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悪魔の催眠音声(旧作)

「いよいよだね。」 姉の千華とパソコンを見つめながら、栗原かおりはそう語る。 「...今更言うのもなんだけど、あんな怪しい小包を信用する人がいるのかね?」 「一人でも見てくれれば成功するから大丈夫だって!そういう物好きにしか送ってないし。それじゃあ早速、最終テスト開始!」 かおりはそう宣言すると、パソコンのエンターキーを押した。 「...来た。」 同時刻、ある男が別の場所からインターネットを見ていた。その手には謎の宛先から送られてきたヘッドフォン。これが入っていた小包には「〇〇日の午前0時にこちらのウェブサイトにアクセスしてください」というメッセージが入っていた。 「やっぱりこのブログか。...でも管理人に住所教えたっけ?憶えてないなあ。」 そのブログは催眠音声のレビューを行っている。男は催眠音声をいくつか購入したことがあり、このブログのレビューもよく参考にしているのだ。 「まあここの管理人さんが高評価しているなら間違いないだろう。聞いてから考えるか。」 そう考えた男はヘッドフォンを装着し、ベッドに寝転んだ。ここから男は今まで感じたことのない快楽を経験することになる。 「あなたはリラックスしていきます...深い闇の底、私の声に全てを委ねて」 そろそろ導入部も終わり。ここから本題が始まる。 「女性は一度興奮すると、火は収まらずに燃え続けます。しかし、男性は一度射精すると体力を消費し、すぐに火が消えてしまいます。不公平だと思いませんか?」 当たり前のこと、俺はそう思っていた。しかし今は快楽を期待しているからだろうか、その違いがとても恨めしく感じられる。 「しかし、私は男性でも燃え続けることのできる方法を知っているのです。しかし、それは破滅の始まり...後戻りできなくなっても知りませんよ?」 止めた方がいいと言われたらやりたくなるのが人の性。当然警告を受け入れることはなかった。 「そうですよね。ここで止めるぐらいなら最初から聞かないですよね。では始めましょう。」 「まずはお腹のおへそを想像してください。おへそは産まれる前に母親からの栄養を繋ぎ止めた器官の名残、あなたという「男」の存在の源。次に鍵を想像してください。物事は内側に封印され、再び開けられるまで思い出されることはありません。ほら、鍵はあなたのお腹までやってきましたよ?鍵はおへそに入って...入って...」 ガチャン。確かに俺の耳にはそう聞こえた。 「これであなたは封印されました。正確にはあなたの「射精」がですがね。頭の中で射精を思い浮かべればわかると思います。」 そんなわけがないだろう、俺は毎日自慰行為で射精して...!? 変だ、思い出せない。そもそもペニスの中を何かが通る感覚が全く想像もつかないのだ。今までどうやってトイレを?あまりのことに混乱してしまう。 「これで分かったでしょう。私が暗示をかければ、どんな事態でも起こり得るということです。気持ちよくなりたかったら、指示に従った方が身のためですよ?」 脅迫めいた言葉にも関わらず、何故か俺は安心感を覚えた。いうことを聞けばどんな願いも叶えてくれる、そんな説得観を自己に暗示してしまったのかもしれない。 「概念を忘れたペニスは二度と射精することが出来ません。いや、そこにあるのは「クリトリス」ですね。だって射精できないのですから。しかし、それは射精によって体力が奪われないということでもあります。つまり今のあなたの体は火をつける燃料を切らすことなく何度でも、何度でも絶頂出来るのです。」 クリトリス。その言葉に俺は興奮し、歓喜した。「あれほどまでに欲しかった」連続絶頂できる女性の体を手に入れたのだから。 「では深呼吸してください。カウントダウンがゼロになった瞬間、あなたは絶頂します。10・9・8・7~」 俺のクリトリスが隆起し、その瞬間を待ちわびる。 「6・5・4~」 興奮した体中から汗が吹き出し、「敏感な乳首」がピクリと反応する。 「3」 快楽は風船となって膨らんでいく。 「2」 風船は大きく膨らみ、 「1」 膨らみ... 「ゼロ」 破裂した。その刹那、俺の体には電流が走り、ベッドの上を跳ねまわった。 