※ 文章が途切れていましたので、後編として掲載しました。 不具合がございましたことをお詫び申し上げます。 13.サン・ラグーナ―― 出発前夜(後編) オイリーは嬉しそうにニヤニヤしながら、 「この鉄球スタッドが姫様のお好みでござますですね。さすがは淫乱変態王女の姫様でござますです。お目が高こうございますです。これは先端の鉄球が乳房にめり込んで激痛を与えるものでござますです。ただし、時間が経つとその激痛が気持ちよさに変ってくるのでござますですよ。変態で淫乱の姫様にはうってつけの淫具でござますです」 ―― そんなわけない。あなたに無理矢理に選ばされているの そう心の中で叫ぶが、一方、オイリーが口にする「淫乱変態王女」「変態で淫乱の姫様」の言葉に、ビクンと身体が反応し、ジーンとした不思議な響きが肉体を駆け巡っていく。 ―― ああああ、この不思議な感覚・・・いったいどうしたのかしら・・・ 「ああ、そんなもの着けないで・・・」 「おやま、姫様、内心は着けてもらいたくてウズウズしてらっしゃいますのに、そんなウソをおっしゃってはダメでござますですよ。さあ、姫様、お立場はわかっているでござますですね。この淫具を着けてもらえるようにおねだりするでござますですよ。」 「くっ・・・・」 オイリーからあまりにも恥ずかしい命令をされて、頬を染めるエリル。しかし、イアリング「乙女の幸せ」により、「抵抗心」を剥奪されているエリルにとってあがらう術は残っていない。 ―― こんなこと言うのはイヤ 心の中に激しい羞恥が湧いてくるが、反抗するという気力は沸き起こってこない。エリルはベッドの上に座り、手を頭の後ろに組みM字開脚にして大股を開くと、真っすぐオイリーを見つめ、 「オイリー様、どうかこの淫乱変態女のエリルの身体が気持ちよくなりますように、乳房に淫らな淫具を取り付けて、いつも発情する淫乱な牝犬にしてください。」 ―― くっ、なんで、なんで、こんな惨めなことを言わなきゃいけないの エリルはこの醜い老婆に惨めな言葉で自分が女として発情するように懇願 しなければいけないことに、恥ずかしさと惨めさを感じていた。 「おやおや、姫様、ずいぶんとお素直になってきたでござますですね。やっとご自身が変態で淫乱なことがわかってきたのでござますですね。やはり姫様は根っからの淫乱変態でございますから、本性はお隠しになるのはお難しゅうございますですね。でもご安心くださいませです。このオイリーが姫様の変態と淫乱を満たすように、尽くしますです。では、いつも発情しているその淫らなお身体にこの責め具をお着けいたしますです。これを着ければ、アソコをいつも厭らしい淫液でほとばしるようになるでございますですから、姫様もご満足いただけるでござますよ。」 オイリーは口に出すのもはばかれる言葉をエリルに聞かせ、辱めていく。エリルにとって屈辱以外のなにものでもない。 ―― だ、誰が、変態の淫乱よ。それはオイリーが勝手に決めつけてることじゃない。 エリルは心の中で叫びながらも、じっとこらえて我慢する。オイリーに反論してもムダなのは目に見えているからだ。 オイリーは真珠の縄の先端に付いているクリップを乳房から外すと、その代わりとなる黒革製の特殊ブラジャーを手に取り、エリルの上半身にそれを丁寧に着けていく。ショルダーストラップを肩に通すと、左右の乳房の根本にベルトをグルリと回し、ベルトを締めていく。グッという強い絞めつけとともに乳房の根元に強い痛みが走る。 「うっ・・・・」 乳房を絞られる強い絞めつけに思わず声が漏れる。オイリーはベルトのバックルをしっかりと止めると、ピンバックルの先端に南京錠を嵌め外せないようにする。こうして、左右の乳房の付け根にベルトが巻かれると、豊満で美しい乳房はロケットの形のように突き出したいびつな形になる。もちろん、絞られた刺激によって乳首もビンビンに勃起している。ムズムズとした痒みは一層増して、神経を苛(さいな)め、エリルに苦しみを与える。 オイリーに著しい辱めを受けているせいでそちらに精神が向けられ、散漫な精神状態になり、なんとか正気を保っているのだが。もし、完全に拘束され、じっとさせられて意識が痒みに向かいうようなものなら、その激烈な痒みによって泣き叫んでいたかもしれない。 オイリーは楽しそうに鼻歌を歌いながら、黒革製の特殊ブラジャーのサイドバンドを背中に回してバックルで固定していく。さらに「グッ」と胸囲を締め付けると乳房の根本を締め付けているベルトがさらに、乳房根元の奥深くに強く食い込んでしっかりと固定されていく。最期にアンダーバスト部分のベルトを背中に回してバックルで留め、固定する。これで、この特殊ブラジャーは完全に身体にフィットした形で固定され、微塵も動くことがなくなった。 ―― 乳房が押し出されるみたい・・・ 「姫様のお好みのパッドをお着けするでござますですよ」 オイリーは不気味な微笑みを浮かべると、黒革製の円形パッドを手に持ち、エリルの目の前にかざす。