24.ラブホテル 駅近くの路上パーキングに停めた白のワンボックスカーの助手席に女を乗せる。女の口から「うっ」という喘ぎ声が漏れる。カラダが動かないようにしっかりとシートベルトを締めると、中年男は捕獲した獲物を見る目つきで、女のカラダを舐めまわしジロジロとしかもねちっこく視姦した。 女はまるで風邪にでもかかっているような荒い息遣いをしている。カラダもほってており体温が熱くなっている。意識は朦朧としている様子で、中年男がクルマに運ぶまで、抵抗らしい抵抗はほとんどなかった。普通ならば、見知らずの男に抱えられてクルマに連れ込まれたら、たいていの女性ならば激しく抵抗するだろう。しかし、この若い女性には、まったくそのような動きは見られなかった。 なすがままにされ、クルマの助手席に座る女は俯き、荒い息を繰り返し肩を揺らしている。時折、「うっ」と小さな声を漏らすと、腰や太ももを小刻みにビクビクと動かし、それが収まると、また「はぁはぁ」と荒い息を繰り返す。横顔から紅潮していることが伺い知れる。 中年男は女を運んでいるときに、彼女の腰に固いベルトのようなものが装着されているいることに気づいた。 「ん?」 「なんだこの固いベルトは?」 この固い感触がなんなのか、中年男にはわからなかった。 それを思い出すと、中年男は女のブルマスタイルのホットパンツのウエスト部分に手をかけた。女のウエストに中年男のゴツゴツした固い手が触れる。若い女特有の柔肌の感触の心地よさにウエストを撫でまわし、温かなぬくもりと肉の柔らかい感触を楽しんだ。 女は時折、 「あっ」 「うっ」 「はう」 などの喜びの奇声を上げる。 ただし、抵抗する気はないようだ。 「なんて気持ちいい感触だ」 中年男は心の中で呟くと、そのぬくもりを心底楽しんだ。その時、「ゴツ」っと指先に固い金属が触れた。目を向けると金属のベルトが女の細い腰に深々と痛々しく嵌まっている。その金属のベルトは腰にめり込み、無慈悲にもウエストを締め上げている。 中年男は、クルマの助手席の扉を開いて、車外から女を弄っていたことを思い出し、辺りを見回して周囲に気づかれていないことを確認すると、急いで運転席に着座した。運転席から、女のホットパンツに手をかけ、股下まで下げてみる。 ウエストの金属ベルトは中央から股下に金属のベルトが伸び、股間を通り、ウエストベルトの背後に接続しているようだ。 「これは金属製の貞操帯じゃねえか」 中年男は独り言のようにつぶやいた。まさか、この女が自分で貞操帯を嵌めたとは思えない。きっと、誰かに装着されたのだろう。「これは変態プレーの最中なのかも知れない」とも思った。 運転席から助手席に身を乗り出し、女の股間部分に耳を当ててみる。 「ブーン」 と微かにだが、低音のモーター音が聞こえてきる。 「やはり、そうか」 この女は貞操帯を嵌められて、バイブで膣内を刺激されている。そして、刺激を与えるだけ与え、性的に極度に欲情を高められた状態で、野外に放置されているのだ。 「お楽しみなら、俺も手伝ってやるぜ」 中年男はエンジンキーを回すとウィンカーを出し、クルマを走らせた。 少し車を走らせ、中年男は繁華街のラブホテルの駐車場に車を止め、助手席に座る女の手を肩に回し、腰を抱えてラブホテルの中に入った。 女の子宮、膣、アナルでは子宮内ローター、膣内バイブ、アナルプラグが複雑なパターンの微弱振動を繰り返し、肉体にとめどなく、連続的に快楽の刺激を与えていた。 その振動はまるで肉体を溶かすような、甘美な心地よいもので、瞼を閉じると一層その快楽を味わえた。 見知らぬ中年男の車に乗せられて、危険が迫っているのはわかっていても、カラダからは全ての力が抜け、頭のなかは快楽が支配し、その快楽に身を委ねるのを本能は望んだ。 中年男が自分の着ているホットパンツをまさぐっていても、その中年男のゴツゴツした手の感触から得られる刺激がたまらず、理沙の理性とは裏腹にもっと触ってもらうことをカラダは欲した。 眼を閉じると、カラダ中が心地よい刺激を受け、どんどんふわふわとした感覚になってくる。時折、子宮や膣がジーンとするやや強い気持ちよさがカラダを駆け巡り、意識がもうろうとなる。なにも考えられない、いや考えたくなくなっていた。 