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『脱法TS』全経緯と未公開構成案 前編

販売から1週間(執筆開始時)が経ち、少しずつ振り返る余裕が出てきた。

早速次回作に取りかかろうとしたが、思った以上に放心していて何も手につかず、自分でも驚いた。


忘れてしまっていることも多く、このままだと流れてしまいそうだったので、ここで一度立ち止まり、今作がどうできていったのかを掘り返してみることにした。


「もう少し時間が経ってから振り返る方が良いのでは」とも考えたが、

逆に今だからこそ、制作中の迷い・判断・崩れかけた構成などもまだ鮮明に思い出せる感覚があり、

熱が冷めすぎる前に残しておく方が、今後の自分にも活きると判断した。


と言うわけで主に自分用なのですが、

皆様にとっても楽しんでいただけるような部分があれば嬉しいです。



【原案】最初期のアイデア

(2023/02)

構想はいつから練っていたか定かではないが、データとして存在するのはここから。制作期間長くないか…?道理で放心もするわけだ(?)


▼触診

▼洗浄・回収


この時のメモを見ると医者の触診から始まっていた。

読み返したら、測定のために乳首を立たせ続けないといけないと言われ、チクニーするシーンがあってちょっと笑った。

それでトロトロになったところで治療薬を飲むように言われるが、飲むと身体が動かなくなる。

その間に処女を奪われるというセックスありの話だったようだ。

その後は回収・洗浄され、オークションに出品、金持ちのオモチャになった後は施設に送られるというあらすじだった模様。全然違う話になっている。


一旦マンガ形式も検討していた。

その頃はTS病という設定を使う予定だったが、病気にすると人々が「TSは存在する」と認識していることになるのが違うなと思ったのでやめた。


(ちなみに2022のメモも発見した。因習村とか学校いじめの話を考えていた。さらに前の2021は可愛い男の娘が逆痴漢してくるとか、椅子に転生するとか、寓話風のやつとか、山の祠の神様とラブラブとか、成人向けのアンドロイドなど……。色々すぎるし、どれも結局書けなかったのは性癖がハッキリしてなかったからだと思う。)



【転機】短編→500枚超え

(2023/12)

響ではなく、元からいたオリキャラが「ゲーム配信中に、選別AIにTSしたことを見抜かれてしまい公開連行される」という設定で制作開始。

モノクロの漫画調の短編を作る予定だった。これがまさか全500枚越えの大作(?)になるとは思っていなかった。


これと別で出していたアイデアは、「収容者Y019-535の記録」という文書がベースにあって、映像データとして調教の様子が流れる設定だった。SFサイコー!



【響の性格】セリフと性格の整合地獄

(2024/01)

さっきのオリキャラはどちらかと言うと男の娘の方がしっくり来ていたため、響というTSキャラを作成(当時は全然違う名前だったがしっくりこなかった)。

スマホでも読みやすいよう縦長にして、内容的にカラーCG集の方が合っていると判断し変更。

性格や見た目などは、話を大きく変更しなくて済むよう、前のキャラから程良く汲んで…という計画だったが、やはり性格が少しでも変わると変えないといけない設定がたくさん出てきて大変だった。


■キャラ設定

ちなみに響の設定は、Dream Thea…じゃなくてX Kinemaというバンドと、APE…FPSゲームが好き。

TS前も後も150cm前後の小柄という設定だったが、手癖のせいで絵によってはめっちゃデカく見えてしまっている。(絵師として表現力が及ばずお恥ずかしい限り。小柄で凛々しい子が好きだけど、デカい子も好き。身長に関してはそれぞれ見たいように見て楽しんでいただければ嬉しいです。)

立ち絵は、キャラのデザインが分かれば何でも良いと思っていたが、鞄の持ち方やポーズで作者にとっても印象がかなり変わることに気付いた。キャラデザ立ち絵は、見た目だけでなく「どんな表情や振る舞いをさせるのかのイメージ」を固める作業でもあるんだなと思った。ボーイッシュ度もかなり悩んだ。(あとは小柄化に成功…!)

余談だけど、友達にキャラデザを見せたら「シャニっていうキャラも好きそう」と言われたので、そのうちアニメを見てみたい。


▼初期案(アナログに彩色)寝る前に布団で描いた。機嫌悪そう…


▼キャラデザ立ち絵(TSビフォーアフターではない)


響は思考力が高いが若さゆえにまだ未熟で、SNSの投稿を警戒しなかったわけではないが結局信じてしまう。不正をする事には特に抵抗がなく、バレないように上手くやろうと考える方。(頭良いけど優等生ではない子ってかわいい。)


自分と違う性格のキャラのセリフを考えるのは本当に難しく、最後の最後までセリフを調整していた。イメージよりお淑やかになってしまったり、「なんとなく違う」みたいなことが頻発したりして大変だった。

特に、曖昧な発言をハッキリ言い切らせるのは俺にはとても難しくて、似た性格の友達に助けてもらった。ハッキリ言い切らせるというのは、例えば「これ…なんか恥ずかしい(流されやすくてもじもじ)」じゃなくて、「そんなことを言われると逆に気になって落ち着かない…(頭でブツブツ言う感じ)」と考える、みたいな感じ。


違法治療に関しても、

最初は「治療しなくても最悪なんだから、治療する方に賭けるのは賢い選択」という風に、腹を括って施設に向かうようなキャラ像を想定していた。

でも実際には、そこまで強く決意しているわけではなくて、「まあ変だったら帰ればいいだろう」くらいの軽さで足を運んでいる方がしっくりきた。まさか帰れなくなるとは思っておらず、その時点での判断を先送りにして、判断すべき場面に自分から踏み込んでいく感じ。


▼内心描写の変化



【TS観のズレ】自作とジャンルの距離

(2024/01)