パッドの裏側には先端に鉄球が付いたスタッドが無数に付いている。あれが、肌に突き刺さったら、いかにも痛そうだ。エリルはその悍ましい淫具から目をそらす。 「ひっひっひっ、目をそらさないでくださなまし。さあ、このパッドをお付けいたしますですよ」 オイリーはゆっくりと右乳房の先端頂部にパッドを押し当てる。裏面の鉄球付きスタッドの冷たい金属の感触が乳首、乳輪、乳房に突き刺さっていく。 メリメリ・・・ 金属の鉄球が柔肌に食い込んでいく、特に乳首に食い込むスタッドの痛みは強烈だ。 「い、痛い・・・・」 その痛みに耐えかねて、声をあげるエリル。 「姫様、まだまだパッドをあてただけでござますですよ。これからが本番でござますです。」 オイリーはまるで子供がワクワクして楽しむように、エリルにパッドを装着している。よほど面白いのだろう。 オイリーは右乳房にパッドを当て位置を調整すると、細長い革紐を摘まみ、ゆっくり丁寧にパッドの縁(ふち)に開いた小さな穴に通していく。円形のパッドの縁(ふち)に沿って小さな穴はたくさん開いている。その穴に革紐を通すと、今度は乳房の根本を巻いている革ベルトの縁(ふち)に付く、極小のDリングに革紐を通す。次に、再び円形パッドの小さな穴に革紐を戻して通していく。この作業を繰り返すことで、1本の革紐で円形パッドと乳房絞め革ベルトを繋いでいった。 左右にの乳房に革紐で円形パッドを乳房絞りベルトに結び付け終えると、革紐を強く引くだけで、パッド裏の鉄球付きスタッドが乳首、乳輪、乳房に強く突き刺していく。その準備が整った。 「姫様、この革紐を引けば、パッドが引き寄せられて、裏面のスタッドが突き刺さるでござますですよ。おほほほ・・・」 エイルは全身の掻痒感で肩で「はぁはぁ」と息をしながら、M字開脚の大股開きの姿勢でオイリーを見つめている。股間の秘部からは、だらしなく淫液が染み出していた。 「あらま、こんなにも幸せな液を垂らまして、姫様のお身体はお悦びのようでござますです」 大股開きになり、真珠の縄で締められた恥部を、オイリーは指でゆっくりとさすり刺激する。むず痒さに耐えるエリルにとっては耐え難い刺激だった。 「はぅ、うう・・・」 不意に秘部に刺激を与えられ、口から女の声が漏れる。 「姫様はここを触られると、嬉しそうな啼き声をあげますでござますですね。おほほほ・・・」 オイリーは嬉しそうな高笑で、エリルを蔑(さげす)むように見下し、苦悶するエリルの姿を見て楽しんでいる。加虐性質のオイリーにとって、目の前のエリルが悶え苦しむのは何ものにも代えがたい至福のひと時なのだろう。 「お次は、特殊ショーツをお着けするでござますです。」 黒革製のフルバックショーツを手に取り、エリルがよく見れるように目の前にかざしていく。ウエストの両サイドをバックルで締めるスタイルの黒革ショーツは、フロントはありきたりのデルタスタイル、バックは臀部(でんぶ)をフルカバーするフルバックスタイルで、エリルにとっては見慣れたスタイルと言えた。 だが、股布の部位、つまりクロッチ部位は、通常のショーツと違い、直径2cm程の楕円形の穴が開いている。その楕円形の穴の周囲のヘリは、なに固い楕円形の輪が埋め込まれているようで、例え、着用して股間を閉じても、楕円形の穴は潰れたり、塞がったり、狭まったりせずに、一定の穴が常に開くようにできていた。 つまり、着用した状態で足を閉じても、クロッチ部位の楕円形の穴は開きっ放しになる仕組みなのだ。そして、この下着の製作者が悪趣味なことが窺(うか)がえるのは、この楕円形の穴の位置がちょうど膣口の真上に重なるようになっていることだった。趣味の悪いオープンクロッチの下着の一種と言えばいいだろう。さらに、内側には1本の線状の細長い突起がまるで1本のレールのように走っていて、秘部の割れ目や尻の割れ目に食い込むように淫靡な仕掛けが施されている。 それはコルクのような材質で弾力性に富んでいて、この突起物のレールの高さは陰部の各部位によって高さが調整されているようだ。クリトリスの部分は約1cm程の高さ、膣口の前後では緩やかな弧を描き高くなるが、膣口部分は楕円形の穴があるため、このコルクのレール途切れ、再びヒップの割れ目に沿って2~4cm程の高さにまで高くなり、尻の割れ目にしっかりと繰り込むようになる。肛門の部分は高さが高くなるのみで、特に特殊な突起物が付くわけではなかった。 真珠の菱縄や真珠の縄を秘部の割れ目に嵌められ、悶え苦しんだエリルにとって、その責め苦の辛さは身をもって知っている。そのショーツの裏側の残酷な仕掛けを目にすると、エリルは慄(おのの)き身震いする。 ―― あ、あんな仕掛けを股間にあてがわれたら、わたしは今度こそ正気を保てるかわからない・・・・。