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僕の夏休み/6 九条と秋津の高校時代

秋津は

大分の老舗温泉旅館を営む家に生まれ5人兄弟の末の子です。

男ばかりの兄弟で、兄弟はそれぞれ中学に入学するくらいから

別府・湯布院・博多など数件の旅館に預けられ生活します。

その間母親だけが週に何度か訪れ子供たちに会いに来て何かと世話をすします。


ところが「秋津」だけは遠い京都の老舗「九条家」に預けられることになりました。


彼は少年時代から女性のスカートの中に深い興味を持っていました。

それは京都に行くもっと前、旅館の仲居さんたちが唯一の遊び相手だった頃

彼女たちが配膳や清掃などの作業時にちらりと見せる

スカートの奥に初めて異性への深い興味を持ち始めたのです。


そんな中、京都の歴史ある「九条家」には跡取りがいなく、一人娘の雅美しかいません。

秋津はいわゆる丁稚奉公のような形で家に入りますが

近い将来は婿養子とも考えられていました。


しかし高校の時に事件は起きました。


「秋津が盗撮」


そんな噂が学校を駆け巡ります


九条は当然将来の旦那を見据えて好意を寄せていた秋津に突然そんな噂が流れ

戸惑います。学校の行きも帰りも、家でもいつも一緒の彼がそんな素振りを

見せたことは一度もない。「何かの間違いだ」と噂を信じませんでした


日に日に元気がなくなる秋津。

九条との距離も離れ一緒に行動することもなくなりました。


(あ!あきくん・・・・・・)

名前を呼びたくても声になりません。

辛そうな彼の顔を見ると胸が締め付けられる思いです・・・


「あ・・あきつーーーどこ行くの!!」

思い切って声に出しました。

どんどん遠くなる彼の姿を見つめるだけでそれ以上は何もできませんでした。

同級生たちは九条に

「もうやめなさいよ付き合うの。あなたも盗撮されてるかもよ」

「ほんと、どうしようもないわね。男って。あんな奴いないほうがいいわ」

その言葉に怒りがこみ上げる九条。

しかし、いいかえす勇気もなくただ無言で彼の背中を見つめていました。


彼との距離が遠くなる程に九条にとっての彼の存在が大きくなっていきます。

(パンツぐらい・・・・私にお願いしなさいよ。・・・)

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Comments

青春から大人への経験の物語、どんな物語が紡がれてきたのでしょう?そしてこの先の物語も本当に楽しみです。

あき

2人が久しぶりにあったという事は今は一緒にいないという事。その後秋津は送り返されたという事かな?それともまたその頃夏樹やゆうた、石田さんに出会ったとか。 考えると楽しいです。

ドリー

九条さんとあき君、懐かしい青春の可愛らしい思い出ですね。  イイ感じ

あき


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