一番最初に描いたミステリーです。 初めは自分にはミステリーは無理だと思っていて、アクションシーンを描く画力もないし、ラブコメがいいかなと思っていました。でもラブコメのネームを描いてみても面白くないというか、納得できるクオリティーにならなかったんですよね。思い入れのないキャラが好きだの嫌いだのやっていても興味が湧かないし、ギャグも寒いというか。ミステリーなら伏線や手がかりに関するロジックを楽しめるのでいいんですが。 ミステリーの作り方をネットや本屋で探しても、具体的な情報があまりないので諦めていたのですが、小説家になろうのサイトで片里鴎(カタザト)さんという方が書かれている「素人、初心者のための具体的なミステリーの書き方」というのを見て、これなら自分でも書けそうだと思えました。この方の書かれている方法は、本当に具体的に書かれていて参考になります。そこまで教えて大丈夫なのかな・・・という感じなのですが。 でも2作目からは、それでもなかなかプロットが完成しなくなってきて、自分なりにロジックを毎回修正していっているので、わりと独自のものになってきたとは思います。 この1作目は、片里さんの「視点をずらす」というのがヒントになって思いつきました。参考にしたのは、確かヒッチコックの鍵のすり替えのトリックを使った作品だったと思います。 作品のイメージ的には、神宮寺三郎の「謎の事件簿」でした。気軽に読めてギャグもありつつ謎解きも楽しめるといった感じで。最初は画力もないので、ギャグっぽい雰囲気でいったほうがいいかなというのもありましたが。でも、人が死んでるのにふざけるのは不謹慎なのではないかと思って、人の死を前にした時にはなるべくシリアスになるように主人公達を描写しています。 最近は重苦しさや人間ドラマを重視するようになってますが。東野圭吾さんの作品が好きなので、参考にしてます。トリックの奇抜さだけだと限界がきてしまうので、人間ドラマを見せていこうかと。本当は死人が出ない話も描きたいのですが、なかなか緊迫感が出せないんですよね。 話の作り自体はほぼ「古畑任三郎」です。犯人は最初からだいたい決まっていて、主人公の目的は、その人が犯人である証拠を見つけることです。こうすることによって登場人物を少なくできるので、1話完結には良いと思いました。登場人物が多いと覚えるのが大変ですし、描くのも大変なので。