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ヴィラン地域

様々な獣人の暮らす世界で、エナジーと呼ばれる特別な力を持つものが現れ始めた。あるものはその力を私利私欲のために使いヴィランと呼ばれた。あるものは私利私欲にまみれた力持つものを罰する立場となりヒーローと呼ばれた。 郊外地域にあるヴィラン収容所の一つ、切れやすく部下遣いも荒い看守長が収める監獄である惨劇が起きた。 捕らえていたヴィラン達が全員行方が分からなくなり、おそらく脱獄したとヒーロー協会全体に伝えられ震撼が走ったが、そこに勤める看守たちもすべて行方不明となったと追伸されさらに唖然としてしまう。 暴走気味とはいえかなりのエナジーを持っていた猪の看守長が納めていたにもかかわらずの事態。それ以上の強力なエナジー持ちが現れた可能性があるわけだ。あらゆる支部で集団のヴィランが襲い来る恐れありと警告された。 もちろんヒーロー本部と支部だけでなく他の郊外区域の監獄も含め警戒態勢をとっていた。特にヒーローの少ない支部は一時的に大きな支部から派遣要員をもらい、大きな支部も派遣員以外はすべて集まるという徹底ぶりだった。 そんな中でヒーロー協会にさらに衝撃のニュースが飛び込んできた。ジェネラルレオ、マーシャルドラゴンという地方のヒーローでも名前を知ってるほど有名な二大看板が支えるヒーロー本部が乗っ取られたのだ。 すぐさまヒーロー教会の重鎮が総力を尽くしその地域との断絶を図ろうとしたが、あまりにも多くの市民を抱える地域でもあり、ヒーロー支部からの反対意見も多くあった。 何よりもヒーローたちはすべて捕らえられてしまったと伝えられたが、情報を伝えたのが普通に地域を出入りする一般市民であり、ヴィラン達は一般市民への被害は最小限に抑えていた。 もちろん自由奔放なものが多いヴィランたちなので被害が出たこともあったが、被害のあった市民にはヴィランをまとめている親玉のヴィランから大量の謝罪金と、問題がなければ被害のあった市民の解放。問題が起こってしまった場合は相応の陳謝が述べられていた。 被害としてはヒーローがいたころよりも少しの間は多かったが、ヒーローがいたころに起きた市民を多く巻き込むような強大事件が起こることはなく、時間がたつにつれ被害数すらも少なくなっていく。まさにヴィランがヒーローに置き換わった地域だった。 ヴィランの親玉とはまさに胴長の白い竜獣人であり、ヴィランを完全にまとめ上げられるほどにエナジーの力を増していた。もはや彼を止められるものはいない。正常な街並みを維持するその地域を断絶することなく人の流通をそのままにするようにとヒーロー教会にも一般市民を通して親玉本人からの伝言が届き、異常ともいえるヴィラン地域が出来上がったのだ。 胴長の白い竜獣人は功労者でもある元看守のヴィランの部屋にと足を踏み入れると、毎日のように行われる調教の時間に遭遇してしまった。 「ぶひぃぃぃ!ピルクさま!わたくしを、もっと、もっといたぶってくださいぃぃ!」 「ちょっとまってね。今ボスが来たから、ちゃんと対応しないと。すいません、ひどいものを見せて。」 「いや、私が気にせず入ったのが悪い。明日のこの時間は一応幹部会を開く予定なので、時間をずらしてくれればいい。」 「わかりました。」 胴長の竜獣人をボスと呼び、来訪に敬礼するのは猪の看守長を落としてしまったピルクである。看守長との仲がばれたのは偶然にも侵入したボスであった。だが行為を咎めず、ヴィランとして堕ちるように言いくるめ、監獄の陥落を手伝わせたのだ。 「それにしても、他にもっといいオナホがあるだろうに、ずっとそれを使うのかい?」 「看守長は!・・・いえ、元看守長はオナホではないので。腕も足も残しておいてくださいね。」 「わかっている。それだけどっぷりつかっているなら切り落とす必要はない。でも、いい趣味とは、言えないと思うよ。」 ピルクの背後でしっかり腕も足も首も残り、余計な肉体改造もされていない。この元ヒーロー本部では珍しいヒーローの姿。いや、猪獣人である彼、元看守長は厳密にはヒーローではないが、正義側だった人物では正常の姿のままなものが珍しい。 