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啓太
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【書きかけ】アンヌのちょっとえっちなファンサ(仮題)

夜、ピンポンと呼び鈴が鳴る。宅配便にしては少し遅い時間だなと思いながら覗き窓を覗いた自分は思考停止した。



地球に突如現れたスーパーヒロイン、アンヌ。

見た目こそ小柄な少女にしか見えないが、そのパワーは信じられないほどで、巨大怪獣を投げ飛ばし、崖を均して地形を変え、電波塔も軽々振り回す。

そんな圧倒的人外の能力を持つ彼女を人々は敬い、そして畏れた。それはそうだろう。確かに今は人類を守ってくれているが、その力を持ってすれば地球を滅亡させることすら可能なのではないかとの試算も上がっているらしい。

頼もしいが、同時に得体のしれないもの、畏怖の対象。それが一般的な地球人がアンヌへ抱く感情であった。


だが自分が抱いた感情は、好意。それも、性的に、である。

自分でもどうかしているのは分かっている。得体のしれない異星人、しかも体形は地球で言ったら小学生の女の子とほぼ同じ。こんなことがバレたら超ド級の変態の烙印を押され、社会的死を迎えてしまう。

だが、始めてアンヌが現れたあの日、高層ビルよりも巨大な怪獣を軽々振り回す姿をテレビの画面で呆然と見ていた自分はいつの間にか勃起していた。

小さな女の子が怪獣を振り回すギャップに性的欲求を抱いてしまったのである。


そんなアンヌが始めた広報用SNS、仕事に疲れた自分は深夜に長文のDMを送ってしまう。さすがに直接的な性的欲求を書くような真似はしなかったが、割と恥ずかしいことを書いたような気がする。

翌朝、目覚めるとDMの通知があり、なんとアンヌからの返信であった。

アンヌのフォロワー数は1億を超えている。まさか自分のDMに返信があるなんて思ってもいなかったが、内容はさらに信じられないものだった。


「いつも応援ありがとう!もしよかったら遊びに行くよ?日本の〇〇県××市だよね?私が見つけることも出来るけど、もしよかったら教えてくれると嬉しいな」


自動返信だろうか?それにしては自分の住所は当たっている。アンヌほどのアカウントだとSNSの登録データにアクセスできるのかな?もしかしたらグッズか何かは送られてくるのかもしれない。寝ぼけた思考で都合よく解釈し、フォロワー1億オーバーの公式アカウントなら問題ないだろうと住所を返信する。

その晩である。

覗き窓の向こうにいる、小柄な少女は…。



ドアノブを回す時間ももどかしくドアを開ける。勢いよく開いたドアに全く動揺することなくこちらを見上げて微笑むアンヌ。

「こんばんは。突然ごめんね?いま大丈夫かな?」

「えっっ…アンヌ…本物…?」

「本物だよ~。メッセージ嬉しくて来ちゃった。ちょっと上がってもいいかな?」

マンションの廊下をきょろきょろと見まわすアンヌ。確かに自分の家にアンヌが訪ねてくるなんて大事件である。慌てて玄関に招き入れ、改めて向き合う。


「(いや…!、ちっっっっっさ……!!!!)」

親戚の小学校5年生の娘よりもずっと小さい。あの娘はこないだ145センチ超えたって言ってたっけ…。

身長だけではない、身体にぴっちりと張り付くコスチュームは身体の薄さも強調させている。これが親戚の子供だったらちゃんと食べているのか心配になる薄さだ。


「ほんとごめんねー急に。用事とかあったら出直すけど…」

「いや…、大丈夫…(っ…!!かわっっ…!!!)」

美少女。月並みすぎる言葉だが、これ以上に彼女を表す言葉は存在しない。信じられないほど可愛い。まともに目を見て話せないくらいだ。


「そう?よかった!メッセージありがと~。わざわざDMくれる人ってあんまりいないんだよね~。それに、“そういう目”で見てくれる人もね」

悪戯っぽく笑って自分の下半身に目をやるアンヌ。

恥ずかしながら自分はギンギンに勃起していた。ズボン越しでもわかるほどに。

「いやっこれは…その…」

「えー?嫌いなの?」

そう言って細く小さな指先でズボンのテントをつん、とつつく。

「~っ!!」

「今日はファンサービスだからね。隠さなくてもいいよ?」

テントをつついた人差し指をぺろりと舐め、小首をかしげる超絶美少女。

こうして自分の人生で一番長い夜は突然始まった。




深夜。町はずれの倉庫。世界を救うスーパーヒロインと二人きり。の冴えない20代男性。

なんど冷静に反芻しても意味の分からない状況だった。

あのあと、「ここじゃなんだしね?」とアンヌが言った次の瞬間には身長175センチの自分は抱きかかえられ、その次の瞬間にはベランダから飛び立ち、思わずつぶった目を開けたら小ぎれいな倉庫に降り立っていた。