でも、あの楕円形の穴はなんのために開いているのかしら・・・ エリルは黒革のショーツのクロッチ部位に開けられた楕円形の穴がどんな目的で開けられているのかわからないでいた。男性ならば、その用途を簡単に想像できるはずだ。男性器を挿入するためには、「穴」が必要なのだから。 オイリーは黒革製ショーツの裏側の構造をエリルによく見せ終わると、裏返して表側を見せる。フロントのデルタに目を向けると、デルタの三角の中心線――つまりヘソから股間の割れ目の垂直線上の位置――に沿ってベルトループが取り付けられていた。 このベルトループは、ウエストベルトを起点にT字に股間をベルトが回るように着けられたものだ。このベルトループによって、きつく股間ベルトを装着することができる仕組みだ。 「姫様、ベッドから降りて、両足を肩幅に開く姿勢でお立ちになってくださいませです。あと、両手は頭の後ろで組むでござますです。」 オイリーはエリルをベッドから降ろし、垂直に立たせると、股間に黒革のショーツをあてていく。エリルの下半身、股間に「ヒヤッ」とした革の冷たさが伝わる。 「んんん・・・」 オイリーは黒革製ショーツのクロッチ部位の穴をエリルの膣口上に重なるようにゆっくりと、丁寧に位置を調整していく。エリルは、今股間に着けられている真珠の縄を外さずに、黒革製のショーツをその上から着け始めたことに驚き、たじろぐ。 今股間に着けられている真珠の縄は外してもらえると思っていたからだ。 ―― えっ、真珠の縄をそのままにして、その上からそれを着けるつもり? 黒革製のショーツの内側には、股間の割れ目を沿うようにコルクのレールが付いている。股間の割れ目にピッタリと嵌められている真珠の縄の上からそれを着ければ、どうなるかだ。真珠の縄の上に黒革製のショーツの裏側の突起物であるコルクのレールが重なり、エリルの秘部である、クリトリス、膣口、肛門を一層強く責めてくる。掻痒(そうよう)促進剤によって、否応(いやおう)なしに高められた強い痒みに、突起物による圧迫の刺激が加わる。エリルが与えられる苦痛は並大抵のものではない。 「オイリー、し、真珠の縄は外してもらえないかしら・・・」 ムダとわかりつつも、このままショーツを着けられたことを考えると、エリルはオイリーに懇願するしかなかった。 「姫様、なんでござますですか?」 オイリーはとぼけたようにエリルの言葉を聞き流して、エリルの股間に黒革製のショーツを着けていく。 「そ、その、真珠の縄を外してほしいの・・・」 「姫様、何をおっしゃってございますですか! せっかく、姫様が淫乱・変態になれますようにしてございますですのに・・・。ここの穴からは歓喜の淫液がどんどん滲(にじ)み出てきてますでござますよ。もっともっとお身体が変態淫乱になってくださいますように、しっかりと責め具を着けさせていただきますです。姫様は、この淫具がどれほど素晴らしいか、じっくり味わってくださいませです」 「そ、そんな・・・」 オイリーは、フロントのデルタ部位、バックのフルバック部位をしっかり鼠経部(そけいぶ)、臀部(でんぶ)にそれぞれにフィットさせ、エリルのくびれた細い腰に黒革製のウエストベルトを強く巻くと、左右のバックルでしっかり留めて、外れないように南京錠でロックした。これで黒革製ショーツがエリルの下半身にピッタリと吸い付くようにフィットした。 ショーツの裏側に付いたコルクレールの突起が秘部の割れ目、尻の割れ目に食い込む。それと同時に、真珠の縄が押し上げられ、各秘部をさらに強く刺激して、肉体に強い苦痛と甘い刺激を同時に与えてきた。 「ああう、ああん・・・」 エリルの口から妖しい声が漏れる。 「姫様、お気に召していただけたでござますですか? もっとお悦びの啼き声を出しても結構でございますですよ。」 同性のオイリーに性的に感じて漏らした声を聴かれ、エリルはあまりの恥ずかしさから頬を赤らめて俯く。オイリーはそんなエリルに見向きもせずに、一本の革ベルトを取り出す。その革ベルトは幅1cm程で、途中で楕円形を作るために2又に別れた部分があった。これが恐らく、股縄的役割を果たす股間ベルトなのだろう。 途中で二股に分かれている部分は、黒革製ショーツクロッチ部に開いた楕円形の穴に合わせて重ねるために、わざわざこのような形状にしてるものと思われる。 「さてと、最期にこの股間ベルトを着けて終わりでござますです。」 エリルに黒革の股間ベルトを晒して、ニヤニヤと厭らしく笑みを浮かべるオイリー。 「この股間ベルトは、途中で二股に分かれてますでございますですが、姫様には、二股に分かれない1本ベルトの方がいいのでござますです。ベルトを2本化してしますと股間を圧迫する力が分散してしまいますですから、ちょっと苦しさが加減されてしまうのでござますです。本来はこちらの1本ベルトを使うのでござますですが、1本ベルトではこの穴を塞いでしまいますですので、この分岐式ベルトを使うでござますです。」 