こんにちは、ほしです。
支援者様限定になりますが、今後は制作した3Dデータを随時こちらで配布していく予定です。
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この記事では、そのデータを使った漫画背景の作例紹介をしてみたいと思います。
クリップスタジオに公式で収録されている素材でも同じことができますので、参考になれば幸いです。
短時間でこのような背景を作る際は、3Dを補助として使うと役立ちます。
ふだん私が漫画アシスタントをする際、どのような手順で3Dを使っているのかご紹介します。
クリップスタジオでの3D操作にはオブジェクトツールを使うのですが、ツール詳細から、
【透明箇所の操作→ドラッグによるオブジェクト操作→3Dレイヤーの操作】
と進んでいただき、ここのチェックを外しておくことをお勧めします。
(チェックが入っていると、画面をドラッグするだけでカメラが動き、パースがその都度変わってしまうので面倒です)
まずはアタリをとります。
こんな感じです。
かなりざっくりですが、ここに机がくるぞ、というのがわかる程度のものです。
次にパース定規を作成します。
レイヤー→定規・コマ枠→パース定規の作成を選び、3点透視を選択して作成します。
アタリにパース線を合わせます。
机を見下ろしている感じなので、目線(アイレベル)は上のほうにあります。
こんな感じです。
定規を作成したレイヤーを選択した状態で…
配布している「Desk」「Chair」のFBXデータを、フォルダから直接キャンバスの上にドラッグ&ドロップします。
(クリスタに最初から入っている机や椅子の3Dデータも同様に使えます)
するとこんな感じで、作ったパース定規に合わせて3Dデータが読み込まれます。
位置はずれていますしサイズも小さいですが、調整できるので大丈夫です。
オブジェクトの上に出ているアイコンのうち、一番左にあるカメラアイコンには必要がなければ触らないようにしましょう。
触るとカメラ視点が回転してしまい、全体のパースが変わってしまいます。
箱のアイコンであれば、どんなにいじっても構図に影響はないのでやり直しがききます。
ちなみにパース定規を作成せずに3Dデータを読み込むとこのようになります
この状態からアタリに合わせていく方法もありますが、カメラを動かしたりパースの数値をいじるのは結構大変なので、先にパース定規を作っておくやり方をお勧めします。
オブジェクトツールで机や椅子を選択すると、上下左右の矢印とそれを囲う輪が出てきます。これでオブジェクトを制御します。
内側の矢印で移動、輪で回転です。
このうち一番外側にあるトゲのついた輪をドラッグすると、オブジェクトを拡大縮小できます。
輪をドラッグして回転させるのも良いですが、数値できっちり90度刻みにすると、パース定規で引く線とズレないので良いです。
こんな感じで、アタリの線と合わせられました。
オブジェクトツールでShiftキーを押しながらクリックすると、複数のオブジェクトを選択することができます。(薄い赤色の表示になる)
その状態でクリスタ上部の編集タブから、
【コピー→貼り付け】
を行うと、選択していた机と椅子が複製されます。
(ショートカットキーで行うと、なぜか上手くいかない場合があります)
完全に重なった位置に複製されるので見た目ではわかりませんが、矢印をドラッグして位置を動かすと複製されていることが確認できます。
コピー→貼り付け→オブジェクトの位置をずらす、を繰り返します。
並べた机と椅子のレイヤーを素材ウィンドウにドラッグ&ドロップすると、その配置情報をまるごと登録することができます。
漫画で何度も出てくる場面や、毎回複製して並べるのが面倒な家具などは、このように登録しておくと便利です。
3Dレイヤーを下書きにして上からペン入れしていくのもアナログ感が出ていいと思います。
が、せっかくなのでここでは線画抽出を行って作業を簡略化してみます。
3Dレイヤーを右クリックすると、レイヤーのLT変換という項目が確認できます。
すると3Dを線画とトーンに変換するための設定ウィンドウが開きます。
プレビューにチェックを入れて確認します。
私はいつもこの設定にしていますが、ベクターレイヤーとして変換することもできたり、トーン処理を加えることもできたり、色々いじってみると雰囲気が変わるので面白いと思います。
線画抽出を行うと、
線画とその中をホワイトでマスクしたレイヤーが新しく生成されます。
線画抽出だけではどうしてものっぺりした感じになってしまうので、ここから手を加えていきます。
まず、3Dレイヤーにある定規を、Altを押下しながら線画抽出で生成されたフォルダーにドラッグ&ドロップします。
これでパース定規がコピーされます。
あとはパース定規を使って線を加えていきます。
下地レイヤーの下にレイヤー置くことで、机に線がかからない状態で床線を描くことができます。
意識しているのは、
・なるべく均一な線にならないようにする
・手前ほど太く、遠くほど細い線にする
という感じです。
ちなみになのですが、この机と椅子は実際の形に近づけて作ったため、足が地面と垂直になっていません。
そこだけはパース定規で引く線とズレてしまうので、直線ツールで強弱をつけています。(机や椅子を細かく回転させた場合も同様です)
最後にトーンを添えます。
床線などを少し足して、完成です!
以上、クリスタでの3Dの使い方と背景作画の紹介でした。
教室・会議室など、同じものがたくさん並ぶシーンなどで特に役立つと思います。
この方法は漫画に限らずイラストにも使えますので、ご興味ありましたら試していただけたら嬉しいです。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!