「私が借りてる場所だから誰も来ないよ」聞けば世界各地にこのような場所はあるのだとか。


改めてまじまじとアンヌを見つめてしまう。あこがれ続けたスーパーヒロインがすぐ目の前で微笑んでいる。

豊かなストレートの黒髪は膝辺りまで伸び、その量と長さでも重さを感じさせないしなやかで美しい髪は毛先まで蛍光灯の光を反射させている。

最小限の肉付きしかない薄く細い身体は胸の膨らみこそほぼ無いが、ただの幼児体形というわけでない。薄い胸から更に細くくびれる腰、そこから伸びる脚は低身長に似合わずスケール感覚がおかしくなるほど細く長い。

そんな美しい身体のラインをはっきりと浮かび上がらせる赤と銀のコスチューム。

美しい黒髪に囲まれた小さな顔は快活な表情を浮かべながらも気品すら感じる完璧なバランス。

確かにこの娘は異星人なのだろう。こんな可愛らしく美しい人間が居るわけがない。


「テ、テレビで見るより小柄に見えます…」

「え?そう?身長はね~、地球の単位だと138センチくらいかな。子供みたいでしょ?」

「た、体重は?」

思わず言ってしまってから失礼なことを、と思ったがアンヌはさらりと答えてくれた。

「ん-、29キロくらいかな。まあ私は飛べるから体重はあんまり関係ないけどねー。試しに抱っこしてみる?」

「えっ!?いや、そんな…」

「遠慮しないで~こんな機会めったにないよ?」

そう言うとアンヌはふわりと浮き上がり、自分の前で横向きに。“お姫様抱っこされる”体勢に。ここまでされては断れない。

「失礼します…!」

身体の下に両手を入れるとゆっくりとアンヌが降りてくる。重さが徐々にかかり…。

「はい、いま力入れてないよ~。地球の重力だけの重さだね」

軽い。人を抱いているとは思えない軽さだ。

体温も普通の人間よりやや高いだろうか。心地よい暖かさが伝わってくる。そして、

「ふふ、軽いでしょ~」

下を見れば30センチも離れてない場所にアンヌの顔がある。顔を起こしてこちらに話しかけると揺れたロングヘアが背中に回した腕を撫でた。

「っ…!!」

なんという快感だろう。髪が腕を撫でただけ。ただそれだけなのだが、今まで自分が触れたことのあるどんな高級な布よりも心地よい感触。

身体は正直に、下半身に血液を送り込む。髪に触れただけでイってしまいそうだ。

そんな動揺をスーパーヒロインが見逃すはずもない。

「あれ~?髪の毛が好きなのかな~?」

ふわりと腕から浮かび上がり着地。ファサ…と髪をかき上げる仕草を繰り返す。

1本1本が光を反射する超極上キューティクルのロングヘアが何回も何回もアンヌの指をすり抜ける。

「ほらほら~綺麗でしょ?触って触って!」

「あっ…!ちょっ!っ…!」

有無を言わさず髪の束が手の中に。

それは何にも例えられない感触。ある瞬間はビロードのようであり、またある瞬間は粒子に細かい砂のよう。かと思うと水に手を付けているような気もするし、気づくと何の抵抗もなく手の間を滑り抜けていった。

「私の髪ね、地球人より細いんだけど、量は3倍くらい多いんだって」

長いだけでなく、豊かな髪。身体と髪に触れただけなのに間違いなく人生で1番の快感である。カラカラの喉に唾を送り込む。

これで、あの怪力を見せられたら…。


「それで、私のどこが好きになったんだっけ?髪だけじゃないでしょ?」

腰に手を当て小首をかしげる。そうあのDMにも書いていたはずだ。自分は、アンヌの、

「その、めちゃくちゃ強いところが…好き、です」





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