もっともらしいことを口にするオイリーだったが、不審な言葉を口にしているのをエリルは聞き逃さなかった。 ―― 穴をベルトが塞ぐ・・・。それが都合が悪いわけ? どうして? わたしに何をするつもりなの? エリルはオイリーの口にした「1本ベルトはこの穴を塞いでしまいますので・・・」の意味に不安を感じた。 オイリーは黒革製ショーツのウエストベルトのフロント部位に付くバックルの股縄ベルトを着けると、エリルの下半身、股間に沿ってベルトを這わせていく。 ツツツ 股間ベルトの感触が、ウエスト下、下腹部(かふくぶ)、鼠経部(そけいぶ)、クリトリス部、膣口部、肛門、背後ウエストと伝わっていく。 「ううう・・・」 その這うような感触に思わず声を漏らす。オイリーは背後ウエストベルトに付くバックルに股間ベルトを通すと、力強く引き上げる。 カチ 「よっこらしょっと・・・」 グイっと力強い力で股間ベルトが股間を締め上げる。その瞬間、クリトリス、膣口、肛門に強い苦痛が走り、エリルの両脚が「く」の字に折れ曲がり、腰が沈む。 「あうぅ・・・ああ・・・いっ・・・」 もがき苦しむエリルを前に、 「お股はこれでよしでござますです。あとは、胸の革紐を乳房が潰れるほど締め上げて胸をペタンコにすれば完成でございますです」 乳房の根元にぐるりと回され嵌められたベルトのフチには小さなDリングが付き、乳房の上部に被(かぶ)さる円形の革パッドのフチにある無数の穴と革紐で結ぶことで、革パッドは引かれてゆき、乳房を圧(お)し潰すようになるのだ。もちろん革紐も引き絞られれば、乳房を締め付けていくことになる。この円形パッドの裏には先端に鉄球の付いたスタッドが無数についており、円形パッドが引かれれば、引かれるほど突き刺さっていく仕組みになっている。まさに女の急所を責めるための拷問具と言えた。 オイリーはエリルをベッドに、椅子に座るように腰かけさせると、乳房にかぶさった円形革パッドから伸びる革紐をゆっくりと引いていく。エリルの乳首、乳輪、乳房の柔肌に先端が鉄球のスタッドがじりじりと突き刺さっていく。 まるで釘で肌を刺されるような激痛が乳房を襲っていく。あまりの激痛に叫び声が漏れ出す。 「ああ・・・、い、痛い・・・、やめて・・・あああ、あ・・・」 あまりの痛みに叫び声しか出ない。 このスタッドの先端に鉄球が付いていなければ、間違いなくスタッドは乳房に突き刺さって、流血していただろう。 オイリーは、グッと革紐を引き強めにスタッドを乳房に食い込ませると、円形パッドの圧迫が緩まないようにきつく革紐を結んだ。 「くっ、あああ、ううあああ・・・」 エリルはオイリーが革紐を結ぶ刺激にたまらずに切ない声をあげ、苦しみ身体をブルブルと震わせる。 「姫様、痛みに耐えかねずにお漏らしていけませんでござますですので、最初はこの程度の締め付けにするでござますです。慣れてきましたらもっと強くしてスタッドを突き刺さるようにするでございますですから、ご不満でございましょうが、今日はこれでご満足くださいませです。」 乳房には掻痒(そうよう)促進剤による痒み、それとこの円形パッドのスタッドによる激痛が与えられ、常軌逸した異常な激痛が上半身を襲っていた。 「はぁ、ぐぐうう・・・・」 乳房の痛みに歯を食いしばって必死に耐えるエリル。 「ああ、そうそう、忘れていたでございますです。姫様にブレスレットのアクセサリーをご用意してましたです。」 オイリーは「ブレスレット」と称したものをエリルに見せる。 「ひっ、こ、これは、ブレスレットなんかじゃないわ!」 エリルが驚くのも無理はない、オイリーの手に握られていたのは黒革の手枷だった。 「お黙りするでございますです。この期に及んで、姫様は往生際が悪うござまいますです。さあ、覚悟して腕を差し出すですでございますよ」 エリルに頭の後ろで組んでいた手を前に差し出させると、その白く細い手首に分厚い黒革でできた手枷をしっかりと嵌めていった。がっしりとした重厚で堅牢なつくりの手枷は、ズシリと手首にその重さを感じさせる。本格的な職人がつくったものであろう、ちょっとやそっとでは破壊することは不可能な代物だ。 ―― この手枷、かなり重さがあるわ。それに相当頑丈なつくりになっている。これを外すのはかなり困難ね。 エリルは両手首に手枷を着用され、その頑丈なつくりに自らそれらを外すことが難しいことを知り、言われようのない絶望感を感じる。 オイリーはエリルの両手首の黒革の手枷を嵌めると、枷に付いたDリングを黒革製のショーツ・ウエストベルトの両サイドにある、Dリングにナスカンで連結した。 ガチン エリルの両手首は、腰の両サイドに綺麗にそろえて繋がれた。 「ああ・・・・」 これで、エリルは両手を腰の両サイドから動かすことができない。両手の自由を奪われたのだ。 「オイリー、これを外して!」 全身の苦痛に顔を歪めながらも、その瞳は強い意志を感じさせるものがある。