後はTSに関してだが、俺の認識しているTSモノのイメージと自分が作ろうとしているものが乖離している気がして、こんなものをTSモノとして出したら、変に浮いたり叩かれたりスルーされるんじゃないかと考えて不安になっていた。

しかし調べていると、TSジャンル自体比較的新しいジャンルであるという事を知った。

そういうことなら、自分が作ろうとしている物の仲間がまだ世に無いのは当然であり、みんなもまだTSジャンルを定義していない段階なんだなと思って少し安心した。(もちろん定義後に新しい物を出すことはハズレでもなければ悪いことでもない。でもこの時は不安だった。)


響にとってTSは、通常の世界なら女体化したことを1週間くらいは面白がりそうな性格だと思う。でも、この世界でそんなことを考えられる奴は相当のマゾなのではないだろうか。響が家でどれくらい体を確認(意味深)したかは分からないが、ストーリー的にここでエッチな感じを出しすぎると話の流れが微妙になる気がして、来院シーンまで全カットとなった。(導入シーンのボツ案は先日アップしたやつです。)

初期は、信じて貰う為に男だった証拠を色々持っていく(学生証・服など)→後で個人情報として弱みを握られてしまうというくだりも考えていた。

この時は本気で自分は肉便器だと宣言するまでマシンが動き続ける(マシンには本気かどうか分かる)という設定だった。


作中の同意書などの書類を作り始めたのもこの頃。

要望書は実際の政府の資料などを調べて文体やフォーマットなどを参考にした。これまで色んな資料が公開されているなんて知らなかった。響の資料もこうやって公開されているのかも知れないと思うと興奮する。画像や動画が付いていると尚良い。

実験レポートはフォーマットが自由そうなので自由に作った。販売後に読み返して、ちょっと遊びすぎたかなとも思った。書類って俺は作って楽しいけど、みんなは読むのめんどくさいのでは?という不安からエロ要素を強めにしてしまった。でも結果的に良いと思ったので採用した。

書類は読み飛ばしても大丈夫な様には作ってあるが、ここまで作り込んだ背景も含めて、嗜好の一部として楽しんでほしい。支援者の方々にとっても、表に出ないこうした構成部分まで覗いてもらえると、より深くこの作品を味わってもらえる気がする。



【演出設計】視姦マシンと羞恥制度

(2024/中盤)

更にキャラを固めるため、単発イラストとして、響の見せしめの絵を描いた。男子校でTSの話好きすぎだろ。

「ニラマレ」に目覚めて描いた。明らかに悔しそうだし言いなりにならなさそうな顔をしているのに、実際には全く反抗が成功していないのがエロい。「勝ち気なのに壊される」系が刺さる人なら、この感じを分かってもらえると思う。自分にこんな性癖があったとは。

この絵は自分の想定よりたくさんの方に見ていただけて自信がついた。キャラを変更して不安だったけど、この子で行こうと思った。


マシンについては、視姦要素を強くしたくて、現在のオープン型のマシンになった。

この頃はボックス型の通称「棺桶」というマシンに入るという物騒なことも思いついていたようだ。マシン外装は施術開始後に透過するマジックミラーになっていて、モブとの会話も少なく、マシンとの会話が中心だった。


例:

〈これより被験者 一之瀬響は特別身体奉仕係 

管理番号15-2709に登録されました。〉

「なんだよそれ…」

〈これは便役逃れ、及び違法治療を行った者への特別懲罰措置です。

特別身体奉仕係は通常の便役より過酷な奉仕をする義務があります。〉

「そんなのやらない!」

〈これは国の制度であり、拒否する事はできません。

身体に管理番号を刻印します。〉


▼マシンのアイデア出し・構想



世界観や企業がどういう立場にあるのかといった設定メモもこの辺りで作った。


例:

正規ルートを通らず、都合の良い方法で済ませようとする者を捕らえて、

便役に従事させるクリニック。

「違法だから、誤魔化すための書類です」とだけ伝え、

本人にサインさせることで、最低限の法的処理だけは形だけ踏んでいる。

“治療”の名目で集められた者たちは、ろくに理解しないまま、

そのまま処理に回される。

その後は「自ら性奴隷になりたがっていた」ことにして売買している。

サインした書類と一緒にオークションに出す。

調教後は廃人になるので露呈しない。


例:

主人公

響は本来、金持ちかつ男性という立場ゆえに、

制度から外れた安全圏にいるはずだった。

しかし不運にもTSしてしまい、

元の立場を取り戻すべく治療法を探すことになる。

幸い、学校は現在長期休暇中。

親からは放任されており、生活費だけ貰っている状態。

家は金持ち街にあり、何不自由なく育ったことから、

貧困層に対しては無自覚な優越意識を持っている。



F4(公開実験)は、最初は無かったが、次の案で「新作発表会」的な設定で誕生した。

だからか、調教後の響が口枷なしで話していた。

意思に反する自己紹介や謝罪・懇願をするシーンなどもあって性癖全開だった。

明確な意思で話し、謝らせるという展開は、屈服の形として非常にエロかった。だが今作では、構成上F4は話せない状態で進める必要があったため、いったん封印した。

▼電撃エフェクトがまだ無かった



……ここまでは構想から迷走期まで。

実際の完成に向かう後半戦については、また後編でまとめたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。



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Comments

ご購入ありがとうございます! 今回の作品はこれで一区切りですが、関連する素材や制作記録をいくつか投稿しています。 次回作は現在構想中です。 モザイクなしについては仕様上そのままは難しいのですが、一部の絵については黒線差分を素材集として投稿するかもしれません。 ご興味があればチェックしてみてください!

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有第二部嗎w 第一部我買了 可以不要有馬賽克嗎


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