弟が鬱病になった
ほんとに鬱病かはわからないけど心療内科でトリンテリックス出てるんだから病名は鬱病あたりなのつくのは確定だろう
(薬って保険診療のために病名つかないと出せないので超めんどくさいんだよね)
よくよく話を聞いてるとVRCで仲良くしてた友達が他の子に取られてもやもやしてるとのこと。
なんだか気分落ち込んで胸が苦しいと言うので地元の心療内科・精神科を教えてあげた
VRCって何?っていう人はVRCで検索するんだ それだけでいい。ゴーグルかぶっていろいろやるやつだよ
無事薬も出てまぁ眠れてはいるがそれでも心のもやもやは取れないと
それでもVRCにインはやめられない
仲良くしてる友達が今どこにいるのか見てみたら他の人と行きたかったワールドで遊んでて悔しかったとも言われた
私も実はVRCをやってた
このファンボックスをずっと見続けてた人は知ってるだろうけど、2021年の1月31日から始めている。終わったのはだいたい2021年の10月30日頃
VRCがしっかりと黎明期に入り、オキュラスクエストが出たりなどお金持ちじゃない人でもスタートできる時代だった
BOOTHにもそこそこアバターが充実していて、オリジナルアバター(ワンオフ)がそこまで注目されなくなっていた。
2月6日に誕生日パーティを開いてもらって当時友達だった人以外もワールドに遊びに来てくれた
友達の友達も入れるように設定がなってて、わりとPCスペック超えそうなくらい画面はガクガクだった
日本人だけじゃなく韓国人、台湾人も多かった。日本語は通じなかったけど「かわいい!」っていうと喜んでいろんなアバターを見せてくれた
そのうち好きな人ができた
MMOでも結婚式などのイベントはあるだろうけれどVRCでも似たようなものがある
通称「お砂糖」 甘い甘い関係ということで恋人ではなくそれに近いものと捉えられてる
性別の垣根を越えて男性同士、女性同士ももちろんあり得る。男性同士が圧倒的多数。
どうでもいいけど別れは「お塩」。それも何度も見送った気がする。
遠距離恋愛なのもあったけれど毎日ログインして会えるのが楽しかった。一緒にオンラインのまま寝たこともある。VR睡眠といわれるやつである
体力は増えないけど心のメーターは回復する。いっとくがこれをやると電気代が月6万いく。やめとけ。
いろんなワールドで写真をとってお互いの悩みを相談して、そして会ってみようっていう話になった
今では一緒に住んでる関係になっている。結婚の話も最近はちらほらと。
とまぁMMOでもよく聞くようなゲームからリアル結婚へみたいな話はあるがかなりVRCではレアケース
さてここまでは楽しい話じゃないかという文章になるのだがせっかくなので闇も書いておこう。
まず自分の誕生日パーティの日
それまで仲良くしていたフレンドがその数日間ずっとおかしくて話を聞いて見たら「青ぎさんが別の人と仲良くしてるのを見るのがつらくて距離を置いていた」とのこと
ほんとこのケースよくある。耳に穴が開くくらいいろんなところで聞いた。
アバターは常に笑ったり怒ったり変な顔をしたりできるけど、今どんな顔でプレイできるかまでは手で握ってるハンドコントローラーで類似した表情を出さないとわからない
ゲームでは笑ってるけどほんとは泣いてることもよくあるし、自分もそうなったことがある
VRCには家庭の事情でボイスを出すことができない「無言勢」もいる
ペンを使ったりして会話するのだがそれでも齟齬がおきることはある。
幸い無言勢の人とトラブルになったことはないしいい思い出しかないのでここは省略する。
出来立てホヤホヤの絶景ワールドができるとtwitterで速攻で広まり、その晩フレンドだけが入れる入り口を作って入ることがある
(日本勢はフルオープンな状態でワールドにはほとんど入らない。基本的にはフレンドのみが入れる、もしくはフレンドのフレンドまでが入れる状態でポータルを開いてる)
自分の親しい子を連れて行こうと思ったらすでに入ってて別の子とイチャイチャしてることもあった。なかなかに息苦しい。
unityで設定いじってるユーザーであればフレンドのワールドログインを確認できるが、たいていは声をかけられて初めてその人の存在を知る
声をかけずにそっと出ていくこともよくあった
そのうちプレイ時間が長くなると自分もアバターの衣装や一部分だけでも作りたいという衝動が多くなってきた
フレンドに聞いて参考資料を教えてもらってソフトと向き合ったことも何時間もある。
現彼氏がunityに詳しいこともありZIPとほぼ同義語の「ユニティパッケージ」のやり方も教わってメモも取った。
