会社の部下に弱みを握られてしまった・・・ 部下の男は野心家で有名な奴で、当然のように脅迫された。 「金か?昇進か?・・・何が望みなんだ・・・?」 弄ぶようにたっぷりと間をおいて、部下の男は要求を口にする。 「奥さんを、抱かせてください・・・」 あまりにも意外な要求に、私はしばらく呆気に取られてしまった。 「つ、妻を・・・玲子を抱かせろだって!?」 「えぇ・・・かつてのわが社のマドンナ。あなたの奥さんとヤラせてくださいw」 「ばっ!馬鹿を言うな!!」 あまりに非常識な要求に、私は思わず声を荒げてしまう。 だが、私の反応を楽しむかのように、部下の男は不敵な笑みを浮かべる。 「おやぁ~?いいんですか?そんなこと言ってしまってwww」 「ど、どういう意味だ・・・?」 「あなたは今の立場を失うわけにはいかないんでしょう?だったらどうすれば良いのか分かるはずですよねぇ?」 そう言ってニヤリと笑う男を見て、背筋が凍りつくような感覚を覚えた。 「ずっと憧れていたんですよ。あなたの奥さんに・・・奥さんと俺、同期なの知ってましたか?部長www」 「・・・」 「あんたみたいな年寄りと結婚するって聞いたときは、そりゃあ驚いたものです・・・」 「それとこれとは・・・」 「関係あるでしょう?同じ社内で働いているんだから。それに・・・」 「この歳でこんな美人の奥さんと結婚できるなんて、本当に羨ましい限りだよ・・・」 そう言いながら舌なめずりする男の姿を見た瞬間、私は恐怖心に支配されてしまった。 (こいつは本気だ・・・本気で私の妻を犯しに来るつもりだ!!) 自宅のソファーに座ってほくそ笑む部下を見ながら、私は妻にどう切り出そうか迷っていた。 「ほんとお久しぶりです!!玲子さん。」 「あらあら、すっかりおじさんになったわね。祐介くんw」 「いやぁ~あの時のまんまですよぉ~」 妻と同期社員である彼との会話を聞いているだけで吐き気がした。 かつて、私が新人研修を担当した時に面倒をみた一人なのだが、まさかこのようなことになるなど夢にも思わなかった。