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果歩と彩奈

お待たせしました。

果歩と彩奈の話です。


もともと果歩と彩奈の話は土装番/DSBさんのネタで、割と色々前から噛んでまして


今回は、DSBさんにストーリーを書き下ろしてもらいました。

挿絵は自分です、よろしくよろしく。


残念ながら、ちょっと全文英訳できる量ではないので、ラストに抜粋で訳しておきます。


***


Sorry for the wait.

The story of Kaho and Ayana was originally a story by Dosoban/DSB.

I have been holding inspiration for quite some time.


This new story of Kaho and Ayana was written by DSB, and this time, DSB wrote the story for me.

The illustrations are by myself.


Unfortunately, it is too much to translate the whole story into English。so I will translate an excerpt at the end of this article.




■ある日の果歩と彩奈


 それなりのスペースが確保された上で、ひとつの壁に大量のモニターが埋め込まれている四角型かつ密室の部屋の中に、二人の女性がその大量の映像を眺めながら隣り合っていた。


 一人の名前は果歩。気品がありつつ美観も兼ね備えている衣服に身を包んだ、まさにお嬢様という佇まいを感じさせ、同時に少しツンツンとした雰囲気を感じさせる少女。

 一人の名前は彩奈。果歩とは反対に落ち着いた庶民的な衣服を身に着けている、柔らかく優しい雰囲気を帯びている少女。


 二人は同じ高校の同級生であり、性格的に強気寄りな果歩が、彩奈を引っ張っていくという関係性を持っている。


 そんな彼女達は今、じっと二人で隣り合い、視線をモニターの映像へと向けて眺め続けていた。

 そこに映っているのは、自分と全く同じ姿をしたアンドロイド達が全裸姿で絡み合い、次々と自ら人工皮膚を剥ぎ、機構を開放してショートを起こし、気持ちよさそうにしながら壊れて崩れていく有様だった。


 それぞれの行為や行動、顛末こそは映像ごとに違うものの、その全ての結末はほぼ決まって、煙を上げて気持ちよさそうにしながら機能を停止していた。


「これ全部、私達をモデルに作ったアンドロイドなんだ……なんか、みんな気持ちよさそうですごいね」


「自壊しながらもまるで愛し合っているみたいね。けど、結局は機械じかけの人形なのだから、それらも全部プログラムに従った行動であることは間違いないわ」


「それはそうなんだけど……けど、やっぱりこういう風に楽しそうというか、嬉しそうというかなんというか……こうしてる姿を見てると、なんか不思議といいなって思っちゃったりというか……」


「何、あなたそういう趣味があったりするの?意外ね」


「べ、別にそういうわけじゃ!単なる感想だから……」


 画面内で次々と乱れては壊れていく、まるで完全な姉妹のように瓜二つな機械人形達。

 付属のスピーカーからは、それぞれ彼女達の音声が部屋の中に伝わってくるが、その声すらも自分達と同一。


 そんな生き写しのような存在達が、機械的な挙動ながらも淫らにおかしくなっていき、中身を晒して破損しながら崩れていく姿は、不思議と両者ともに不快な気分を抱くことはなかった。

 彩奈ははっきりと明言はしないものの、わかりやすく好印象を抱いており、一方の果歩は画面内の機械人形達をあくまで見下していながらも、内心ではその姿を完全には否定できず楽しそうとうっすらと感じていた。


 度合いこそ違うものの、両者の抱く感想の方向性はほぼ似通っており、そこから派生してそれぞれの中に生まれたのは「隣にいる大好きな友達とちょっとそういうことしてみたい」という情欲由来の気持ちだった。


 まだお互いにそれを察してはいないものの、ここからどんなことを打ち明ければいいのかと、少し気まずくなり黙っている時間が続く。


 それから画面内の果歩と彩奈のコピー達が電子音の嬌声やエラーメッセージを吐き続けるうちに、最初に果歩の方が口を開いた。


「ねえ彩奈、せっかくだから……私達もしてみない?なんだか、私達そっくりなのがこんなにもあんな姿を晒してるのみたら、なんだかこっちもそんな気分になってきたの」


「偶然だね……私も、なんというか……見てるうちにそんな気持ちになってきちゃって。あのアンドロイド達みたいなことするのは無理だろうけど……私達でも、ちょっとくっついたりとかはできると思うから……」