実際に衣装や、アバターの作者に許可を取りTシャツなどのリアルアイテムの販売もしたこともある
VRC後半はいつしかクリエイター同士のギスギスした世界観とお砂糖とそれに嫉妬したりする人たちのグループの壊滅を何度も見てきた
いや、それしか視界に入らなくなってた
初心者の楽しそうな声がどこにも聞こえない 毎朝行ってたラジオ体操もいつしか作ったパーティクルの自慢話やイチャイチャで埋め尽くされてて初心者が介入できる余地なんてなかった
じゃあタイトルに戻ろう
「リアルに友達いない人はVRCはじめるのやめとけ」
それは私の弟のことでもあり、実際に友達がいない人が陥る罠がそこかしこに設置してあるからだ
・低価格でVRゴーグルが手に入る時代になった
・日本語で丁寧にunityで着せ替えや設定をいじれる解説動画やブログも増えた
・BOOTHで毎日ものすごい量のアバターや衣装・テクスチャ・マイホーム…と情報やお金が追い付かない
・VRC沼にはまってる人口が増え、楽しそうにしてる写真が増えた
・ある程度までスキルを磨くと衣装やアバターを完成できてしまい、「素人でも莫大なお金が稼げてしまう」状態に取りつかれてしまう人もいる(実際に1000万稼いだと報告するファンボックス記事もあった。割とやばかった
なによりこれらを総合すると
というやばい状態が発生してしまう。こいつがとんでもなく厄介で依存性を生み、実際に病む人も出てしまった。
かみ砕いて説明しよう
ある一定のプレイ時間、フレンド数を超えるとアバターを好きにアップロードできるようになる。
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まず好きなアバターをBOOTHで買うが、unityの使い方がわからないのでdiscordで画像共有や解説ページなどを見てVRCにアップロードする
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無事VRCに自分が買ったアバターで世界に入れた!この感動がすさまじくやばい
(そもそもとっつきにくいunityを制覇できたのが嬉しい)
そしてそれに追い打ちをかけるかのようにフレンドがその行動を褒めてくれる。
「すごい」「おめでとう」「記念に写真撮ろう」声を沢山かけられる
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フレンドがかわいく改変してるのでどのように改変するのか聞くとまたunityで設定が必要になる。悪戦苦闘する。好きなアクセサリーをBOOTHで買う。unityのどこの項目に入れればいいのかわからない。あ、マテリアルエラーだ。
…なんとかできた、アップロード、ログインしてみてスカートが揺れたり買った髪の毛が揺れるのを鏡越しに見て感動する
…フレンドに見せたくなってきた
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フレンドに改変した自分を見てもらう。「おめでとう!」「めっちゃかわいい!」「すごい!」「ほんとまじかわいい~!」一緒に写真を撮る。twitterにアップしてふぁぼをもらう。
可愛いの嵐。沼へようこそ。
ここで設定がミスっててボーンがおかしくても否定する人はほとんどいない。初改変ができたことにみんな喜びとかわいいの誉め言葉をいただける。
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有名クリエイターの新しいアバターができる噂を知る。試着ワールドに行きお試しできて見る。ふむ、この子を買って改変したらまたかわいいって言ってくれるかな?
かわいいって言ってほしいな!買ってみよう!
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仲良しだった子が急にtwitterで
「【ご報告】
この度、私〇〇は■■■とお砂糖関係になりました。
少しずつお互いのことを知りながら関係を深めていきたいと思います。
これから2人でいることが増えると思いますが、今後とも変わらず接していただけるとありがたいです!」(実際にtwitterに上がってる文章ママ
指輪をはめて 二人で手を重ねあってる写真 いつからそんな関係に?
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いつしかいつものグループで二人だけが別のワールドで遊ぶことが増えた。
たまに一緒に遊ぶこともあるけれどなんだか気まずい。
ねえ、君は私に初めて出会ってかわいいって言ってくれた子だよね?
