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アベルビ
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あした童貞卒業する予定の剣道好青年が、一生分の精液を搾り取られて生殖能力を剥奪される話

早朝の男子大学生の寝室、閉まったカーテンと窓際にぶら下がった洗濯物が、冬の弱い太陽をほとんど遮断する。電気はついておらず、薄暗い中、くぐもった声が聞こえる。 「ふっ、ふっ」 ベッドの上の、掛け布団を被った何者かがもぞもぞと動いている。 正確には布団の真ん中が特にもぞもぞと動いている。 布団の中には一人の青年が全裸で寝転がっていた。いつも全裸で寝ているので、それ自体は普通なのだが、どうやら寝ているわけではないようだ。 「ゆな、ゆな!」 誰かの名前を呼ぶ。 青年は、目をつぶりながら、両手で作った穴の中に、一心に腰を振って自分の槍を出し入れしている。まるで騎乗位を楽しんでいるかのようだ。モワモワとした汗のにおいが、布団の中で濃厚になる。 だんだんと腰のペースが速まっていく。息遣いも濃くなり、背筋がピンと張りつめていく。 「中に出すぞ、イ…くっ!!」 ティッシュの中に吐き出す。体はビクビクと痙攣し、青年は余韻を楽しんいた。 青年は、重くなったティッシュを無造作にポイっとごみ箱らへんに投げる。似たティッシュがその周りに複数散らばっている。 「ゆなと結婚して子供作りてぇなぁ!」 そんなことを青年はぼやくが、青年はまだ学生だ。責任はとれないし、子作りはまだお預け。 でも、青年の「ゆな」への愛情は、賢者モードをも凌駕する。 「いいかげん、ゆなを抱きたいなぁ」 青年はつぶやきながら天井を見る。 「やべ!もう7:00だ!」 ホカホカした布団から抜け出し、青年の肉体が薄暗い部屋の中で露わになる。 青年の名前は、黒木雄介。明日20歳になろうとしている、熟れ時の好青年だ。 「イチッ!!ニッ!!」 雄介は、朝練に励んでいた。部活は剣道部で、ひたすら素振りに励む。真っすぐ前を見続ける、真剣そのもので、自分の姿勢を微調整しながらよりよいフォームを模索し続けていた。 その清廉な姿を片目で見ながら、雄介の友人たちは彼のうわさ話に花を咲かせていた。 「あいつさぁ、彼女と付き合い始めてもう一年になるのに、全く変な噂ないよなぁ」 「さすがに、ヤることはヤってんだろうけどよぉ」 「いやでも、あいつ、意外にかなり奥手だぞ?」 そんな会話の存在なんか気づかずに、雄介は無心に練習に打ち込んだ。 「おぉ雄介!最近、型が良くなってきたな!」 練習後、主将が雄介に話しかける。雄介は大学一年の時に剣道を始めており、初心者の雄介に手取り足取り教えた主将にとって、彼は弟のようにかわいい存在だった。 「ありがとうございます!先輩の足を引っ張んないよう、大会目指して頑張っていきます!」 雄介は、きらきらとした目で主将を見つめながら、答えた。 「ところでよぉ、雄介、お前ぇ彼女さんとちゃんとやってんのか?部活の話は聞くが、そういうところもちゃんとしなきゃダメだぞ!甲斐性ある男になれ!雄介!」 彼女との話になり、雄介の顔が少しばかり曇る。 「それなんですけど、実はまだやってないんですよね」 恥ずかしそうに、青年は続ける。 「どこまで踏み込んでいいか分かんないんスよ。大事にしたいじゃないですか、彼女のことは。結婚も考えているし… そんな青年の純情に触れた主将は、一瞬ぽかんとした後、明るく笑いながら話しかける。 「なんでい!雄介ぇ!男はな、大事なところでは強引に行くのが大事だぞ!」 「お前は、本当にいいやつだな!!」 主将は機嫌よさそうに、ポンポンと、雄介の肩を叩く。 朝練を終えた雄介は、練習の汗を流すために、シャワー室に行くのが日課だ。 雄介の肉体は185cm、79kgと長身で大柄だ。髪型は大学デビューでツーブロックに変え、若者らしさにあふれている。