淫具によって与えられる快楽の刺激は、理沙の両脚から筋力を奪い、歩行能力を奪っていった。肉体は快楽に支配され、その行動は著しく制限されたも同然だった。 さらに、この快楽は理沙の思考能力や判断力、理性までも蝕んでいた。 既に理沙のカラダは快楽に蝕まられていた。 「アソコがとろける」 「このままずっとこうしていたい」 自分が邪な中年男に捕えられたことを把握できなくなっているのだ。 中年男はもはや歩く体力も残っていない女をラブホテルの一室に連れ込んだ。 意識朦朧とした女の足取りはふらついていたが、腰をしっかりとつかんで歩かせる。 女の腰は、時折ピクピクと前後に震えるが、これは女の腰が刺激を求めて無意識に動いているものだ。中年男は女の腰を撫でまわし、尻を撫でると鷲掴みにして女に刺激を与える。女は「ビク」っとすると、顔を上に向け、口を半開きにして「ああ・・・」と声を漏らす。 「もうすぐ楽にしてやるさ」 男は女の耳を舌でそっと舐めた。 ビクッと身震いする女の反応を楽しむ。 「今、この女は俺の玩具だ」 女の髪からいい匂いがする。中年男は自分の下半身が膨張し、自分自身の呼吸も荒くなってきているのを感じた。 ワナワナと身震いする女体を抱え、目当ての部屋にやっとのことで獲物を担ぎこんだ。 眼前に横たわる若く美しい女。 輪郭の整った顔。 白い柔肌に、細い首。 女性らしい鎖骨や丸みを帯びた肩や、適度に筋肉がついた張りのある二の腕。 大きすぎず、小さすぎず、形が整い、弾力性に富み柔らく心地よさそうな乳房。 胸元から美しい曲線を描くウエスト。 そして、張りのある腰。 締りのある長く肉付きのより太もも。 そして、足首に至るまで段々と美しく細くなるふくらはぎ。 体のパーツのひとつ一つが完ぺきに整っている女体。 その女は、まるで毒にでも侵されたかのように、体が痺れて動けない。 身が不自由な女を犯し、蹂躙するのは、この中年の男にとって御馳走といえた。 中年男の体温は上昇し、心拍数は激しくなっていく。 息が荒くなり、自分自身もはちきれんばかりに膨張している。 緊張感が漲ってくる。 中年男は部屋のなかを見回した。 その部屋には、X字型の磔台、ベッドの四隅にチェーンに繋がった革枷、大型犬を収容するような檻、女性を載せて苦しませる木馬、排泄姿があらわになる一切の仕切のない便器など、SMを楽しむための器具や道具が備えられていた。 中年男は床に横たわる女を抱え起こすと、肩に担いでX字型の磔台の前に運んだ。 女を正面に向かせ、右手を上にあげさせると右手首をX字磔台の一番上部に短い鎖でつながれた手枷に装着する。 厚手の本革で作られた黒の手枷は締め付け用のベルトが2本あり、しっかりと手首を締め付けるようになっている。その拘束具に女の右手首を付けると、2本の拘束ベルトを仮止めした。そして、もう一方の左手を上にあげさせ、左手首にも革の手枷を装着し、仮止めする。 女は俯いたまま、荒い呼吸を繰り返してる。 しかし、時折ビクビクと痙攣したような小刻みな動きを見せる。 ここに連れてくる前は、腰や太ももが小刻み動くだけだったが、今は体全体がビクビクと小刻みに動くようになってきていた。 中年男はすぐさま、右足足首をつかむとX字型磔台の下部に短い鎖でつながっている足枷にまで動かし、足首に黒革の足枷を嵌める。これも2本のベルトを軽く仮止めした。 同じく、左足足首を掴むと、X字型磔台の左下部に短い鎖でつながった黒革の足枷にを嵌めた。これも軽く2本のベルトを仮止めする。 女はX字型磔台に万歳よりもやや広く両手を開き、両足を開いたX字の形で着衣のまま拘束された。中年男はX字磔台から少し下がって、身を引いて、拘束された女の姿をじっくりと眺めた。 両手・両脚を拘束され、顔を俯かせてガクガクと身震いするしながら、艶めかしい声を発してる女。捕らわれたた女の姿は、被虐性にあふれ美しくもあった。 「この姿が最高なんだよ」 中年男はひとり呟いた。 女は立つのも限界らしく、両脚をくの字に曲げ崩れかけている。 両手の手首には、痛々しくも黒の手枷がギュウギュウにめり込んでいる。 両手首への負担は相当なものだろう。 「腰と太もももベルトで拘束したほうがよさそうだな」 中年男は呟くと。 