インドア平社員俺、わけもわからずイケメンマッチョ上司と風呂に入る 上
Added 2023-07-14 15:00:00 +0000 UTC「…ビジネスでも良い部屋ってあるんだな」 正志さんに続くように俺も部屋に入る。 正志さんの高く広い背中に遮られ、部屋の中が良く見えず、ひょいと横から顔を出すようにして覗く。 「あ、本当ですね…。良かったです、ベッドも二つあるし」 上司である正志さんとの出張の帰り、台風のせいで飛行機が飛ばず、某地方都市で延泊することになった。 事情を同じくする人達はやはり多く、俺達が探し始めた時にはもう近隣のホテルは満室で、電車で数駅移動した先でやっと空室を見つけた、のだが……。 「悪いな浩太、こんなおじさんと同室で」 正志さんが脇の俺を見下ろしながら言う。 そう、空室は一つしかなかったのだ。 ネカフェ行きます!!と尻込みする俺を、いやそれはだめだろう、と半ば強引に正志さんが連れてきたのだ。 会社内外で知れ渡っている筋肉隆々のガタイを誇る正志さんが“強引に”事を起こせば、逆らえるものなんていない。 「い、いや、俺は良いんすけど、正志さんこそ俺がいると休めなくないですか…?」 ずっとインドア派でやって来た俺は正直他人と二人きりで夜を過ごすなんて腰が引けるし、それに……、正志さんの、俺がこれまで生きてきた世界には絶対に登場しなかった、ザ・体育会系の体格と性格は……少しビビるというか、緊張するというか。 文化系の男ならわかってくれると思う。 「そんなわけないだろ。それに、浩太にはもう少し俺に慣れて欲しいと思っていたしな」 端正な男前な正志さんに真顔で2m近い長身から見下ろされて言われると、同性でもなんとなく目が合わせられない。 それに、“慣れて欲しい”か……俺が緊張しているのも普通にバレているのだろう。 威圧的なガタイと風貌に反して、正志さんは寡黙だが紳士だし面倒見が良い。 こんな人がモテないわけないだろーと思うが、意外にもバツイチ。 子どももいるらしい。 は、はは、と俺が反応に困って笑っていると、くしゃっとデカい手で頭を乱暴に撫でられ、「入るか」と先に部屋に入っていった。 1番高い部屋しか空いておらず閉口したが、結果的に良かったかもしれない。 ベッド二つがありながらスペースは充分に広く、これならスーツケースも広げられるし、息苦しくない。 「俺が窓際でいいか?特にこだわらないが」 正志さんがキャリーから手を話し、腕時計を外しながら俺を振り返る。 ……この人本当にかっこいいな。 そんな場合ではないのに思わず一瞬見とれる。 落ち着いた紺の高そうなスーツ、単に長身なだけではなくスタイルも良い。 顔が小さく、腰の位置が高い。 それでいて、スポーツ選手ですら腰が引けるような、極厚のズッシリとした筋肉。 僧帽筋で稜線のようなラインを描き、バスケットボール程もありそうなゴツい肩の筋肉がボゴッ!と飛び出し、ズバ抜けた肩幅を誇っている。 腕は俺の胴周りより太く、上腕の筋肉の隆々たる盛り上がりが、服の上からでもはっきりとわかる。 何より目を引くのは、スーツとシャツをはち切れんばかりに盛り上がる大胸筋だ。 バツンバツンのそれは、俺の顔よりもデカそうで、正志さんの雄としての強さを対面した男達に猛烈にわからせる。 対照的に腹は完璧に引き締まっているがベルトラインの上に、ボコボコと盛り上がる腹筋の隆起が衣服越しにもわかる。 高い位置にある尻は筋肉の塊のようでハムストリングから腿にかけても笑うほどガッチリと太く、そこから伸びる長いラインが、生物として優越性を示しているようだった。 そして…。 立っている状態でも、ズッシリと盛り上がる重そうな股間の膨らみ。 「正志は巨根で遅漏の癖に、馬鹿みたいな絶倫だから奥さんに逃げられたんだぜ~」とは正志さんの同期の山下さんの言。 正志さんと同い年とは思えぬ小太りの山下さんは、ズボラで緩いが、俺は緊張せずに話せる先輩社員だ。 まあ、これを言った直後に背後に居た正志さんに無言で締め上げられ(恐ろしいことに、足が浮いていた)、文字通り顔を青くしていた。 ……普通にしていてこんなに盛り上がるってどんなサイズだよ……。 気づかぬうちに、山下さん正しかったのかもな…とぼんやりしてしまっており、正志さんの「浩太?」という声に我に帰る。 「うわっすみません!!!