 同じ姿をした機械同士が、プログラムされた性欲に乱れる姿にあてられ、気持ちがだんだんそういう方向へと傾いた二人。

 見た目が完全に同じな分、より影響されやすくなっている。

 果歩が切り出したことで、それぞれの湧き出した性欲を素直に口に出せるようになり、視線もどことなくお互いの魅力的だと思っている点へと刺さるようになっていた。


 そうして見つめ合う時間がより情欲を掻き立て、自らの衣服に手を付け始める。するすると身につけている肌着をその場に脱ぎ捨て、果歩は丁寧に折りたたみ、彩奈は脱いでから少しだけよれた形に畳んだあとで少し離れたところに置く。


 お互いの、モニターに映っていたコピー達に勝るとも劣らない、それぞれの下着だけを身に着けた美しい肌と女体が晒されると、それぞれの表情は違いながらも思わず見惚れて釘付けになっていた。


「彩奈の身体って、とっても綺麗ね……そこまで意識したことなかったけど、あのロボット達みたいじゃない」


「そ、そういう果歩こそ……やっぱりいつ見ても綺麗というか、憧れちゃうなあって……全然あの画面の中のアンドロイド達よりも綺麗だと思う……!」


 それぞれがそれぞれのことを褒めあい、より気持ちを昂ぶらせていく果歩と彩奈。

 そんな少しだけ恥ずかしさの見えるちょっと空気が温いような会話が続く中で、両者ともにどこからどういう風に切り出していこうかと思っていた。


「……それで、どんな風に始める?私、こういうこと初めてだから、どうにも踏ん切りがつかないのよ」


「わ、私も初めてだからわからないかな……そ、それじゃあ、ちょっとだけ抱き合うところから始め」


 衝動的に生まれたままの姿になったものの、感情任せの行動だったためノープラン。

 最初の一歩が踏み出せない中、まず何をしようかという部分に彩奈が提案を出したその時、両者の身体が一瞬だけ硬直した後、まるで電撃が走ったかのようにガクン、と大きく痙攣を起こした。


「……てみない?」


 彩奈の言葉は途中で途切れて、数秒後にその続きから喋りを再開したが、その一連の流れに対して何も違和感を抱いていないようだった。

 そして、その一時停止と痙攣を経た彼女達の表情と動作は、それ以前よりもどこか、より何かを求めているような雰囲気を帯びていた。


「そうね、私達はあの部屋のロボットたちと違って、人間なんだから、ちゃんと快楽テストして確かめないと……」


「そうだよね。私達はあそこに映ってるアンドロイドたちと違って人間だから、快楽テストを実行して気持ちよくならないと……」



 言う必要もないのに、自らを人間だと定義するような言葉を吐きながら、果歩はまるで上半身の力が抜けたかのような膝立ちの姿勢になり、彩奈は大好きな友達のことを受け入れる準備をするように身体を少しだけ後ろに傾けた姿勢になった。


 そして、彩奈が自分の顔に左手を置いたその時、柔肌に覆われた顔の奥から、かちっ、と無機質な音が鳴った。


 まるでそれが当たり前の動作かのように、音が出る直前の最後の表情で硬直した顔を軽く握ると、彩奈は自らの顔をお面のように取り外し、親指と人差し指で顎部分を摘んで頭から離してしまった。


 顔が外れたその奥には、彼女の歯や喉、眼の役目を負っているであろうレンズが特に目立つ、機械部品と電子部品の集合体が姿を表した。


 それに続くように、果歩の股間からも小さく同じような無機質な音が鳴る。

 すると今度は、彼女の女性器部分がカバーのように前に倒れ、下着を強引に前に押し退けながら開いていった。


 その奥には、下腹部の人間らしい肉感と肌とは正反対な機械部品の集合体と、膣部分を構成していると思われるピンク色の樹脂肉が姿を晒した。


「ふふ、準備できたわ彩奈。私達は人間だから、たくさん気持ちよくなって愛し合いたいから、いっぱい快楽テストしましょうよ……なんだか、こういうことするのを、ずっと待ってたような気がする」