眼は二重で中の目はくりくりとしており、すっと前を見つめながら、体を洗っている。すっきりとした鼻筋はさわやかさを際立たせており、髭は念入りに剃っていても童顔という感じはなく、素直にイケメンと周りから認められている。 温水を一身に浴びている雄介を後ろから観察すると、背筋は健康的なくびれを見せており、そこを水が滴っており、シャンプーのために両腕でごしごしと頭を洗うと見事な背筋が浮き出る。両足で仁王立ちし、グッと力強く体を立たせているため、大臀筋は強く主張しており、ぷりつているが、しまっていて脂肪はなく女のような丸みはない。 シャワーブースの鏡に映った雄介の正面姿は、均整の取れた理想的な肉体そのものである。乳首もぷっくりと突き出ていてしっかり成長しており、性感帯として申し分ない。胸筋は朝練で使われたこともあってパンプアップしており、がっつりと膨らんでいる。腹筋はがっぷり6つに割れていて、外腹斜筋も筋が体の中心へ斜めにしっかり刺さっている。臍の下に目線を移すと、毛は整えられており、明らかに彼女に見られることを意識している。竿は剥けており、先端はまだピンク色で、ふぐりはデカく、雄介の生殖能力の高さがうかがえる。 そんなエロ体の後ろから声がかかる。 「おいお前さぁ、クリスマス明けのテスト対策してる~?」 同級生の裕太が話しかける。 「いやぁ、全然(笑)!あいつの授業何言ってんのか分かんねぇよ!」 雄介も軽口をたたく。 「お前は彼女さんに教えてもらえばいいよなぁ~。あっ!お盛んだから、それどころじゃねぇか!」 「うっせぇ、帰れ(笑)!!」 雄介はシッシと裕太を追い払う。 脱衣所に戻った雄介は、タオルで水滴をふき取り始める。ツルツルの身体が露わになるも、自分の放つ色気には気づくことなく、パンツをはき、Yシャツで身を包む。洗面台に行きドライヤーを手に取るが、まるでこれからデートに行くかのように丁寧に髪を整える。 残りの衣服を身にまとい、外套を羽織って、部室棟から学部棟に屋外を移動する。 冬の寒さが身に染みるが、正面玄関で待ってくれていたゆなと落ち合うと、自然とポカポカした気持ちになる。クリスマスは近く、構内は生誕祭ムードが広がっていた。 「ね、そろそろクリスマスだね」 ニッコリとしながら、眼を合わせて来るゆなを見るたびに、雄介はドキッとする。 一緒に授業を受けているにもかかわらず、むくむくと立ち上がり始める。パンツのゴムで裏筋を抑えてばれないようし、ゆなとも目をそらす。だが、実はそんな様子を彼女も見つめていた。 佐々木ゆな、雄介の彼女だ。ゆなは大学一年生で、雄介の一個下だが、去年の12月、一年前から付き合っている。当時は、家庭教師のバイトをしている大学一年生と、教え子の高校三年生という関係だった。真面目な雄介は、そんな彼女に対して無理に迫ることなく、年下ということもあって大切に付き合ってきた。 ゆなとしては、典型的な男の子である雄介が襲ってこなかったのは予想外で、物足りなさすら感じてたが、自分が大切に扱われることが嬉しかったため、そんなことは黙っていた。 もちろん、雄介の方もそんなことは気づくはずがない。 授業が終わり、お昼になった。 「雄介くん、午後はゼミだったっけ?」 「いや、今日は休みなんだよね!」 「え、そうなの!ならさ、気になってるカフェがあるんだけど、そこでお昼しない!?勉強も兼ねてね」 嬉しそうに飛びつくゆなに、雄介は(かわいい…)と思ってしまう。 「いいよー!行こうぜ!」 カフェで昼を終えた二人は、勉強になんか移ることはなく、明日の、雄介の誕生日をめぐっての話になった。 「じゃーん!映画の前売り券!雄介くんが前言ってた戦隊もの!」 「まじ!!ありがと!!」 自分にゆなが合わせてきてくれたことに、雄介は満面の笑みになる。 「映画は夜終わるから―、その後はどうしよっか?あんまこの時間だと話すとこ空いてなさそうなんだよねぇ」 ゆなは楽しそうに雄介に明日の相談をする。 (「男はな、大事なところでは強引に行くのが大事だぞ!」」) そんな主将の言葉が、雄介の脳裏をよぎる。 「それならさ、俺んち、来ない…?」 顔を赤らめながら、「俺んち」という意味がどう意味を示すのか、ゆなも理解した。 「…うん、いいよ」 明日の卒業が、決定した瞬間だった。 コーヒーを飲み終わって店を出た二人は、時間を潰す当てもないので、雄介の部屋に行った。 いつもは何気ないことなのだが、さっきのこともあり、お互いに意識してしまう状況だった。 漫画を読んでいる彼女を抱えて座っていた雄介にとって、これは何かの誘いにしか思えない。 「ごめん、我慢できねぇよ」 オスの顔になりながら、雄介は唇をゆなに近づける。血管が浮き出た腕は、彼女の股間に迫った位置で待機していた。 「…今はダメ、明日まで待って」 彼女の人差し指が、雄介の唇をふさぐ。こうなったら、雄介には押し倒せない。 「じゃ、帰るね!また明日!」 スクっと立ち上った彼女は、手早く荷物をまとめるとそそくさと帰っていった。 発散できない欲望だけを募らされた青年が、一人残った。 (ぬきてぇけど、明日するんだ!!) 溢れんばかりのムラムラを抑えるために、雄介は部屋でひたすら筋トレに打ち込む。 二時間鍛えぬいて、身体を疲れさせた後、コンビニ飯を食らい、そのままふて寝した。 欲求不満を力で押さえつけた、雄介らしい夜だった。 翌日、いつものように朝練を終えた雄介は、更衣室で不穏な人間を見つける。 先輩のAだった。 Aはほとんど部活に来ない不良部員であったが、剣道の心得はあり、たまに顔を出していた。 ただ、良くないうわさもあった。女にだらしないとか、部員の彼女に手を出すといったものもあったが、なにより部員に手を出すといったものまで出回っていた。Aもまた、雄介とは違った意味での好青年だったので、こうしたうわさは信ぴょう性が高いように思えた。 雄介も、自然と距離を置くようになった。 だが、そんなAと目が合ってしまう。 「お!雄介じゃぁん!!」 馴れ馴れしく、Aの腕が肩にかかる。 「何ですか、先輩」 体育会基質がしみ込んだ雄介は、嫌悪感を抑えて先輩に尋ねる。 「いやぁ、なんでも?それよりさ、これから飲みに行かねぇ?」 「嫌っすよ!授業があるんで!」 朝から飲みに行くなんて、冗談じゃなかった。 「じゃぁ、飲まなくていいから、とにかくお前んちに入れてくんね?フッた女がさ、俺んちの周りをウロウロしててうっとうしいんだよ」 「…それは」 「これは、先輩命令だぞっ」 先輩命令、これは雄介によく聞く言葉だった。 「じゃぁ、うちに入れるだけなら、そのあとすぐ授業に行きます」 「OK!真面目だなぁ、雄介君は!」 (あ~、今日は何てついてないんだ…) そんなことを雄介は考えていたが、もっと“ついていない”ことが起きるとは、夢にも思わなかった。 結局、雄介の家で飲むことになってしまった。リビングで、Aの接待をすることになったのだ。 授業をさぼることになってしまったので、一人にしてしまうゆなには「ごめん寝坊した」とLONEした。だがそんな噓、いつも朝練に行っていることを知っている彼女にはすぐわかる嘘だった。 「そういえばお前さぁ、彼女いるらしいじゃん?誰なの?」 酒が入り始めたAに問い詰められる。 こんなの、最も知られたくない相手だ。 「…」 言いよどむ雄介に、Aはぐいぐいと迫る。 「お前さぁ、先輩に隠し事するなよなぁ」 「ま、甲斐性ある後輩になったんだ、褒美をやるよ」 Aはごそごそと自分のカバンを漁り始めた。 (ロクなものではないはずだ、早く帰ってほしい) そんなことを雄介は考えていた。 「じゃーん!!」 Aが取り出したのは、葉巻のような、何かだった。 「…」 警戒する雄介は、なかなか手に取ろうとしない。そりゃそうだ、そんな危ないの、下手をしたら選手生命にかかわる。アスリートの雄介にとって、それはすごく嫌な話だ。 「お前さぁ、先輩からのプレゼントを無碍にすんの?」 Aはみるみるイライラしていった。 