大丈夫です!!というか正志さん早く風呂入ってください、ホテル遠くて濡れちゃって…すみません」 俺が慌てて捲し立てると正志さんが眉をひそめてこちらに近寄ってきた。 ズン、ズン、と接近してくる2m近い筋肉隆々の上司に、思わず俺は動揺して思わず逃げ場を探すように視線をめぐらすが、あっという間に近付いてきた正志さんの影に飲まれ、ガシッ!!とグローブのような手に肩を摑まれた。 俺の細い肩など、簡単に摑み切れてしまう大きな手の重みに思わずまた「うあっ、すみませんっ!」と目をつぶって謝ってしまう。 「目開けろ」 正志さんの低くよく響く声にびくりとして恐る恐る目を開ける。 「お前はその誤り癖やめろ」 真剣な顔で諭され、「えっ、あっ?」とどもる。 「ホテルが遠かったのはお前のせいか?」 正志さんの言葉に、「い、いや…」とどもっていると、違うだろ、と被せるように言われる。 「お前は気が利くし仕事もきちんとやってる。もっと自信を持て」 突然発生した褒められに理解が追いつかず目を白黒させていると、そのまま正志さんが言葉を続けた。 「それに風呂はお前が先に入れ。顔青いぞ」 「い、いやいやいや…!」 上司より先に湯舟に浸かる。 いや、こんなシチュエーション自体がレアだが、そんなことできるわけがない。 「俺は平気なんで!!お気に…」 と言いかけた所、クシュッ!とくしゃみが飛び出た。 正志さんが眉をひそめる。 「いいから入れ。命令だ」 「む、無理ですッ!!」 ごねる俺に正志さんがむっ、とした顔をしたかと思うと、いきなりぐわっ!!と簡単に俺の腰を摑みそのまま持ち上げた。 「う、うわっ!?」 いきなり数十㎝も持ち上げられ、バランスが取れず、思わず正志さんのがっしりとした肩に手を置いてしまう。 「うあっすみませ…!?」 正志さんが俺を赤ん坊のように抱え上げたまま、普段の紳士さには似合わぬ乱暴さで、ガンッ!と30cm越えのデカい足で浴室のドアを蹴り開け、中に入る。 ……浴室も広かった。 広い脱衣スペースに洗面台、ガラス張りのドアの向こうの浴室も広く、洗い場まであり、浴槽も一人では持て余すサイズ。 ドカッ!と洗面台の上に下ろされ、再び両肩にズッシリと手を置かれると、正志さんが作った怖い顔で、 「大人しく言うことをきけ。きかないならこのままスーツひん剥くぞ」 と脅してきた。 色々とキャパオーバーしてしまった俺はぐるぐる目を回し、それでもどうしても先に入って湯を汚すということはできない、と考え、わけもわからず、 「じゃ、じゃあ一緒に入りますかっ!?せ、背中流しますよ!!!」 と口走っていた。 「は?」 と流石の正志さんも呆気に取られたように固まる。 俺も自分が言った言葉の意味がわからず同じように固まる。 知識としては知っている、背中を流す、という言葉が、なんの脳内検閲も通さず、飛び出してきてしまった。 「あ、いや、その…」 と俺が言葉にならない声を出す。 顔が赤らむのがわかる。 いやこれじゃマジっぽくなるだろ…!! 「は、はは、いや、その…」 「いいのか?」 俺の言葉が正志さんの低い声に遮られた。 「え」 じょ、冗談だろと思わず見上げると、真面目な顔の正志さんが俺を見下ろしていた。 気のせいか、俺の肩を摑みきる分厚い手の圧力が、ぐうっ!と増した。 俺は正志さんの凛々しい目から視線を逸らせず、気づけば 「も、もちろんです」 と頷いていた。
Comments
もはや狭めのラブホクソ笑いました。 マッチョでチンコでっかいイケメン上司といちゃいちゃしたいじゃない!!!泡風呂は必須!!!
hage
2023-07-30 11:40:45 +0000 UTC真面目だから大丈夫です。 浩太くんの無自覚煽りさえなければ…
hage
2023-07-30 11:39:56 +0000 UTCうちにもこの上司ほしい。 いいのか?ってヤバくない?え?こっちのセリフなんですけどいいんですか? 背中、流して、いいんですか?! 広めのビジホってそれもはや狭めのラブホじゃん。え?泡風呂作った方がいいですか?
まーく
2023-07-20 10:12:54 +0000 UTCこの真面目マッチョ上司は推せます!でも突然の激変ドSとかならずに浩太君生き残れればいいのですが…
ykk
2023-07-14 21:42:33 +0000 UTC