何ものにも屈しない強い意志。しかし、オイリーはそんなエリルを意に介すこともなく。 「姫様、さあ、もうご就寝の身支度が終わりましたでございますです。ベッドにお入りくださいませです」 と、エリルを無理矢理にベッドに倒し、仰向けに寝かせる。 「ああ、それからでござます。ちょうど、姫様の股間部の位置にベッドから、細い棒が突き出してありますです。これは角度がちょうど30°位になってございますですから、姫様がお夜中にお身体を自ら慰めることができるようになってござますですよ。」 ―― な、なんですって。あのエルムポリ城のベッドに付いていたあの悪魔のディルドがこのベッドにもあるなんて・・・ 首を上げ下半身に眼を向けると、股間の真ん前にディルド形状をした張型が1本が股間の膣口めがけて固定されていた。ご丁寧にディルドの部分はシーツに切れ込みがあり、ディルドがベッドから飛び出した形になっている。 ディルドの角度は垂直ではなく、斜め30~45°に傾いている。つまり、エリルがうつ伏せや仰向けで寝ているときに、膣口に挿入しやすい角度になっているのだ。 ―― こんなにアソコがむず痒い時に、あんなものがヴァギナに触れたら・・・。痒さを鎮めるために擦(こす)りつけるにきまっている。 そこでさらに問題になるのが、真珠の縄だった。黒革製のショーツの裏側で股間の割れ目に食い込んむ真珠の縄は、このショーツのクロッチ部に開けられた楕円形の穴の向こう側に膣口を塞ぐように横切っている。挿入されてきたベッドのディルドはこの真珠の縄に妨げられ、それ以上奥には進めないはずである。だが、ディルドが真珠の縄を押し込むと、当然真珠の縄は股間の前後に張りを増すことになる。つまり、股間を締め付けるのだ。その結果、クリトリス、肛門への圧迫が増す。このディルドは痒みは鎮めるかもしれないが、クリトリスや肛門、膣口周辺への刺激を増してしまうのである。 「ベッドの細い棒をお使いになれば、痒みを和らげることもできますですよ。おほほほ・・・・」 「そ、そんなはしたないことできるわけないでじゃない!」 「おほほほ、そうでございますですか。お恥ずかしがらなくても結構でござますですよ。姫様のオマンコに入れるにはうつ伏せの姿勢が一番でござますですが、胸のパッドが身体で押し付けられて気持ち良すぎてしまうかもしれませんでございますですから、仰向けがよろしいかもでございますです。それでは、ごゆっくりお休みくださいませでございますです」 そう言って、オイリーはペコリとお辞儀をすると、両手を腰の横にピタリと着けベッドに仰向けになるオイリーを残して部屋を去っていった。 寝室のベッドの上で仰向けに横たわるエリル。掻痒(そうよう)促進剤を塗られた女性の恥部、つまり、乳首、乳房、クリトリス、膣口、肛門はむず痒いかゆみでウズウズしてる。なにかで掻いて疼きを鎮めないと、狂ってしまいそうだった。 ―― この痒みがもう我慢できない。こんな身体では眠れるはずないわ。 エリルは痒みを鎮めるようと、もがくが身体を少しでも動かすと、乳房と股間を戒めている黒革の下着から鋭い痛みが生じ、苦痛に顔をゆがめるのだった。 ―― くっ、痛い。乳首や乳房にスタッドが食い込んでもう我慢できない・・・・ ―― それに、あそこが痒い、痒くて仕方ない。このままだと、どうかしてしまう・・・ エリルは黒革製の上下の下着から与えられる淫靡な痒みと痛みにもがき苦しみながら、この拷問から逃れる術(すべ)を考えていた。 ―― ああ、辛いわ。狂いそうよ。 ―― なんとか、これの痒さを鎮めないと・・・ エリルの脳裏に禁断の方法が浮かんでくる。 ―― あ、あれはダメ、あれを使ったら、もう止まらなくなるわ・・・ エリルが思い浮かべたのは、ベッドに生(は)えるディルドだった。 ―― うつ伏せになってあのディルドで膣口を少し掻けば、この狂気の痒さが鎮まるかもしれないわ。少しだけでも痒みが収まれば、身体は楽になる。 しかし、それはあまりも危険な方法だった。もし、ディルドによる刺激で痒みが収まらなければ、ディルドで刺激し続けなければ痒みが余計に増してしまうこともある。だが、今のエリルはもはや痒さは我慢の限界を遥かに超えていた。 ―― も、もうダメ、これを試すしかないわ エリルは仰向けからうつ伏せに姿勢を変える。胸の乳房パッドがシーツに押し付けられ、円形パッド裏側のスタッドがさらに強く乳首、乳房に突き刺さっていく。 グググ 「ううううう、んはぁ・・・」 胸に打ち付けるような激しい痛みが走る。腰を前後左右に僅かに動かしながら膣口部分に開く穴にディルドが入るように、位置を調整していく。 ―― あともう少し下がれば、当たりそう エリルはゆっくりと腰をディルドの方向に下げていく。 ぐにゅ ディルドの先端が肛門と膣口の間の部位に当たる感触がする。 「う、ふうう」 ちょっとした刺激でも、今のエリルには快楽的な甘美なものに感じてしまう。 ―― ああ、これでも気持ちいい・・・ エリルは腰を左右・上下に動かしながら、膣口に嵌まるように淫靡に動かしていく。 ―― ああ、もう少し。ああ、もっと右かしら。 腰を振り、ベッドに付いたディルドを膣口に入れようと必死になるエリルは、もはや王女ではなく、肉欲にまみれた牝犬だった。 グリ ディルドが穴に嵌まった確かな感触が肉体に走る。 ズキン 「はぁぁ」 膣口に今までにない強い衝撃が走った。痒みが一瞬収まったように感じる。しかし、膣の奥底から再びジクジクとした痒みが広がってきた。 ―― ああ、我慢できない 僅かに腰を動かして、慎重に膣口周辺をディルドで刺激して痒みを抑えていく。 グリ グリ グリ グリ ディルドが膣口周辺の肉壁をこすりつける。 ズキン ズキン ディルドと肉壁の擦れで痒みがどんどん鎮まっていくのを感じる。 ―― ああ、気持ちがいい。痒みが収まっていく。 胸の円形革パッドも仰向けになって胸がベッドに押し付けられた圧迫力によって、痒みと激痛が均衡し、痒みが静かに収まっていった。 ―― 痒みが消えていく。 エリルは「ほっ」とすると、腰と胸の動きを止めた。 ―― 助かった。これならなんとか耐えられる。 両手は手首に装着された黒革製の手枷によって黒革ショーツにの両サイドに繋がれ、「気を付け」の姿勢から変えることができない。全く不自由な姿勢を強いられている。 しかし、一息つけているのもつかの間だった。再びエリルの秘部からジワジワと痒みが広がりはじめる。 ―― うっ、身体の芯から痒みが広がってくる・・・。なんとかしないと・・・。 エリルの乳首、乳房、クリトリス、膣口、肛門のそれぞれからジクジクとしたむず痒さが広がりはじめ、その奥からもジンジンと痒みが湧き出るように身体を蝕んでいく。先ほどよりも痒みは強くなってきているようにも感じる。 ―― か、痒い。痒みが強くなってきてる。それに性器の奥深くから痒みが伝わってきてる。なんとかしないと・・・。 エリルの胸や腰は痒みを消そうと、無意識に動き始めていた。再び膣口にベッドに付いたディルドを挿入していく、 グニュ グニュ ディルドが膣口付近の肉壁に接触し、肉壁を刺激していく。 ジンジン ジンジン 心地い刺激が下半身に走る。 「はぁぁ、あああ・・・・」 下半身を慰められる心地よさに悦びの声を漏らすエリル。一方で、乳房全体がわざと圧迫されるように上半身をベッドに押し付けて刺激する。上半身から痒みが消え、心地よい刺激が満たされていく。 「あああ、はぁぁぁ、う~ん・・・」 次々っと肉体を襲う甘美な刺激に悦楽の声を発していく。 しかし、真珠の縄が膣口入口に横たわるため、ディルドは膣口周辺部のみしか痒みを消すことができない。膣内のウズウズする疼きは一層強まり、ペニスによるピストン摩擦の刺激を欲している。この疼きはピストン運動の他に鎮める方法はなかった。 ―― もっと強い刺激ないと、痒みが我慢できない 強みを増す痒みに、腰を上下・左右に振り、ディルドを膣内に擦りつけ、身体を鎮めようと必死になる。 「んあっ、あああ、んんんん・・・」 「はぁはぁはぁはぁ・・・」 息を切らしながらも、拘束された不自由な姿勢で腰と胸を動かして、痒みの鎮静化を図る。それは、まるで痴女が股間にディルドを突っ込んで、狂ったオナニーをして楽しんでいるようにも見れる。 ―― もっと、奥まで入れられたら、少しは楽になるのに・・・ ディルドを膣口付近から膣内に挿入するには、真珠の縄が妨げになっていた。 膣内の奥ではジンジンと痒みが増し、エリルの下半身を苛(さいな)めている。 ―― 奥、奥が痒い、ジンジンする。奥を掻きたい・・・・ エリルは一層激しく、腰を振り、ディルドから強い刺激を受けるように必死になる。 ―― もっと奥まで突っ込めば・・・ 腰を無意識に下げ、ディルドが突っ込むように動かす。ディルドは真珠の縄に突き当り、更に奥深く侵入しようとして、真珠の縄を奥に押し込む。 当然、真珠の縄全体が引っ張られ、割れ目全体を締め付けるが、これにより、クリトリス、肛門の秘部が圧迫されることになり、必要ない刺激が身体を襲う。 ズキン ズキン ズキン ディルドを奥深く進める度に、クリトリス、肛門に淫靡な刺激が走る。 「あう、あう、ああ、ああああ・・・」 秘部を襲う甘美な刺激が身体全体に破門していく。 ―― ああ、下半身が、とろける・・・・ だが、エリルの身体は膣内の刺激に促されて、一層激しくディルドを体内に収めようともがき苦しむ。 ズニュ ズニュ ズニュ 無意識に腰が上下し、ディルドが膣内への侵入を試みる。もはや、エリルの意識では止められないほど、快楽への欲望は強まっていた。 ギュウ ギュウ ギュウ ディルドは何度も真珠の縄を押し込み、膣内の奥に進もうとする。 ―― ダメ・・・、気持ちいい・・・、止められない・・・、はあああ エリルの頭の中が「ボー」としてくる。