げるサクラだったが、その声の主に一人覚えがあることに気付いてその目を見開いた。 「お前、まさかッ……スコルピオーネかッ!?」 「あら……バレちゃったみたいね」  驚くサクラに対し、正体がバレた当の本人はほとんど動揺を見せることは無く、あくまで小さく笑みを浮かべたまま佇んでいる。  そんな彼女の言葉に、サクラは動転しながらもすぐさま続けた。 「どうして人間の姿をッ……いや、それよりも、この状況は一体何ッ!? 私に何をしたのッ!?」 「ちょっと、一度にそんな大量に質問されても答えられないわよ」 「ッ、じゃあッ……!」 「まぁ、仮に一つずつ丁寧に質問されたとしても、素直に答えるつもりなんて無いんだけどね」  クスクスと馬鹿にするように笑いながら言うスコルピオーネの言葉に、サクラは込み上げる怒りを押し殺すようにギリッと強く歯ぎしりをし、すぐさま手首に装着したウォーリアーブレスを構えた。 「だったら、戦ってでも聞き出すまでよッ! 変し──」 「はい、ちょっと失礼」  声を張り上げて変身しようとしたサクラは、余裕の笑みを崩さぬまま突然接近してきたスコルピオーネに驚き、ギョッとした表情を浮かべて口を噤んだ。  スコルピオーネはそれを見てクスリと小さく微笑むと、驚愕の表情を浮かべるサクラの頬に手を添え──「んむぅッ!?」──唇を奪った。 「んんんッ!? んむぅッ! んぅぅぅッ!」  サクラはくぐもった声を上げながらも、彼女の体を何とか突き放そうと必死に両手に力を込める。  しかし、変身する為にウォーリアーブレスを構えていた両腕は密着したスコルピオーネの体によって不自然に曲がった状態で固定され、上手く力を込めることが出来ない。  それでも必死に腕に力を込めようと唸る彼女の姿に、スコルピオーネはどこか楽しむようにその目を細めると、重ねていた唇を僅かに離した。  ──今だッ……!  一瞬唇が離れたその瞬間を好機と見たサクラは、とにかく奴の手を離れて距離を取るべきだと考え、息を深く吸って体に力を込めた。  刹那、それ以上に強く抱き締められてまたもや唇を奪われる。 「んむッ……!?」  ──しまった……ッ!  再度唇を奪われ、サクラは悔し気に眉を顰める。  息を吸う為に僅かに緩んでいた口はスコルピオーネの口によって蓋をされ、拒絶の意を示すように咄嗟に閉じようとした唇の間を縫って、奴の舌が入ってきた。 「んんむぅッ!? んんんぅぅぅッ!?」  突然ぬめっとした柔らかい物体が口内に侵入してくる感覚と、口内に広がる強烈な甘味に、サクラは咄嗟にその身を固く強張らせながらくぐもった声を漏らした。  しかし、スコルピオーネはそんな彼女の頭を絶対に逃がさないと云わんばかりにガッチリと掴み、さらに舌を押し込んで歯の表裏や歯茎を舐めて舌を絡め取る。 「んむぅぅッ……! んんむッ……ぷはッ、やめッ……んむッ……!」  息継ぎの為に口が離れた一瞬の隙をついて何とか抗議の声を上げようとするも、結局すぐさま唇を塞がれ、舌を絡め取られ口内を貪られる。  酸欠によるものか、それとも口内に広がる甘ったるい劇物によるものか。  深い接吻を交わす内に、まるで脳の芯が痺れているかのような感覚に襲われ、思考が上手く働かなくなる。  ──ヤバ、これ……堕ちる……ッ!  気が遠くなるにつれて体も言うことを聞かなくなり、スコルピオーネの体を突き返そうとしていた両腕からは次第に力が抜け、ついには重力に従ってダランと垂れ下がってしまう。  しかし、それでもスコルピオーネは接吻を止めない。  相変わらず体と頭部をしっかりホールドしたまま、ぐちゅぐちゅと淫靡な水音を立ててサクラの口内を貪り、人を狂わせる甘ったるい唾液を流し込んでいく。  それにサクラは全身を脱力させ、たまにビクビクと僅かに肩を震わせながらその接吻を受け入れる。 「んんぅッ……ぷはぁッ、こんなものかしら……っと」  スコルピオーネは、彼女が快楽に打ち震えるだけの人形に成り果てたのを確認するとようやく唇を離し、その拍子に崩れ落ちそうになった体を両手で支えた。  虚空を見つめたまま口の端から涎を垂らし、ビクビクと体を小刻みに痙攣させながら脱力するサクラの顔を覗き込み、彼女は続けた。 「あらあら……大丈夫? 少しやり過ぎちゃったかしら?」 「……──……」  心にも思っていないような心配の言葉に、サクラは微かに唇を震わせた。  それを見たスコルピオーネは小さく首を傾げ、何を言っているのかよく聞き取ろうと耳を澄ます。  