「ゼロ」 何度でもという言葉を嫌でも実感させられるが、それでも体からは何も抜けていかない。当然だ、クリトリスは射精なんてしないのだ。 「ゼロ」 有無を言わさぬ快楽のボディブロー。俺は頭がちかちかして、一瞬意識を失った。 「~ゼロ。」 「僕」は途切れた意識を再び絶頂で呼び戻された。何度絶頂したのだろうか、汗がだらだらと流れ、まともに息もつけない。 「そろそろ体が限界ですかね、一度休憩しましょう。でも、改造の手は辞めませんよ。」 ...改造?なんか変な言葉が聞こえた気がするが気のせいだろう。 「次は乳首で絶頂出来るようになりましょう。ほら、胸に集中して...」 チュポン、今度はそんな音がした。乳首が吸盤のようなものに吸われているのだろうか、何かにつままれるような感覚を覚える。 「では乳首改造を始めます。カウントダウンがゼロになったら、あなたは絶頂します。10・9・8・7~」 カウントダウンと共に乳首の吸いつきは強くなっていく。 「6・5・4~」 吸いつく感覚は広がっていき、まるで「胸全体が膨らんでいく」ようだ。 「3」 僕はここにきて興奮と同時に恐怖を覚える。 「2」 次にあれがきたら、今度こそ僕は壊れてしまうんじゃないか。 「1」 待って~ 「ゼロ」 無慈悲な宣告と同時に、僕の乳首は洗車機のブラシのようなもので擦られ始めた。気持ちいい。男の乳首なんて気持ちよくならないはずなのに、何故か僕の体は一瞬で絶頂に達する。 ~本当に僕は男なのだろうか?クリトリスがあって、「おっぱい」があって~ ふとそんな疑問が頭をよぎる。しかし、今度の絶頂に考える余裕はなかった。ブラシは回転の速度を上げながら、休むことなく乳首をいじめ続ける。再び頭がちかちかして、僕は再び意識を失った。「何かが体から噴出する感覚」と共に... ...「私」はどれぐらいの間気を失っていたのだろう? 「さあ、いよいよ最終段階です。」 まだ音声が続いているということは、本当は一瞬の出来事だったのかもしれない。でもその一瞬で何か大切なものを失った気がする。あの「噴出する感覚」は何だったのだろうか。クリトリスならもっと上に突き抜ける感覚があるはず。でもあれはもっと奥、体の中で弾ける感じだった。私の体、一体どうなって... 「生物には相同器官といって、ある器官が同士が対応した関係になっているものがあります。人間ではペニスとクリトリス、前立腺と子宮がそうですね。つまり~」 私の「おまんこ」の中に...あれ?私は男の子だよね?でもクリトリス...混乱する私をよそに、おまんこにはディルドが挿入されようとしていた。 「ゼロ」 予告もなしにいきなりの挿入。それにも関わらず、私の体は快楽でのたうち回った。同時に私の体は挿入される側の「女の子」なんだと嫌でも理解してしまう。でもそれが幸せ。そう認識した瞬間、脳内ではディルドの上下運動と共に快楽物質が生成され、体を変化させていく。 乳首は乳輪と合わせて綺麗なピンク色に変わり、ムクムクとFカップまで膨らんだ胸の上に佇んでいた。髪は細く柔らかい質感になり、肩にかかる長さまで伸びていく。快楽を映した顔は切れ長の瞳に高い鼻、ぷっくりとした唇をもつ和風美人に変わり、喉から漏れる喘ぎも役者のような艶のある美声へと変わった。そして最後に残ったクリトリス、元は15センチはあったそれは快楽神経だけを残してどんどん小さくなっていく。とうとう5ミリもないほどの豆粒サイズになってしまい、すっきりとした股間に格納され変化は終わった。 最後にねっとりとした愛液がまとわりついたディルドが抜かれると、そこではおまんこが物欲しそうにヒクヒクと脈動していた。 「お疲れさまでした。これで内容は終了です。」 その言葉に安心しきったのか、私は静かに意識を手放した... 目が覚めるとそこはいつもの部屋だった。どうやら私は催眠音声を聞いたまま寝てしまったらしい。体とベッドはおまんこから噴き出した愛液によってグチョグチョだ。催眠音声を聞くようになってから、自分がどんどん淫乱になっていると自覚できるのが少し嬉しい。今晩はどんな催眠音声を聞こうかな?もうそんなことを考えながら、私は朝の支度を始めた。


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