女のウエストにX字型磔台に付いている黒革のウエストベルトを装着し、拘束ベルトを締めていく。そして、左右の太ももにも、X字型磔台に付いている太もも枷を嵌める。 そして、両手首、両足首の仮止めにした締め付け用ベルトをしっかりと嵌めた。 中年男はまた少し下がって磔台に拘束された女体を眺める。 呼吸で上下する形のよい豊かな乳房。 バストから美しい曲線を描く女性特有のくびれ。 脚の付け根の太さから徐々に細くなっていく、左右に開かれた両脚。 まさに芸術的なオブジェが目の前に飾られている。 「これでいいだろう」 中年男はひとり呟いて満足する。 中年男は、磔台の前まで来ると、女の顎を力強くつかみ、顔を上に向けさせる。 「うう」と女は声を漏らすと、 「はぁー」と熱い息を漏らす。 眼は虚ろで視点が定まらず、どこか遠い空を見ているようだ。 中年男は躊躇いなく、女の唇に自分の唇を重ね合わす。 「んぐぐぐぐ」 女は声にならない声を漏らす。 中年男はかまわずに顎を手でつかむと両顎に力を入れて無理矢理口をこじ開けさせた。 「あんが」 女が顎をつかまれた痛さで口を少し開くと、ここぞとばかりに舌を女の口腔に入れかき回しはじめた。 「んが、んんんん」 女は両目をしっかり開け、中年男の舌の侵入を自分の舌で押し返そうと必死になる。 「舌を絡めてくるなんてなんて心地よいんだ」 中年男はその女の反応になおさら興奮し、舌に与えられる心地よい刺激を楽しむ。 「もっとだ。もっと入れやるから、絡ませろ」 舌を挿入しディープキスの最中の中年男からそんな明瞭な言葉が発せられるわけもなく「んがんが」声にならない声を発しながら、女の口にしゃぶりついていた。 女は中年男から与えられるディープキスの刺激に驚き、両手を動かして抵抗しようとするが、両手首に装着された手枷によってほとんど身動きはできないでいた。小太りの中年男の必死の顔が理沙の目の前にあり、鼻と鼻がこすれあったり、唇と唇が合わさって、肉体的な刺激となって襲ってくる。目の前にいる中年男の顔は薄気味悪く、反吐がでそうでったが、唇に与えられるところけるような刺激、また口腔内で舌と舌が絡み合あって受ける心地よさは、拒絶や抵抗力を奪っていった。肉体は与えられる快楽を追い求めるように、理沙の口を開き、中年男の舌とその唾液を受け入れる。中年男のむせかえるような匂いの唾液が口の中にあふれてくる。舌と舌が絡み合うときのその感触、温かく柔らかい舌が自分の舌を舐めるとその刺激を求め自分も舌をより強く絡めていく。理沙は必死になって舌を絡めはじめた。 中年男はディープキスを続けながら、女の両乳房を両手でつかむ。程よいサイズの乳房。その乳房の上に手のひらを乗せるだけで、その柔らかく心地よい感触が伝わってくる。女は相当に興奮しているのだろう、体温と心拍数が上がってきていることが体の鼓動から伝わってくる。 着衣の上から両手を両乳房の上に軽く置くと、「んむむ」と喘ぎ声を漏らした。ディープキスで口を塞いでいるため、明瞭な声は打ち消される。中年男はシルバーのキャミソールの上からゆっくりと乳房をなでまわしていく。 「んんおおおお」 ディープキスの最中、女の舌の動きが変わり、肉体の刺激に反応した声が漏れてくる。中年男はそのまま両乳房を撫でまわしていく。女の体がビクンビクンと小刻みに震える、腰もなにか刺激を求めるように前後左右に動きだした。太ももはガクガクと震え、時折、カクンと膝が折れ、体が沈む。両手首の手枷に付いた鎖が引っ張られ、ガチャと音を立てる。体が沈み両手首の手枷の鎖が伸び切ったときの音だ。手首に手枷がめり込み痛みが走ったに違いない。 しかし、女にはもはや自分自身を立って支えるほどの体力や筋力は残されていない。ベッドに仰向けに拘束したほうが、全体重をベッドにあずけることができるので、女にとってはそのほうが幾分か楽だったかもしれない。 しかし、中年男はX字型磔台に拘束され、快楽に侵され、みじめな姿を晒す、その姿を見て楽しみたかったのだ。 「ほら、脚に力を入れろ。そうしないと手首に体重がかかって苦しいぞ。ふふふ、手首が痛むだろう。」 中年男は快楽で全身から力が抜けて、立ち上がれない女の惨めな姿を見ながら、さらに両乳房に両手で刺激を打ち込み。女を追い詰めていく。中年の男の眼は狂気を帯びていた。