XaiJu
啓太
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肺活量がつよい娘のアイデアメモ

いつもサポート本当にありがとうございます。更新滞っていてすみません…。

今回はアイデアメモ程度ですが、これもなんらかの作品にするつもりです。

どれだけ飲み食いしても吸い込んでも全部圧縮しちゃって身体の見た目は変わらない娘、最高ですね…。



「ふうううううう……」

目の前の海に向かって息を吐く少女。なんてことのない光景だが、起きている事象は凄まじい。

ゴオオオオオ、とジェットエンジンのような爆音が響き渡る。騒音の発生源は少女の口元。かわいらしくすぼめられた小さな口から超大量の空気が強靭すぎる肺で圧縮されていた勢いそのままに出ていく。

吐息は風となり、暴風にぶつかった波は白くしぶきを上げながら道を開ける。遠くで飛んでいるカモメが慌てて進路を変えるのが見える。

2分経ち、3分経っても、少女は息を吐き続け、ごうごうと風がうねりとなり大海原に広がっていく。

ちらり、とこちらを見た少女は少し照れくさそうな表情を浮かべる。こんなのじっと見てなくてもいいのに、と言いたげだ。

だが最低でも3ヵ月は潜りっぱなしとなる任務のための深呼吸だ。しっかりと見送りたい。

飽きたのか、少し手前の海に向かって波を起こしてみたりしながら、5分以上かけて肺の空気を吐き切る。


「ふうう……。危ないからちょっと離れててね~」

にっこり笑った少女はその強靭な肺で空気を吸い始める。

見た目はただ口を開けているだけの少女。気持ちよさそうに空気を吸い込んでいるが、その勢いはジェット機のエアインテーク以上の強力な吸引。ビュオオオ、と風切り音が口元から響く。

3ヵ月分の空気を吸い込む少女だが、水着の胸元はわずかに膨らんでいるだけ。いったいどれだけの力で圧縮したらこんなことが可能なのだろう。

5分ほど経つと口元の暴風が徐々に弱まり、胸に手を当てた少女はよし、とうなずく。

「んふふ、ここの空気はおいしいからいっぱい吸っちゃった。じゃ、行ってきまーす」

手を振った少女は名残を惜しむこともなくドボン、と飛び込む。海を覗いた時には海中を白い航跡が一直線に伸びているだけだった。


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