最も姿かたちは猪獣人のままだが、四つん這いでしか動くことを許されず、ずっと懇願するように上目遣いでピルクを見つめ、チ●ポを勃起させ続ける彼を正常とは言えないだろうが。 「ほおっておいてください。看守長は誰が何と言おうと僕のものです。」 「私に盾着くのは賢明ではないと思うが、私がそれはいらないので争うことはないよ。すきにするといい。」 要件を済ませて部屋を後にする。自動で開く横開きのドアが閉じれば、中の音はすっかり聞こえなくなる。元からあった設備でなくボスがつけた設備である。だがそうでもしなければ特にピルクの部屋はうるさいのだ。 敬礼した手とは逆の手には鞭が握られ、ボスがいなくなのを境にすぐにパシン!パシン!と鞭の快音が響き渡り始める。それに合わせ猪元看守長は豚のように泣きわめく。 「ぶひぃぃ!ぶひぃぃぃぃ!」 「そうだ!そうだよ!もっと!もっと豚のように、僕の行為すべてに喜んでよ!最高だよ看守長!」 ピルクは完全にくるっていた。すでにボスとなった胴長竜獣人が監獄についた時にはこんなことを繰り返していた。それは看守長から受けた指導のように思えて、ピルクから看守長へ送る愛情表現の仕方だった。 痛めつけることと性行為を同時に行われてしまい、それが同意義だとピルクの中で固まってしまった。こうなった原因はピルクからは名前も知られていない元看守長であるのだから彼は自業自得ともいえるだろう。もっとも今は幸せしか感じていないだろうが。 ボスである胴長の白い竜獣人はピルクの部屋を後にするとまた別の部屋にと入る。そこには鍛え抜かれた大きな肉体を持っていただろう獅子獣人の四肢と首のない達磨姿が置かれていた。上部には四肢の首から上だったはずの顔が額縁に飾られる。この絵にしまい込む能力は監獄で得たボスの新たな力だった。 「ジェネラルレオさん。あなたやマーシャルドラゴンさんの理想通り、もっとも犯罪の少ない地域になってきましたよ。まだ一部私に従いきらないヴィランもいますが、ヒーロー本部の時よりも少なくなってきました。」 語りかけようがジェネラルレオには聞こえてはいない。ただいつでも愛撫されたいと達磨に残されたチ●ポがぴくぴくと動き、アナルはいつでもチ●ポを受け入れたいとヒクヒク蠢く。 「あなたたちヒーローが肉便器、というよりももはやオナホですね。そうなってくれたからここまでこれたのです。」 そういいながらおもむろにわき腹につけた獅子の腕で自身の股間部にあるスリットをいじくり、ズリュンとチ●ポをむき出しにする。ギンギンに勃起しきり臨戦態勢のイルカのようなチ●ポを躊躇なくジェネラルレオのアナルに突き入れる。 突き入れられただけだというのに喜ぶようにジェネラルレオ達磨のチ●ポが軽く射精する。もはや行為されるだけで喜ぶ体にと改造されてしまっていた。 ボスはここからが本番だといわんばかりに元々はジェネラルレオについていたはずの腕でジェネラルレオの腰元をがっしり掴んで犯し始める。 ズチュズチュズチュと激しい交尾の音が部屋に響くが防音設備をエナジーを使って強化した部屋から外に漏れることはない。ジェネラルレオの体はチ●ポが喜びをあらわにしていたが、肝心のボスは興味が薄れたように急に動きを止め、チ●ポを引き抜いてしまった。 「このオナホにも飽きました。私は手でする方が好きなようです。あなたもそろそろマーシャルドラゴンさんと同じところに飾りますかね。」 冷たく見つめる目は初めて彼らにあった時のあこがれや尊敬の目とは真逆だった。他のヴィランから力の吸収を覚え、あらゆる力を吸収した彼がこの地域を襲った時はまだ、ヒーローである彼らに敬意があたのだ。 もはやボスとして完全に成り立った彼にヒーローへの経緯などみじんもない。自分がヒーロー以上の存在になってしまったのだ。ただ淡々とこの地域の悪を消していく。そのために正義がいくつか犠牲となるだけだ。ボスは部屋を出るとすぐにジェネラルレオの体の移動をヴィランにと命じるのであった。 後にヴィラン地域と名付けられた広大で人口も多い地域ではヴィランは多いが一般市民への犯罪0に抑えられ、ヒーロー協会とはヒーローの定義とはという議題が生まれていくのであった。


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