葉巻らしきものにAが火をつける。 嗅いだことのない、甘いにおいが部屋によどみ始める。 「おらっ、咥えやがれ!!」 強引に雄介の頭を押さえて、口にくわえさせようとする。 「やめてっ、ください!!」 雄介も叫び、強く抵抗する。 雄介の指の爪が、Aの腕を強く引っかき、赤い傷を作る。 みるみるAは激昂していく。 ガタイのいいAが、ますます力づくで雄介を押さえに行く。 これ以上Aを怒らせるわけにはいかない、そう思い力が緩んだすきに、口の中に押し込まれる。 口腔内に、不快な甘いにおいが充満する。 (これは・・・) 「なん・・・なんですか、これは?」 雄介はむせながら、怯えながらAに聞く。 「へっ!お前になんか教えるかよ、黙って吸ってやがれ」 頭がくらくらし、視界がよどむ。まるで罪悪感が見えるようになったような光景だ。 Aは雄介を掘るつもりなのだ。吸わせたクスリも、性感を向上させるためのものだ。 彼女持ちを犯すのは、Aの嗜みの一つだった。 興奮状態になった雄介が、目の前で勃起し始める。黒いデニムパンツの上からもよくわかる大きさだ。 「お前さぁ、先輩の前で勃起して、なんも思わないの」 にやにや笑いながら、Aは雄介の股間を足で責める。 「逆らった罰だ、お前、ここでオナニーしろ」 Aが雄介に命じる。 「嫌・・・だ」 意識がもうろうとしている雄介は、かろうじて抵抗の意を示す。 「ざけんなよ!!」 Aは雄介に蹴りを入れる。 「俺は、ゆなと約束したんだ」 「は?」 「ゆなと、今日やるんだ」 普通の思考だったらAに言わないようなことを、雄介はぺらぺらと言い出す。 Aは、イラつきよりも、新しい玩具を手に入れた少年のような表情に変わる。 「別にいつもやってんだろ、今日ぐらいいいじゃねぇか」 Aはある答えを狙って、雄介に迫る。 「これが初めてなんです、大切にしたいです」 遂に赤裸々な告白がなされた。 「へぇ~!お前童貞なの!!」 顔を赤くした雄介をしり目に、Aはニヤッとする。 Aはリビングから出ると、雄介に聞こえないように電話を掛けた。 「あ~、オレオレ!」 「いい獲物見つけたからさ、あのクスリと撮影セット、持ってきてくんね?」 「そうそう!例の依頼の!」 「じゃっ、よろしく~」 不穏な電話おかけ終わったAは、リビングで胡坐をかいているAを見やる。 Aは、腹いせも込めて、生意気な雄介を限界射精の刑に処すことを決定したのだ。 Aは仲間を待ちながら、雄介にセクハラを続けていた。 「ピンポーン!!」 ふいにチャイムが鳴る。 「お、来た来た♪」 Aが、勝手にドアを開けて、3人の男たちを部屋に入れる。 「え?ちょ、誰ですか?」 怯えた雄介が、Bに尋ねる。 「いやさ、俺の友達なんだよこいつら、ちょっと部屋貸してくんね?あいつら疲れてるからさ」 もう逆らう気が失せていた雄介は、しぶしぶ受け入れる。 二人は、寝室で寝ることになった。もう一人は、Aに加わって雄介を“からかう”ことになった。だが実は、寝室に入った二人はある“準備”をしているのだが。 「いやぁ、こいつ可愛いっすね!!」 Bが、不快な視線を雄介に向ける。 Aより年下、同い年ぐらいだろうか、だがグレた感じやAと同じく体格の良さが、雄介に圧迫感を与える。雄介も体格はいい方であるにもかかわらず。 Aがすり寄ってくる。 「熱くなってきたでしょ?脱いでよ」 そう、雄介の耳元でささやく。 「は?」 動揺する雄介に、Aは続ける。 「いや、下は今のとこ別にいいからさ、とりあえず上を脱いでよ」 従順な雄介は、とりあえず従うことにした。 下のボタンから、順々にワイシャツの留め具を外していく。 ワイシャツのボタンが外し終わり、割れ目から、顔を上気させた青年の、肉体が晒される。 「脱げっつったろ?」 Bが強引に、ワイシャツを脱がしにかかる。 抵抗しようとした雄介の、顎をAつかむ。 「ん・・・」 そのまま、雄介の口に絡みつき、唖然とさせる。Aはこういう青年の顔が大好物だ。間近でマジマジと視線を注ぐ。 