快楽の波が次から次へと襲ってきた。 考えるよも、先に胸や腰が気持ちよさを求めてどんどん動いていく。 ブチ ズニュ グググ その時、真珠の縄がディルドの挿入される力に負けて切れた。 待っていたかのようにディルドが充血した膣内に侵入してきた。 ズズズズ 激しい快楽が膣から発生し、全身を駆け巡る。 ―― あああ、ああああ、 「おぅぅ、おおお、ああああ、あひぃぃぃ・・・」 激しい快楽の衝撃に声にならない声が口から洩れる。 頭の中が真っ白になり、何も考えられない。 膣口からは激しく淫液が潮吹き、シーツをビショビショに濡らし、エリルはそのまま深い眠りに入っていった。 誰かの足が見える。どんどん前に向かって歩いていっているみたい。きっと後ろ姿なのだろう、足の踵(かかと)や、ふくらはぎが目に入る。両脚は歩く動きをしていて、時折靴の裏側が見えることもある。 やけに、低い視線だった。顔をあげると、人の後ろ姿が見える。私は地面からかなり近いところから見上げている。鎖のリードが男の右手に握られて、その鎖は私の首に繋がっている。そう、私は首輪を付けられて四つん這いで鎖のリードに引かれていた。 その人の手が前に動くと同時に、 グイッ と、鎖のリードが引かれて、首が「グッ」っと前に強く引かれる。 首が締まり、息が苦しい。 「うっ・・・」 と声を上げ、急いで四つん這いでその人の後を追う。 これでは、まるで犬だ。 首輪以外にに、全身にはベルトのようなハーネスが巻き付けられている。 両手、両膝、足先の甲を地面に着けて、四つん這いで犬のように歩いていく。 しばらくすると、屋敷に着いた。 屋敷は大きく、西洋の庭園風の庭がある。 その隅に、大型犬が一匹が入れるような鋼鉄製の長方形の檻が置いてあった。 その人は、その檻の格子扉を開けると、 首輪を掴んで、私を入口の前まで強引に引っ張っていく。 「ピシャン」とたたかれ、強いヒリヒリする痛みがお尻に走る。 「あう・・・」 口からはしたない声を漏らして、四つん這いのまま檻に頭から入っていく。 左右は鉄格子、目の前も鉄格子、正座で上半身を斜め60°位まで上げるのやっとの檻の高さ。とても窮屈な檻の中から、その人の顔を見ると。 それはオイリーだった。 私は、犬になっているの? オイリーは私の飼い主? これは夢? 「ん~・・・・」 朝陽が窓から差し込んで眩しい。小鳥のさえずる声が耳に心地よい。 ―― ん。もう朝かしら・・・。また、あの夢を見た・・・。オイリーが私の飼い主だった・・・。 ズキン ズキン 「ううう・・・」 膣内に甘美な刺激が広がる。異物が埋め込まれ、その挿入物から甘い刺激が発しているようだ。 ―― 手が動かない・・・ 徐々に頭がはっきりとして、昨夜の記憶が戻ってくる。 ―― ああ、両手は拘束されてるんだわ。 乳房に段々強い痛みを感じ始める。 ―― そうだわ、オイリーに変な薬を塗られて、変な下着を付けられて、それで、痒くなって、ベッドのディルドで・・・。 エリルは昨夜の自分の淫らな行為を思い出すと、恥ずかしくなり、顔を真っ赤に染める。 ―― あのまま寝てしまったのね。この感覚だとディルドがまだ中に入っているんだわ。早く抜かないと・・・。 エリルは腰を動かしてディルド抜こうとするが、しっかりとディルドは膣内にめり込んで、少しでも動くと刺激を与えてくる。 「はぁぁぁ・・・」 この変な下着の責めのせいで、落ち着いていた身体も少しの刺激で興奮が高まるようになっている。 ―― ううう、このままでは、また感じてしまう。早く抜かないと・・・。 全身を動かして、ディルドが抜けるようにベッドの頭部方向にジリジリと動いていく。この動きでディルドは膣内の上下・左右、前後を突き動き、肉壁をどんどん刺激してくる。当然、性交の前の前戯と変わらない動きは、性器に性交の準備をスタートさせる。 ―― あああ、だめ、刺激しないで・・・。 「はぁぁ、くぅ・・・」 エリルは必死に感じないように堪える。 ズポッ ディルドが膣口から抜けると、粘りのある淫液がシーツに滴り落ち、濡らす。 「ああああ・・・」 オイリーにこんなはしたない姿を見られたら、どんな辱めを受けるかわからない。 ベッドから起き上がろうとするが、両手を腰 の両サイドに拘束されていては、なかなかうまく起き上がれなかった。 ―― ベッドのヘリに足をかければ、起き上がれそうだわ。 「それっ」 上手くベッドのヘリに足がかかり、上半身が起き上がる。 身体が起き上がったせいで、膣内から数個の真珠が落ちてきた。 ―― あっ、これは。 それはT字に嵌められていた真珠の股縄の一部だった。 昨夜、ディルドを強く入れた時に、真珠の縄はその押し込む力に耐えられず、切れて壊れたのだ。 ―― マズイわ。これがオイリーに知れたら、どんでもないことに・・・。 真珠の股縄が切れるのは、膣に何かを挿入した時だ。