「うん……私も、果歩とすごく愛し合いたくて仕方ない……人間だから、快楽テストをして、果歩と気持ちよくなるのを楽しみにしてたのかも……」


 機械を晒した彩奈の顔は、舌だけがぴくぴくと喋るように動いており、その声は喉奥の方から、口や舌の動きに関係なく発されている。

 彼女の取り外されたフェイスパネルは、喋っている間も一切動くことはなく、生気を失ったような顔のまま、まさしく摘んだ指の間で揺れるお面のようになっていた。


 何度も強調するように人間だと互いに口にしているが、彼女達の今の姿は、どこからどう見ても生身の人間ではない。


 そんなことにも気づかない様子を継続しながら、果歩と彩奈は、果歩が上、彩奈が下という形でゆっくりと重なりあい、互いの胸が潰れるくらいに体重をかけていった。


 果歩の人間らしい顔と、彩奈の機械らしい無機質な顔が真正面に対面し、彩奈の顔の奥から細かく小さな駆動音が嬉しそうに鳴った。


「ん……きもちいい……もう、肌を触れ合わせてるだけで良いの…………胸が……柔らかくて……ん……ぅ…………」


「あっ…………果歩の肌……綺麗……きもちいい…………もっと、こうしてたいかも…………」


 胸が潰れることで、彼女達の中に快楽信号がほとばしる。

 果歩の顔はすっかりと赤く染まって蕩け、興奮が溢れているが、彩奈の顔は機械音が鳴り舌が震えるだけで、色気が混ざった声色でしかその動向がわからなかった。


 だが、果歩は彼女が自分のことを愛してくれていると理解し通じ合っている。

 それをより促進させるように、果歩は自分の女性器カバーの開いた部分を彩奈の股に引っかけ、コンコンと貝合わせをするように機械部分を押し付け、カバーと股間の間に挟み込んだ。


 その行為をキッカケに、二体は両腕で抱きしめ、互いの人工皮膚の感触を共有しながら、軽く身体を揺り動かした。


「あっ……ぁ……ん…………彩奈……ぁ……とっても……気持ちいいでしょ……?私も、人間だから、と、とっても気持ちよくて……あんっ……」


「果歩……ぉ……あ、あ、ぁ…………私も……きもちいい…………果歩も人間で、私も人間だから……こんなに、とっても……気持ちいいんだ…………あっ…………」


 綺麗で扇情的な女体同士が、モニターに映っていた同じ姿のロボット達の如く重なり絡み合う。

 お互いの乳房で乳房をこねくり回すように身体を揺らし、空いている果歩の左手と彩奈の右手を恋人繋ぎにしてぎゅっと通い合わせるように握っていく。


 喘ぎ声と、吐息混じりのような声を漏らして、人間であるという形骸化した自認と友達への愛情の言葉を口にする。


そうやって身体を重ねているうちに、さらに快感と情欲が湧き上がり始め、果歩は彩奈の唇のない舌に自分の舌を絡ませ、固い顔面内の機械とくっつきながら、奇妙な形のディープキスを始めた。


「は……あっ……ん……んぅ…………彩奈……ぁ…………大好きよ……私……ん…………」


「私も……あっ…………果歩のことが、大好きで、大好きでたまらない……あっ…………もっと、こうしていたい…………」


 濃厚なキスを始めると、彩奈の顔から鳴る機械音が少しだけ大きくなった。

 快楽信号の処理と、それによって生じる負荷による影響か、彩奈の機械剥き出しな顔面からは、人体が出すそれを明らかに超えた熱気が漏れ出し始め、思わず熱いと声に出しそうになる程のものになっていた。


 だが、果歩は度々、彼女の機械の顔に額や頬が当たっているにも関わらず、熱がる様子もなく、肉体的快感の方を優先したようなリアクションばかりとっていた。


 自分達がキスをしている間、声がくぐもるようなことはあっても、お互いにはっきりと喋れていることを疑問に思うような素振りもない。


 そんな、果歩の行動によって導かれる肉体的行為が続いていたが、彩奈の方からも動きが始まる。


 彼女はずっと左手に自分の顔を持っており、どれだけ乱れていても外れた顔の表情が変わることはない。

 左手はそれによって塞がってしまっているが、右手は今すぐにでも愛する果歩のことを気持ちよくしてあげたいとばかりに震えている。


 彩奈は全身を小刻みに震わせながら、右手を彼女の開いた股間部分に伸ばし、周囲を機械部分に囲まれている分生物的な色合いが非常に目立つ、股間にある女性器ユニットの部分に触れた。


