XaiJu
タス
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言葉は人を変える 没END

あれから数日後のこと。 「な、なぁ...今日も見せなくちゃ、だめ?」 リョウはすっかり大人しくなって、自信を失くしているように見受けられた。 「いつもやっていることでしょう?今のリョウは、普通の『下着』じゃダメなんだかから。」 それに対して、僕はいつものように答える。 「でも...今日は...!」 「今日はおしっこ、してないぞ!」 やけっぱちな彼女がたくし上げたスカートの下には、ふっくらと膨らんだ紙おむつ。今の状況を認めさせようとするかのように、そこには魔法少女だろうか、ピンクで女児好みのしそうな女の子の絵が描かれていた。 「...やっぱり漏らしてるじゃん。」 優しく触れると、それはじんわりと水気を帯びて、重くなっていた。 「えっ、嘘!?」 リョウは慌てて、自分の手で確認すると。 「嘘...。」 同じ言葉を弱弱しく、涙目になりながらそう呟いた。 「だから言っただろう?確認しないとって。」 それを見た僕は、呆れながらそう答える。そもそも人間の身体は、男性より女性の方が尿意を我慢することが出来ない。さらに厄介なことに、急性女性化症の者はその尿意に気が付かないという症状が現れることがあるのだ。我慢する感覚の違いとか、ホ身体の変化による膀胱が傷むからとか、様々な説が囁かれているが...。 「どうして?どうして???」 リョウの場合はホルモンバランスの乱れ、それも特に深刻なものであるとお医者さんには言われている。傍から見ても、明らかに幼い言動が目立つようになってきたし、感情の制御も上手くできていない。あの男物を履いていた時も、結局は下校中に、スカートまでびっしょりと濡らしてしまい、 「うわぁぁぁ~ん!!!」 今日もセーラー服を着た女子がへたり込み、大泣きするその姿は、何とも憐れみを感じさせるものだった。 「ごめんね、僕も悪いことしたいわけじゃないんだ。」 そんな彼女を、身も心も支えるように、僕は身体を起こし、机の上に寝かせる。 「早く治るように、僕もトレーニングを手伝うからさ。」 そして、なるべく視線を逸らしながら、早急にオムツを取り換える。幸いにもこの秘密は、まだ僕と先生たち以外には知られていない(先日の下校中も、周りに人がいなくて助かった)。それだけ僕がリョウの親友として信頼されているということで、嬉しさと責任感が僕を押していた。 『私、前から女の子が欲しかったの。』 リョウのお母さんはそんなことを言っていたが、あれは半分強がりだと僕は知っている。本当は母親としての不安と、それでも女の子としての自分を認め前に進んでほしいという想いが込められているのだ。 「う、うん...。」 それを受け取ることが出来るかは、リョウの気持ち次第である。これから永久におむつを替え続けなければならない、男だと言い張る『大きな女児』になってしまうのか、それともこの試練を克服して『普通の女の子』になっていくのか、それとも...どの道であろうとも、僕には信じて待ち続けるしかなかった。 END.EX おむつEND(仮)


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