それはベッドに付いたディルドを挿入しなければ、そうはならない。つまり、自らの身体の火照りを鎮めるために、ディルドでオナニーしたことが明白なのだ。 ―― これでは、ディルドでオナニーしていたことが、わかってしまうわ・・・ そして、ベッドに付いたディルドの目を向けると、ディルドの先端部が変色していることに気づく。茶褐色だった先端部は膣に挿入された部分のみ、赤色に代わっていた。 ―― なんで色が変わってるの? 恐らくこのディルドは液体などに触れると、変色する仕掛けになっているのだろう。 膣内でエリルの淫液に浸ることで変色したに違いなかった。 エリルは恥ずかしさが込み上げてくるとともに、この状況に困惑した。 応接間から物音が聞こえる。恐らく、オイリーが来たのだろう。 「あらま、姫様、もうお目覚めでござますですか?」 オイリーはいつもと変わらぬ、厭らしい笑(え)みを浮かべながら、寝室に入ってきた。そして、エリルの姿とディルドを見るなり、昨夜、エリルがベッドの上で何をしていたのかを察したようだ。 「これはこれは、姫様、ずいぶんとお夜中にお楽しみいただいたご様子でござますですね」 「・・・・・」 エリルは黙って俯いている。 ディルドを撫でながら、 「これの使い心地はどうでございましたですか?」 ニヤニヤしながら、エリルに恥ずかしいことを聞いてきた。 「・・・・・」 エリルは黙って俯いたままだ。 「姫様、おいけませんですでございますですね。これは、どうだったんでござますですか?」 オイリーはディルドの使い心地をしつこく聞いてくる。 「そ、そんなの使ってないわよ」 エリルはすぐにでもわかるウソをついてごまかそうとするのだが。 「あらま、姫様、ウソをおっしゃってもダメでごござますですよ。姫様のオマンコにこのディルドを突っ込んだのはわかってるでござますです」 オイリーはきつい口調でエリルを責める。 「そ、そんなことしてないわよ!」 エリルもむきになって、しらばっくれるが、 「姫様、ごまかしてもムダでござますです。姫様が、昨夜このディルドを使ってお身体を慰めるオナニーをしたのはわかっているでござますです。」 「な、なにを言っての、言いがかりはよして!」 「姫様、言いがかりなではございませんです。このディルドは、膣内で淫液に触れると色が変わる仕掛けになっているでございますです。赤色になっている部分が膣内に入った部分でござますです。ですから、姫様は昨夜このディルドを使ってオナニーをしたのでござますです。」 エリルは恥ずかしさで顔を真っ赤に染めた。 「そして、真珠の縄もこのディルドの挿入によって切れて壊れたようでございますです。姫様は我を忘れるほど、熱中してオナニーをしてたでござますですよ。おほほほほ・・・・」 オイリーは勝ち誇ったようにエリルを見下して笑っている。 「それで、姫様、ディルドのお味はいかがでございましたですか?」 「くっ・・・」 「そんなに、お意地を張ってらっしゃるなら、他の侍女にこのベッド片付けをさせて、姫様のご趣味を知っていただくでございますです。」 「そ、そんな・・・」 これは明らかに脅しだった。淫具の付いたベッドで寝て、淫らな行為をしていたエリルの姿を見せて貶める。いくら、痒みを生じさせる薬を塗られ、特殊下着の淫具によって無理矢理性的興奮を高められたと弁解しても、誰も信じてはくれないだろう。それが嫌なら、オイリーの問いに答えるしかなかった。 「・・・とても、気持ちよかったわ・・・」 エリルは俯(うつむ)きながら、女性が普通は口にしない卑猥な言葉を小声で呟く。 「は? なんですって、何を使って。どこが、どうしたのでございますですか?」 ―― くっ、なんでそんことまで、貴女に言わなきゃならないのよ・・・ くやしさと惨めさがエリルの心を満たす。 「私のオマンコに、ディルドを入れて、気持ちよかったわ・・・」 とても王女が口にするような言葉でない。 「おほほほ、それはよかったでございますですね。ディルドは1回しか突っ込まれなかったのでござますですか?」 ―― もうやめて・・・ 「何度も入れたわ・・・」 「は? どこに、何を、どのくらい入れて、どうだったんでございますですか?」 「・・・・・」 エリルはオイリーのあまりのしつこさに辟易とする。 「私のオマンコに、何度も何度も入れて、気持ちよかったわ・・・・」 「あらま、姫様。姫様は両手がお使いになれないのに、よく入れられましたでござますですね」 ―― そんなことまで・・・ 「腰を上下、左右、前後に動かして、オマンコに入るようにして、ディルドを入れて気持ちよくしたの・・・」 「おほほほ、そこまでこのディルドをお気に召していただきましたですか。変態淫乱な姫様のお身体をのディルドが癒してくれたでございますですね。」 オイリーはエリルが素直になったことに機嫌をよくすると、手首の拘束を解き、帝都カールスクルーナへの出発に向けた支度はじめた。