 周りの硬質的な感触とは違う、柔らかく卑猥なそれに触れた瞬間、彩奈は既に濡れているそれに指を挿れ、膣内で掻き回し始めた。


「ああっ!彩奈、ぁ……あっ……あ、あ、あんっ!きもちいいの……そんな、に、あんっ!されたら……私、なんだか、頭の中が……ああんっ!」


 快楽信号に連動して股間の機械部分から動作音が鳴ると、人工愛液が瞬く間に溢れ出し、膣内を濡らしてぽたぽたとこぼれ落ちる。

 溢れた蜜は、開いたカバー裏を伝って彩奈の外性器の表面を濡らし始め、ひくひくと動く割れ目に潤いを持たせた。


 その水滴が当たると、彩奈もさらに快楽信号が欲しくなり、身体をさらに果歩の方に押しながら、顔の動作音を強くした。


「あは……彩奈ぁ……とっても……気持ちよさそうじゃない……あっ、ん……私も、こんなに気持ちよくしてもらってるから、私も、もっとお返しして、しないと……いけないわね……」


 自分の女性器ユニットばかりを弄られて、自分だけ大きな快感に浸るのはもったいないと、果歩は同じように、自分の人工愛液で濡れた彩奈の女性器ユニットに手を伸ばし、同様に陰核や膣肉を弄り始めた。


「あっ!あ、あ、ぁぁ……あんっ!果歩……あっ!きもちいい……こ、こんなの、わ、私はじ、はじめてかも……あんっ!」


 くちゅくちゅと、二重のいやらしい水音が室内に響く。

 快楽信号が増幅される度、果歩の開かれた股間が、彩奈の開放された顔面がより熱を帯びてくる。


 既にその温度は、人間が触れれば熱いと言って反射的に身体を離してしまうような域にまで達しているが、二体は熱いと認識はしているものの、それよりも愛する友達と交わり快楽信号を処理することを優先して、もっと気持ちよくなりたいと、人間の思考からは明らかに逸脱している行動に入り始めた。


 それに連動するように、彼女達の挙動にも徐々に変化が訪れ始める。

 ずっと彩奈の開放された顔にくっついてキスを続けていた果歩は、熱さにたいしてたじろぐことなく欲望のままにキスを続け、人工唾液同士を絡ませ合う。


 しかし、ホットプレートのように熱くなっている彩奈の顔は、だんだんその熱によって果歩の顔の人工皮膚を緩くし始めていた。


 同様に、ずっと果歩の開かれた股間を弄り続けている彩奈の右手も、金属同士の擦れる無機質な音を鳴らして、同様に熱を帯びた剥き出しの股間部分に触れ続けた結果、指を覆っていた人工皮膚がめくれ始め、密かに金属骨格の部分が露出し始めていた。


 だが、そんな異変を二体は気にも止めない。彼女達の思考にあるのは、愛する友達と快楽信号をより多く共有することのみ。


 たとえ電子頭脳が熱を帯びて、人間として不自然な動作を起こし始めても、人間であるという設定に忠実に従い、嬌声を上げながら乱れ続けていた。


「あ、あ、あ、あ、彩奈、な、ななな、もっと、き、きもちいいいわ!きもちいい……大好きよ、だ、大好き、もっと、も、もも、人間らしく、らし、くとして、気持ちいいから、好きなの。熱いけど、あ、熱いわ、だから、実行し、し続け、彩奈ぁ……あ、あんっ!」


「果歩の、か、果歩の、きもちいい、き、ききき、私は、わ、私は好きです、すきが、実行されています。なの、私、わ、わた、あんっ!熱い、あ、あああ、処理が実行されて、人間として、に、人間、私も、私、人間らしいと思います、です、で、で、あんっ!」


 お互いの股間の間から、光景の艶めかしさとは対照的なかちゃかちゃと金属がぶつかりあう音が鳴り、二体はより肌を密着させて押し付け合う。


 快楽信号の発信が止まらず、両者の割れ目から人工愛液が溢れ出し、膣肉部分をひくひくさせながら快楽に満たされつつある、成分もその元も全く同じな愛液が自然と混ざりあっていた。