酸欠と快楽で呼吸が荒くなり呂律も回らない中、サクラは何とか口を開いた。 「……わた、しに……な……にを……した、の……?」  ──まさか、まだ堕ちていないとは。  それが、彼女の言葉を聞いて最初に抱いた感想だった。  もう抵抗する力など残されていないだろうに、それでも尚ギリギリの所で自我を保ち、自分に起こった現象を理解しようとしている。  流石はこれまで自分達を苦しめてきた戦隊の一人だと、彼女は内心で素直に称賛した。 「まさか、ここまでやっても自我を保てるなんて、想像以上の精神力ね」 「……ちが……そんな、こと……ききた……」 「だから、特別に私の能力を教えてあげる。私の能力は毒の生成。体内で好きな効果の毒を生成して、体外に排出するの。怪人の姿の時は尻尾の針で相手の体に注入するんだけど、今みたいな人間の姿の時は……」  彼女はそこまで言うと大きく口を開き、口腔内を見せつけた。  すると、先程散々飲まされた唾液と同じ甘ったるい匂いが漂い、サクラは一瞬気を失いそうになった。  しかし、それでも何とかギリギリの所で意識を保ちつつ目を凝らすと、口腔内にある唾液が桃色に濁っていることに気付いた。 「……こ、れ……」 「こんな風に、毒を体液に混入させて排出することが出来るのよ? 後は……」  彼女はそう言うと冷たい笑みを浮かべ、紫の瞳を怪しく光らせた。  すると彼女の尾骨の辺りが膨隆し、怪人の時のようなサソリの尻尾が生えた。  しかし、完全に怪人の姿になっている時に比べるとその尻尾は細く、尻尾を形成する幾つもの連なった球体は一つ一つがゴルフボール程度の大きさしか無かった。  先端が針のように鋭いソレをサクラの目前に差し出しつつ、彼女は笑みを崩さぬまま続けた。 「こうして体の一部を変化させて、怪人の時の尻尾を再現することも出来るってワケ。とは言え、流石に怪人の時に比べると細いし、戦闘で使うのは難しいんだけどねぇ」  彼女の言う通り、目の前で揺れる尻尾の球体や針の硬度は怪人の時とほとんど遜色ないように見えるが、その太さは怪人の時に比べてあまりにも細い。  ウォーリアーズに変身している状態での攻撃を受ければ、あっさり引きちぎれてしまいそうだ。  快楽で体に力が入らず、思考すらままならない中で、サクラはどこか他人事のようにそんなことを考えた。  スコルピオーネはそれを見て笑みを浮かべると、サクラの履いているズボンとショーツに手を掛け、ゆっくりと下ろしていく。  ショーツは先程の接吻による愛液でぐっしょりと濡れており、ズボンと共に下ろされたことで糸を引く。  膝の少し上辺りでズボンとショーツを止めると、スコルピオーネは自身の尻尾をサクラの太腿に艶めかしく絡ませ……──「……はぐぅッ!?」──本来は排泄を目的とする尻の穴に、細い尻尾をめり込ませた。 「ひぐッ!? あがッ!? なッ、にがぁッ!?」 「昼間貴方に注入した毒は対象の思考や感情を奪い、毒を作った相手を主として認識させて、対象を主の命令に従う傀儡に作り替える効果があったのよ。ただ、戦闘中だったことと邪魔が入ったのもあって、大した量を与えることが出来なかったのよね」  尻に感じる異様な異物感に声を振り絞るサクラに対し、スコルピオーネは自身の作った毒の効果を淡々と語りながら、グチュグチュと水音を立てて彼女の尻の穴を尻尾でほじくる。  尻尾を形成する球体が一つ、また一つとサクラの体内に消えていくのを眺めながら、彼女は続けた。 「あの量でも、言うことを聞かせる程度なら余裕だと思っていたんだけど……まさか、途中で目を覚ますなんて思わなかったわ。流石はウォーリアーズ、と言ったところかしら」 「いぎぃッ!? あ゛ッ!? ぞごッ、だめッ……んぎぃぃぃぃッ!? あぐぁぁあああッ!?」 「だから、まずは唾液に毒を混入させて飲ませてみたんだけど、足りなかったみたいねぇ。常人なら正気を失ってもおかしくない量だって言うのに……いやはや、素晴らしい正義感ですこと」 「あぎぁッ!? まッ、もッ、むりッ……むりぃぃぃッ!」 「こうして針で注入する方が、口から飲ませるよりも効果が強いみたいなんだけど……ホラ、人間ってお尻に注射するのが一番効果あるって言うじゃない? だから、こうしてお尻の穴に直接注射してあげようって思ったって、わ、け」  両目を大きく見開き、喉の奥から振り絞ったかのような悲鳴にも近い喘ぎ声を上げるサクラの声が聴こえているのか否か、スコルピオーネは冷静な態度で淡々と語りつつ尻尾を動かしていく。  