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言葉は人を変える 没END

あれから数日後のこと。 「な、なぁ...今日も見せなくちゃ、だめ?」 リョウはすっかり大人しくなって、自信を失くしているように見受けられた。 「いつもやっていることでしょう?今のリョウは、普通の『下着』じゃダメなんだかから。」 それに対して、僕はいつものように答える。 「でも...今日は...!」 「今日はおしっこ、してないぞ!」 やけっぱちな彼女がた...

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白は紙より出でて、紙より白し。(旧作)

その図書館には、奇妙なうわさがあった。 『人生が変わる体験をしました!』  なんでも所蔵され全ての本が一文字も無い、まっさらな紙の集まりでしかないだという。それを聞いただけでは、まるで図書館の役目など果たすことが出来ないように思えるのだが...。 『落ち込んだとき、ここに来ると全てを忘れることが出来ます!』 『息子に誘われて訪れました。入り...

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輪廻の観覧車

ガタンゴトン、ガタンゴトン。 観覧車の音。回りつづける輪廻の音。 「...ねぇ。」 それに混じり合うように、夏樹が私に呼びかける。 「したいんでしょう?」 私は彼女に引っ張られるままに、気づけば観覧車に飲み込まれていた。 「...アタシも♡」 不運なことに、回ってきたゴンドラは透明。本来はより景色が見渡せる、当たりゴンドラではあるのだが...夏樹に主導...

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ポカポカ(旧作)

「いよいよだね。」 姉の千華とパソコンを見つめながら、栗原かおりはそう語る。 「...今更言うのもなんだけど、あんな怪しい小包を信用する人がいるのかね?」 「一人でも見てくれれば成功するから大丈夫だって!そういう物好きにしか送ってないし。それじゃあ早速、最終テスト開始!」 かおりはそう宣言すると、パソコンのエンターキーを押した。 「......

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こたつむり(旧作)

「お兄ちゃん、いつまでこたつに入っているの!」 ある雪の日、今年も兄弟の家ではこたつの取り合いが発生していた。両親が外出しているとあって、とりわけ独占を狙って戦争になる。 「うるせぇな、こういうのは先着順だっての。」 しかし中学生と小学生では力の差は歴然。大人げない兄の勝利が常であった。 「いつもそう言って、出てきたことがないもん!...

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感染する慕情(旧作)

「ねえクリスティーナ、フクロムシって知ってる?」 栗原千華はクリスティーナに質問を投げかける。 「いや、初めて聞くわ。」 「甲殻類の一種なんだけど、カニに寄生する生態を持っているんだ。フクロムシに寄生されたメスのカニはそれを自分の卵だと誤認して愛情を注ぐようになる。面白いのはこれはオスにも同じ効果を与えるということだ。しかも体も次...

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悪魔の催眠音声(旧作)

「いよいよだね。」 姉の千華とパソコンを見つめながら、栗原かおりはそう語る。 「...今更言うのもなんだけど、あんな怪しい小包を信用する人がいるのかね?」 「一人でも見てくれれば成功するから大丈夫だって!そういう物好きにしか送ってないし。それじゃあ早速、最終テスト開始!」 かおりはそう宣言すると、パソコンのエンターキーを押した。 「...

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歪まぬ愛(旧作)

「栗原君、どうしてこんな...」 薬学研究者、田沢一(たざわ はじめ)の質問に栗原千華が答えることはない。しばらくオハコ・2000Sでの連行の後、たどり着いたのは栗原家の邸宅だった。 「...ここに健一がいるんだな?」 「それを理解してもらうために連れてきたのです。」 千華は淡々とそう告げる。 「ではこちらをご覧ください。」 彼女は田沢を椅子に座らせ...

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また一日、臆病になる(旧作)

1日目 「ここはどこだ?」 誰もいない暗闇の中。俺はただ熱さを感じていた。 「私はここよ。」 誰かもわからない、頭の中の幻聴。暗闇の先で、小さく光球が見え始めた。 「はっ!?またこれだよ、ここ最近毎日だ...」 ベッドの中から一人の青年、内海薫(うつみ かおる)が飛び起きた。彼はどうやら恐ろしい悪夢を見ていたらしい。パジャマは汗だくで、ひ...

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復活の時(全年齢版)

僕は村井力(むらい ちから)、さえない大学生。人と違う点といえば、社長の一人息子であるぐらい。これだけ聞いた人は「どこがさえないのか」と思うだろうけど、とんでもない。僕の人生は親のせいでメチャクチャだ。 父はあまりに時代錯誤な人だった。勝手に「男らしく力強く」と名付けた挙句、僕の低身長・女顔を「裏切られた」と吐き捨て暴力を働いた。母も...

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