 キスはずっと、愛情のままに舌を絡ませ続け、舐めあい、顔同士を向き合わせたまま。

 全身の痙攣が両者ともにだんだんと激しくなり、彩奈の剥き出しの顔面からは、より激しくなった動作音と共に、水をかければすぐに蒸発してしまいそうな程の熱が発生していた。


 そんな熱さを真正面から受けていても、果歩はそれに対してはリアクションを起こす様子はなく、自身の中で発生している熱や快楽信号に対してのみ反応している。


 内容が愛情と快感の報告ばかりになり始めたお互いの言動。壊れた音声ファイルのように声が繰り返されたり、時折感情のこもっていない言葉が唐突に混ざっていたりと、人間ではありえないような声の乱れ具合がより強くなっていた。


 まだフェイスパネルが装着されている果歩は、頬を赤らめ蕩けているが、外れたときのままフェイスパネルの表情が変わっていない彩奈の頭部は、その電子頭脳から発される熱が、人格の反応を表しているようだった。


 両者ともにガクンガクンと震え、人間から生じるそれをゆうに超えている熱を共有しながら、愛情と性感を交わし合う二体。


 愛液と唾液の排出が止まらず、徐々に水浸しになっては、発熱した機械部分に当たり蒸発する音が鳴っていた。


「か、果歩が、ががが、人間らしくて人間らしくててて可愛いと可愛いと、あ、あ、私は可愛いは果歩が、です、認識ですから、とと、とても私も果歩も人間なので、も、もっとも、もも、もっと気持ちいいを、きき、き、きもちいいを、快楽信号を実行しま、し、しままま、■あ」


 支離滅裂な音声を垂れ流していても、愛する可愛い友達と快楽信号を共有するという行動は最優先に行われる。


 人工皮膚が溶けて、一部が焼け付きながら金属骨格を剥き出しにした右手で、彩奈はさらに果歩の膣内を掻き回し、抉るように弄っていく。


「あ、あ、あ、あ、あんっ!あっ、あ、あっ!そそ損傷、女性器ゆゆユニット、ユニットが破損し、していま、していま、です、なのの、熱い、のの、だけど快感が、快楽信号がssssょりされて、されましたしていますなので、も、問題な問題な、ががが、好きよ彩奈、彩奈、人間だから人間人間人間ににににに……あんっ!」


 柔らかさを失った上に熱を帯びた硬質的な指で掻き回されれば、当然樹脂で作られた箇所は傷がつき、削れて破損してしまう。


 破損により生じるエラーは快楽信号に変換されたことで、彩奈の正確性も丁寧さも欠けた乱雑な指使いによる手淫は、果歩にとって感じたことのないような性感を発生させた。


 次第にエラーや誤作動、熱、破損は取り返しのつかない段階まで蓄積し、二体の全身は緩慢な動作になりながら、今すぐにでもオーバーヒートによって機能停止してもおかしくない状態となっていた。


 それを示すかの如く、表情のない彩奈の頭部からはとうとうショートが発生し、火花を散らしていた。


 果歩も同様に、カバーを開いたままの股間から火花が散り始めている。

 しかしそれもお構いなしに、彼女は愛する彩奈との快楽信号を求めて股間を寄せていく。

 邪魔する下着もお構いなしに押し付けて、熱で焼き焦がしてしまった後、最初から下着の存在など度外視だったかのように直接外性器部分と触れ合わせ始めた。


 出力が狂い、貝合わせをするごとにカバーの接続部分がねじ曲がり、果歩の女性器らしさを担保するはずのカバー部分は歪んでしまっていた。


 一方で、くっつけられた彩奈の女性器ユニットは、人工皮膚の焼ける音と共に瞬く間に焦げ、溶けていき、指と同じく股間部分の形を作り出す内部機構が空気に曝け出されてしまった。


 それでも彩奈は、愛情行為を果歩の方から与えてくれていると、発熱した電子頭脳で認識し、かちゃかちゃと乾いた音を鳴らして自分からも貝合わせに協力的になっていた。もはや二人の姿は、人間のフリをして絡み合う機械人形そのものだった。