彼女はやがて「こんなところかしら……」と小さく呟くと、尻尾の先端部分に力を込めて針を動かす。  しかし散々アナルを穿られて弄ばれたサクラにその声を理解する余裕など無く、尻尾の動きが止まったことで、ようやくこの地獄が終わるのかと微かに安堵の表情を浮かべた。  その顔を見たスコルピオーネは冷たい微笑を浮かべ、彼女の直腸内に毒針を突き刺した。 「ひぎッ……!?」 「あら、痛かった? 大丈夫。すぐに恐怖も痛みも分からなくなるからねぇ♪」  下腹部に感じた痛みにサクラは思わず声を上げたが、スコルピオーネは彼女の頭を撫でながらまるで赤ん坊をあやすような口調で語り掛け、毒の注入を開始する。  ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ。  何か熱い液体が、スコルピオーネの尻尾という細い管を通して、サクラの体内へと注入されていく。  今までの前戯ですっかり疲弊していた彼女は、自我を作り替える毒を前にあっさりと意識を失い、白目を剥いたままスコルピオーネの体にしなだれかかった。  スコルピオーネは自身の体に凭れ掛かるサクラの頭を優しく撫でつけながら、毒の注入を続けた。  絶対に、もう二度と自我を取り戻さないよう……彼女の身も心も、魂すらも侵して染め上げられるよう。  常人であれば、正気を失うどころか致死量に達しかねない程の大量の毒を、流し込んでいく。  血液も細胞も壊し、文字通り存在そのものをスコルピオーネの傀儡として相応しいものに作り替える毒を打たれて拒否反応を示しているのか、サクラは気を失ったままビクビクと微かに体を痙攣させる。  しかし、しばらく毒を注入される内にその震えは少しずつ小さくなり……やがて、彼女の体はグッタリと完全に脱力しきった。 「……もう、十分かしら?」  それを見て、スコルピオーネは小さくそう呟くと、ズポォッ! と音を立てて勢いよく尻尾を引き抜いた。  ずっと掘られていた尻の穴は尻尾と同じくらいの太さに広がり、突然挿入物が無くなったことで、どこか物足りなさそうにヒクヒクと震える。  しかし、気を失ったままのサクラがそれに反応することは無く、相変わらず脱力したままスコルピオーネにしなだれかかっていた。 「ホラ、いつまでもそうしてないで……さっさと起きなさい」  しかし、スコルピオーネにそう命令された瞬間、サクラはハッとその目を見開いた。  彼女はスコルピオーネの体に凭れ掛かっている現状に気付くと、すぐさまガバッと体を起こして距離を取り、その場で素早く膝を畳んで土下座をした。 「もッ、申し訳ございませんッ! 傀儡の分際で、ご主人様の手を煩わせてしまい……どのような罰でも喜んでお受けしますから! どうか、お許しを……ッ!」  下ろされたズボンやショーツを履き直すことも無く、愛液を垂れ流す秘部やヒクヒクと淫靡に震える肛門を露わにしたまま土下座をするサクラの姿に、スコルピオーネは楽しそうに笑った。  彼女はゆっくりと後ずさると古びたソファの上に腰を下ろし、足を組みながら口を開いた。 「それじゃあ……自分が何者なのか、教えてくれる?」 「ッ……! はいッ!」  静かな声で放たれた命令に、サクラははきはきとした声で答えると同時に立ち上がり、下ろされていたズボンとショーツを直す。  彼女はすぐにその場で気を付けの姿勢を取り、敬礼をしながら続けた。 「私、桃井サクラは、主であるスコルピオーネ様に身も心も捧げ、スコルピオーネ様の命令には絶対服従の傀儡です。貴方様の手足となりお役に立つことだけが、道具である私の生きがいであり幸福です。どのような命令でも必ず遂行してみせますので、何なりとご命令ください」  ずっと喘ぎ続けて喉が嗄れたのか、僅かに掠れた声で彼女は言う。  その言葉に、スコルピオーネは口元に手を当ててクスクスと楽しそうに笑うと、軽く顎を上げて見下すような姿勢を取って続けた。 「ちゃんと答えられて良い子ね。これからの活躍に期待しているわ、サクラ」 「ッ……♡ はい♡ ご主人様の期待に応えられるよう、精一杯尽力させて頂きますっ♡」  主に笑みを向けられながら名前を呼ばれ、サクラはその顔を法悦に蕩けさせながら甘い声でそう答えた。

Comments

キスの描写がすごくえっちでGoodです。百合えっち作品はキスが命だと思ってるので、描写に力を入れていただいて嬉しいです!

ナナつばき@支援復帰


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