どうして別の子とお砂糖なんて…
自分がVRCに居る意味なんだろう、でもたまに遊ぼうって行ってくれるし、twitterには毎日いろんな楽しそうな写真が貼ってあるから自分も改変頑張らないと…
と闇のループ突入。なんだかんだで改変すると周りからかわいいと言ってくれるのでその時はモチベ上がるのだが、他人が褒められてたりすさまじい改変をしてると自分のスキルのなさに落ち込むこともある
こうやって病んでいく人は病んでいく。
「スキルがなくても」というのはイラストや写真における一般的・常識的な「きれいな」「美しい」「かわいい」が表現できなくてもということ。(実際に弟からも色改変ってどうすればいい?と相談をうけた。
具体例を出すと、過去にいたフレンドで「なんでも自分の持ってるアバターを全部ピンク色」に統一する人がいた。
めちゃくちゃ変。でも言えない。なぜなら本人はこれが「自分らしさを最大限表現してる」から。
「自分らしさ」を否定する人はすぐにそのグループから爪弾きにされる。(というか日本の社会性ってそんなもんだよね)思ってても言えない、けど「かわいい」って褒めなきゃグループから外されてしまう予感がする。
いつか破滅してしまいそうなグループに居続けるか、どこか新しい所に移住すべきか、もう今更過ぎて辞め時すらもわからない。
やばい人はそれを3次元にも持ってくる人もいる。
まさしくあれ、女装。
干し芋を公開していることがVRCユーザーには多いのでかわいい服が沢山届く。
着衣写真をアップするとかわいいとここでも褒められる。
もう戻れない。三次元でも褒められたら歪んだ道を進んでいく。
「そう、嘘でも褒めてくれる人はここにしかいない
会社や学校でも頑張りを褒めてくれる人なんていない
自分のことを見てくれる人がいない
VRCしか、もう居場所がない」
これがこの記事で語りたかった本当の文章。
私の弟はきっとこんな状態でずっともやもやを抱えてるのだと思う
辞めろなんて第三者からは簡単に言えるけど、自己肯定感を与えてくれる場所を否定されるわけなので憤ることもある
でも実際に自分も病んだし本当にトラブルもあったので、辞めてほしいと家族にもそう伝えた
地元から遠く離れているので何も支援ができない たまにLINEしてアドヒアランスチェックする程度
家族には定期的に鬱状態やVRCのログイン状況をたまに見てもらうよう伝えた
悪化しないことを祈るしかできない
VRCのアバター・衣装業界について思うこともあるのでこの際書いておく
自分のイラストの価値観で他のユーザーの服装や色彩を見てると狂いそうだった。
いやその色合いおかしいよ!って言いたいこと沢山あったが我慢した。
BOOTHに出てる衣装もデザインが壊滅的だったり色合いが変だったりとか普通にあった。でもめちゃくちゃ売れてる(♡の数的に)し、着てる人も多い。
試しに買ってみて中身見てみたら30万ポリゴンとかいうおかしな数字でめちゃくちゃ重たいわ(メッシュ減らせ!)、影のテクスチャpsd見たらblenderで影をベイクしてるだけじゃん!!(イラストの塗り方で影の付け方学べ!!)とかほんとキリがなくって
でもそれを知らずに着ている人たちを見ていると次第にイライラするようになりいつのまにかログインしないようになった。
ああ、デザインとか色彩センスじゃなくて「〇〇さんが出してるから買うんだな」ってやつ。ああどこかで見たよ、同人業界でもよくみるそれ。
そう思うと自分の価値観・色彩能力がこの業界から目を背けろ、と助けてくれたのかなと感じる
最後らへんはただただ毎日ラジオ体操で身体動かすだけだった。
一人って気楽でいい。
きれいなワールドにプライベートで潜って綺麗な構図の写真をいかに撮れるか研究する時間も好きだった
ひたすらどこにカメラを固定してどう立ってどんなポーズを取ればいいのか考えたりすることが楽しかった
ありがたいことにVRCはワールドがありすぎる。
綺麗なワールド、幻想的なワールド、ノスタルジックなワールド、毎日いろんな所で写真を撮っていた
一応自分が考えてる写真の構図こんな感じ(たしかtwitterで撮り方教えてって質問された気がする
今はVRCレンズ自体別物レベルにアップデート入ったのでこの知識は使えないかもしれない
フレンドを撮るのは昔から苦手でリアルでも人物撮るのは苦手(視線を向けられているから
仲のいい二人でいつかお砂糖関係になるんじゃないかとひやひやしていたのだがそんなことはなかった
ただダラダラするだけのそんな時間でも楽しかったような気がする
いつの間にか寝落ちしていて、そばに「おやすみ 〇〇」とペンで書き起きがあると嬉しかった
以下、ダイジェスト
この頃になるとラジオ体操の時間の前後に撮影してるのがわかる
自分でもマイホームを買って自宅設定にしていた。
自分の気に入った写真を飾っては充実感を感じてた気がする。
テクスチャに関しても自分の知識フル投入してBOOTHに出していた。(今も販売はしているが元のアバターが販売中止してるのでもう売れなさそう)
ちなみにテクスチャ作る過程もタダで見れるので気になる方はどうぞ

最近ご依頼で3Dモデルのテクスチャを描かせてもらうことが多いです。 まだ衣類のみなのですが、シェーダーに頼らず宝石を描いたりと今までの力試しができてます。 これが こうなります ちょっと前にみなほしちゃん用の水着を作ってからはUV展開→色塗りの過程は知ってたのですが、どうもテクスチャ→unityに投げて確認の...
元々着ていた服のテクスチャを書き換えただけ。髪とかジト目とかは自分好みなのでそこは省略
でもって改変後のテクスチャはこちら
これらも全部テクスチャ変えただけ。なめんなよテクスチャパワー
着せ替えとかが苦手で面倒な人でも簡単にできるように色々試行錯誤していた
まぁ現在でもなぁなぁで販売してるのでもしVRCユーザーの方でいたらどうぞ。
以上、元VRC民からの言葉。
これでも自分はかわいくなりたいと思う方はどうぞ。ただ責任は負わない。
いくら衣装作ろうがかわいくなろうがリアルには何にも影響は出ないが写真撮るのが上手くなるとリアル世界の写真も撮るのが楽しくなるぞ、とは伝えたい。
青ぎ
2025-01-08 15:48:48 +0000 UTC名無し
2025-01-05 10:55:45 +0000 UTC