「熱い、あ、あ、あっ、わたし、わ、熱いの、熱い、きもちい、きもちいい、です、いいの、エラー、私、わ、えらららら、正常に処理でで、できませ、ん私が、きもち、いいわ好きよ好きよ彩奈あやナナナ、熱いの、あ、あつ、熱くて、実行します、実行、冷却がひつ、必要です、なの、を気持ちいいので、フェイスパネルを、開放しします、しまままままするの……」


 口から人工唾液を力なく垂らしながら、時折後頭部を殴られたようにがくん、と頭が震えていた果歩。


 既に彼女の電子頭脳は、彩奈からの刺激と性行為から生じた過負荷によってショートを起こし、内部では一部部品が焼き切れてしまっていた。


 彼女のシステムは、快楽信号を処理しながら機体の動作を継続させる為の冷却手段として、彩奈と同様にフェイスパネルの接続を解除し、愛し合っている相手と変わらない中身を曝け出した。


 蕩けた顔のフェイスパネルは、彩奈の頭に当たって身体の左側に転がり落ち、固定されたように持ち続けているフェイスパネルと偶然にも向き合う形になった。


「さ、さあ彩奈?な?ナナnnn、もっと、愛しあ、あいして、愛してるします実行中、私は好きです好きで好きできもちいいの人間、に、人間だから、にんげ、快楽信号をか、かかか■#0、え、1$?あ、あ、あ、エラー、ええら、エラー、エラー、あああああ■?e1yi!!」


「果歩は、とととてもかわ可愛い、可愛いの、かわかかかか冷却をじじ実行し実行し、人間でddddすエラー、好きです、果歩かかかかかkkkk、あっ、あっ、あっ、あっ、あああ、■?1r?ぅ@0%!」


 表情を失い、壊れた音声で愛情を喋り続ける二体。

 彩奈の上に重なっている果歩の口は、支えを失ったことで口内の人工唾液がだだ漏れになり、彩奈の舌を伝って喉へと流れていった。


 身体の絡み合いは激しさを増し、ガタガタ震えながら人工皮膚を重ね、かちかちと機構が剥き出しの女性器ユニットを重ねあう。


 ブラをつけたままの両胸も、その乳同士の揉み合いによって緩んだ人工皮膚がその強さに耐えきれず、チーズが糸を引くように根元から千切れ始めた。


 互いの身体が損傷しあう中、より濃密に愛し合うために、ショートを起こした顔面同士をくっつけあい、無機質な衝突音を何度も起こしながら、熱された舌を絡めて唇のないキスを再開した。


 大好きな友達のことだけ、快感を共有することだけを思考する機械人形達。外から見れば彼女達の姿は、壊れたアンドロイド同士が操られてセックスごっこをしているようにしか見えない。


「@0あ#!?0ヴ0$$ゅ、*$01!!:_え=0rrr’:_」


「@&’0き1_!?=’*もち#&!!&404&_20!?$&@&$4!!」


 もはや原型の音声すら聞き取れず、喋る声のほぼ全てかノイズへと変わり果てた二体。


 それでもプログラムに従い、定められた性欲に従って肉体的、機械的な性行為を続けたその時、まるで絶頂に達したかの如く、果歩と彩奈の頭部、そして女性器からこれまでで一番派手なショートを起こし、周囲に火花が散った。


 同時に彼女達は背中を大きく仰け反らせた後に数秒ほど硬直。その後、沈むように力尽き、機械の顔を重ねて倒れ込んだ。


「■$あ&0…………■#0ヤ2$=……………………n■…………………………」


「■$&か30$_…………2*■ho■$(20$……………………?_

■□…………………………………」


 ぐったりと、残った人工皮膚付きの身体が重なってくたびれ、まるで廃棄場に積み上がったロボットのような有様の二体。


 最後まで何かを示しているような電子音を、模造品の喉から鳴らし、彼女達はすっかりと静かになってしまった。


 スピーカーから何も鳴らなくなった後も、果歩と彩奈、共に時折顔や股間からショートを起こし、その度に条件反射の如く身体が跳ねていた。


 だが、もう既に二体は機能停止しており、自ら動き始めることはない。


 こうして、自分達は画面の中にいるアンドロイドとは違い純粋な人間であると思いこんでいた二体の少女は、快楽信号と愛情を求めた果てで、そのまま映像の機体と同様に女の形をした残骸へと成り果てたのであった。






■おまけ/appendix

「そうね、私達はあの部屋のロボットたちと違って、人間なんだから、ちゃんと快楽テストして確かめないと……」


「そうだよね。私達はあそこに映ってるアンドロイドたちと違って人間だから、快楽テストを実行して気持ちよくならないと……」


***


Well, we're real humans, not like those robots in the room.

