今回も一部で好評頂いてる猿妖怪のお蔵出し。このキャラ、TPRG由来ではなく、旧サイトの申年の年賀絵として急遽考えて生まれた珍しい存在です。TRPG由来ではないオリジナルキャラは艦これのガチムチ提督を除いて唯一のキャラでしょう。
◆旅をする猿妖怪と小僧が今いるのは雪山の洞窟である。なせこんな所にいるのかというと、小僧が猿妖怪の空飛ぶ雲に乗れないのが原因であった。
「お前が雲をすり抜けちまう体じゃなけりゃ雲でひとっ飛びだったのにな」
寝袋に入った蓑虫状態の猿妖怪が愚痴を言うと、寝袋の中からくぐもった小僧の声が聞こえる。
「もごもご、ムゴー!」
「まぁでもな、俺は優しいからお前が凍えないように寝袋まで出してやって温めやってるんだからな」
「感謝しろよ?」
寝袋に小僧を放り込んだ猿妖怪はその中に自分も無理矢理体を滑り込ませ、押し込まれていた小僧を丸太のような太腿で挟むと力一杯締め付け、両手で強引に股間に押し付ける。
「皇帝ペンギンの雄は股間で雛を温めるんだろ?お前も俺の股座であっためてやるよ」
「ムグームググゥーッ!(違う、それ違うよー!)」
小僧の否定の声も必死の抵抗も猿妖怪には通用しなかった。寝袋の中で小僧が猿妖怪の股間にみるみる埋もれてゆくが猿妖怪は股間で小僧が潰れそうな感触に満足顔である。
更に不穏な発言をする猿妖怪。
「メタンガスの温室効果って二酸化炭素の25倍なんだってな」
「ムーッムゥーッ!!」
「せぇのっ!」
バッスン!
寝袋が猿妖怪の放屁で破裂しそうなくらい膨張し、寝袋の中小僧は沈黙した。
「クッサ!我ながら臭いわ」
「うひゃひゃ」
してやったと大はしゃぎの猿妖怪が急に真面目な顔つきになり、
「なぁ小僧、お釈迦様の命令でお前と旅してるが楽しいし俺を封印から開放してくれたのも感謝してる」
「だから俺はお前を俺の股座でめちゃめちゃにしてやりてぇんだ」
「ムグーッ!(なんでーっ!?)」
「じゃあ、いくぜ!」
「ぬうんっ!!」
猿妖怪の太腿がじわじわ密着し、猿妖怪の股座で圧縮される小僧の頭骨が悲鳴を上げる。
「ふんっ!」
「ぬううん!
猿妖怪は足をクロスさせて股座の小僧に更なる圧力を加えようと下半身に膂力を込める。
猿妖怪の股座で小僧が完全に押し潰されるかと思いきや猿妖怪は力を緩め、小僧を解放すると寝袋の中から引きずり出した。漫画のように頭骨が変形しボロボロである。反応の無い小僧の顔に頬ずりをすると、魔法のそら豆を取り出した。食べればどんな怪我も治し体力を回復する不思議な豆だが何故かそれを猿妖怪が口に入れ、咀嚼した。それを口移しで顎が砕けた小僧に与えた。たちまち回復する小僧。
「もう!毎度毎度あなたの暴力に泣かされてきましたけど今度という今度は…」
小僧の猛抗議が終わらないうちに小僧の口を猿妖怪の口が塞いだ。
「まぁ細けぇ事言うな、俺はお前の事好きだぞ」
「これからも旅をしような!」
牙を剥き出しにいい笑顔の猿妖怪に小僧は二の句が告げず、顔を赤らめて
「ずるいです」と返すのが精一杯の小僧であった。
SF5
2022-05-09 05:24:41 +0000 UTCalpha1
2022-05-07 22:14:48 +0000 UTC