その隙にBが脱がし、雄介は上裸になる。 「ふっ、かわいい顔するようになったじゃん♪」 雄介の目を見つめながら、Aはそう不敵に笑う。 「準備できたぜぇ!!」 寝室の方から、呼び声がかかる。 「OK!じゃ、いこっか?」 Aが雄介を誘う。 (準備?は?なんの?・・・) 雄介は動こうとしない、当たり前だ。 「ちっ、お前ら!こいつを運べ!」 四人に両腕両足をつかまれ、寝室に運び込まれる。やばいと理解してジタバタと抵抗するも、そのまま寝室にひきずり込まれた。 寝室に入ると、異様な光景に雄介はギョッとした。 ベッドからは邪魔な掛け布団が排除され、カメラの目線や照明がベッドの上に集中している。用意周到にセットされた部屋を見て、何も気づけないほど雄介はバカではなかった。 「何されるか気づいちゃった?」 「なわけねぇだろ、まだガキなんだから」 セットしながら、準備係の二人が軽口をたたく。 寝室に飾ってあったゆなの写真は、Aの指示で部下の手により持ち去られていく。 雄介がためらわないための措置だが、まるで「おまえにはもうひつようない」と言わんばかりだ。 Aは雄介のズボンにも手をかける。 抑え込まれた雄介は抵抗空しく下も脱がされ、生まれたままの姿になる。再びあの葉巻を吸わされ、頭がぼーっとした隙に、ベッドに投げ出され、カメラの前にあられない姿がむき出しにされる。 光に照らされた雄介の肉体は美しかった。 どこにもあざや傷跡はなく、きれいな肌と対照的に、しっかりと鍛えられた筋肉が浮き出しているのは、青年の色気を晒している。 そんな雄介に、Aが宣告をする。 「これから、雄介君には一生分の精液をここで出し尽くしてもらうから」 「は?」 雄介には、何を言っているか理解できなかった。 「まぁそうだよね、普通は理解できない。じゃぁ、性教育を始めようか♪」 Aは唐突に機嫌がよくなり、にこにこした顔でしゃべり始める。さっきまでの粗野な態度とは対照的だ。 「精子ってどうやって作られるか知ってる?」 「精子はね、精細胞の分裂で精子は作られるんだ。細胞の分裂回数は決まっていて、精液に換算すると一生で6~7リットルが限界になる。じゃぁオナニーし過ぎると尽きちゃうんじゃって思うでしょ?でも大丈夫、普通の人は一日当たりの精子製造量が決まっていて、いくらオナニーしようがそれが尽きるということはない」 Aは、ぺらぺらと饒舌に話し始める。 おもむろにAは注射を取り出す。中には透明な、だが明らかに水でない何かが入っている。 「でも、この注射をして、射精を開始すると、一気に一生分、60年分の細胞分裂がおこなわれ、6リットル以上の精液が吐き出されてしまうんだ。でも、打ったらすぐに効果が出るというわけではなくて、分裂できるように薬が浸透するには一時間感じ続ける(勃起すること)が大事なんだよね。」 「だから、一生分の精液を出し尽くされたくなかったら、まず感じないこと、薬の浸透を防ぐこと。次に射精しないこと、射精が始まったら精細胞の分裂が阻止できないからね。」 「で、今からこの注射を君にして、精液を出し尽くしてもらうんだ。分かった?」 (分かるわけがない、分かりたくもない。なんだこの理不尽は…) 雄介の顔には、恐怖とも怒りともつかない感情が浮き出てくる。 「じゃ、これから君の生殖能力を剥奪します♪」 Aが注射を持って迫ってくる。 雄介は暴れる。男四人で抑えるがかつてないほど強く暴れる。全身の筋肉が浮き出て、腕や足は血管が浮き出る。 「やめろぉ!!やめろぉ!!んだよぉーー!!」 男の咆哮が響き渡る。 だが、抑え込まれ、腕を押さえつけられる。 雄介の腕がつかまれる、注射針が近づく。ハンカチで口を押えられ、弛緩剤を嗅がされる。弱った雄介の、腕の静脈部分にはりがささった。一気に限界射精薬が注入される。 死のゴングが鳴った瞬間だった。


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