We should do a pleasure test to check our performance properly.”


”That's right. We're obviously human, you know, unlike those androids on the monitor.

So we need to run a pleasure test and make sure we feel good.”







 そして、彩奈が自分の顔に左手を置いたその時、柔肌に覆われた顔の奥から、かちっ、と無機質な音が鳴った。


 まるでそれが当たり前の動作かのように、音が出る直前の最後の表情で硬直した顔を軽く握ると、彩奈は自らの顔をお面のように取り外し、親指と人差し指で顎部分を摘んで頭から離してしまった。


 顔が外れたその奥には、彼女の歯や喉、眼の役目を負っているであろうレンズが特に目立つ、機械部品と電子部品の集合体が姿を表した。


 それに続くように、果歩の股間からも小さく同じような無機質な音が鳴る。

 すると今度は、彼女の女性器部分がカバーのように前に倒れ、下着を強引に前に押し退けながら開いていった。


 その奥には、下腹部の人間らしい肉感と肌とは正反対な機械部品の集合体と、膣部分を構成していると思われるピンク色の樹脂肉が姿を晒した。


「ふふ、準備できたわ彩奈。私達は人間だから、たくさん気持ちよくなって愛し合いたいから、いっぱい快楽テストしましょうよ……なんだか、こういうことするのを、ずっと待ってたような気がする」


「うん……私も、果歩とすごく愛し合いたくて仕方ない……人間だから、快楽テストをして、果歩と気持ちよくなるのを楽しみにしてたのかも……」


 機械を晒した彩奈の顔は、舌だけがぴくぴくと喋るように動いており、その声は喉奥の方から、口や舌の動きに関係なく発されている。

 彼女の取り外されたフェイスパネルは、喋っている間も一切動くことはなく、生気を失ったような顔のまま、まさしく摘んだ指の間で揺れるお面のようになっていた。


 何度も強調するように人間だと互いに口にしているが、彼女達の今の姿は、どこからどう見ても生身の人間ではない。



 そんなことにも気づかない様子を継続しながら、果歩と彩奈は、果歩が上、彩奈が下という形でゆっくりと重なりあい、互いの胸が潰れるくらいに体重をかけていった。


***


Ayana placed her left hand on her face.

At that moment, a mechanical click sounded from the inside of her soft skin-covered face.


She lightly grips her frozen face with a final look just before the sound comes out, just like a natural action.

Ayana removed her own face like a mask, plucked the chin part with her thumb and forefinger, and pulled it away from her head.


Inside her face came off, revealing a collection of mechanical and electronic parts, particularly striking in the lenses that would have served as her teeth, throat, and eyes.


Next, a similar little mechanical sound was heard from Kaho's crotch.

Her vaginal area slid forward like a cover, opening while forcibly pushing her underwear forward and down.


In its depths, a mechanical assembly of parts that was in direct contrast to the human-like flesh and skin of the lower abdomen.

And the pink synthetic resin flesh that seems to make up the vaginal area.


'I'm ready, Ayana.

Let's perform a lot of pleasure tests.

We are both humans and we want to feel good and make love to each other a lot, I wonder if I've been waiting a long time to do something like this.”


“Yes, I want to make love to Kaho so much too.

Maybe because I'm a real human being, I've been looking forward to doing the pleasure test and feeling good with you, Kaho.”


Ayana's face exposes her machinery.

Her voice came from the back of her throat, without regard to the movement of her mouth or tongue.

Just her tongue twitched like a talking.


Her removed face panel does not move at all while she speaks, and her face remains lifeless,

It was really like a mask that swayed between her fingers.


Both girls say they are humans repeatedly to emphasize but their current appearance, no matter how you look at it, is not that of real flesh-and-blood human beings.


They are not even aware of such a thing as they continue to show it.

Kaho and Ayana slowly overlapped each other,

Kaho on top and Ayana on the bottom, pressing their weight against each other so that their breasts were crushed against each other.

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