「グャヒィイイイイィィィィィィ!!」部屋中に金切り声の様な悲鳴が轟く。「ヒィイ痛ェイテェヨォぐぞぉおおっ脚がっ脚がぁっ!」絶叫をあげたのは、渾身の蹴りを放った格闘家だった。身を丸め苦悶に額を歪めもがきながら床を転がり回る。「オイ!戦士は身体を壁に押さえつけろ!僧侶は回復術の準備だ!」4人組のリーダーらしいつば広帽子を被った細面の中年男が鋭く命令を出す。甲冑を着込んだ体格の良い男が暴れる格闘家を怪力で無理矢理押さえ付ける。格闘家の脚は足首で折れ曲がりバラバラに砕けた骨が皮膚をあちこち破り突き出していた。痛みの衝撃で格闘家は口から泡を吹き気絶していた。「あまりに強烈な破壊力の高速蹴りと、鉄壁の防御力を持つこの禍々しい呪いの貞操帯がぶつかった結果、そのダメージの反動が脚に向かったのです。」ローブを纏った白魔法使いの女僧侶が怪我を診察して皆に告げる。「ひどい出血だな、どうだダメージの深さは?」「わたくしの神聖魔法で何とか生命は繋ぎ止めることが出来るかと。ただ、、、元の様に治るかは、主の奇跡を祈りましょう。」「クッッソォ〜この薄汚ぇオカマ野郎めェ!そんな気色悪い股間のモンで良くも俺たちの仲間をぉ!!」激昂した戦士は被っていた鉄兜を壁に叩きつけ粉々に割ると、背負っていた黒光りする長大な金棒を抜き両手で握りしめると大きく振りかぶった。「落ち着け筋肉馬鹿が!!俺達の受けた依頼目的を忘れるな!」「こいつの蹴りにゃあ何度も命を救われたんだ!よくも俺の相棒をぉおおぉ!!」「止めろ!!狙いを間違えるな!殺すんじゃあ無い!!」ガリガリっと床を擦り付ける音を立てて金棒がキンペニの下半身目がけて振り下ろされる。「ズシン」という鈍い響きと揺れが部屋に響き渡った、、、。