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Deemo Feryquitous collection#2 楽曲解説/小話

こんにちは、Feryquitousです。


本日はおよそ1年前の「Deemo feryquitous collection#2」に関して、ちょっとした楽曲解説など書こうと思いまして

ここに残させて頂きます。

楽曲に込めた思いなどなど書いていこうと思いますが

Deemoにおける重大なネタバレを含む為、

以下読まれる方はご注意下さいませ。


https://www.youtube.com/watch?v=P1YFLVblxjE&feature=youtu.be


① Inperfect

・「imperfect」=不完全という英単語があります。

この楽曲ではdeemoの世界観のうち、揺れ動く心の有り様、またこのお話全体は葛藤している心象風景の揺らぎがあると思っており、私の中の解釈では

不完全なものを補完するというより、不完全は不完全のままで納得して終わるような話なのではないか、と思い

当楽曲にはその雰囲気を許容ラインギリギリの転調や一部スケールアウトしたメロディを使用し、5拍子と6拍子を切り替える変則的な曲となりました。

Inという部分は元の英単語とは違いますが、内包する心象世界という点を表すために敢えて別単語にした、という経緯でした。


② Chat perdu

・こちらのタイトルはフランス語となります。

直訳すると「迷子の猫」です。

deemo世界にもキーパーソンとなる「猫」が登場しますが、この人形は無機物であるが故に感情を持ちません。

それも私の中の解釈では「気まぐれ」や「無情」というもののメタファーなのかな、という思いがあり、縦横無尽なピアノ連弾となりました。

一聴すると愉快な雰囲気ではありますが、大抵人間が疲れを感じるものも

こう言った無邪気さから来るものが多いような気がします。(悪意があるかどうかはさておき)

全く新しいジャンルに挑戦することができた事もとても嬉しく、かなりノリノリで作っていました。


③ Beyond that Notes

・直訳「その音符を超えて」となります。

これは所謂全体のお話のifルートがもしあったなら、という事をふと思ったために作られた曲でした。

Deemoのお話は特別な話ではなく、いたって普通な兄妹のお話の中で起こった悲劇的なものを美しく描き出していますが、根本的には平和な世界であったはずです。

もしあの事故がなければ、もしあの世界がそもそも存在しなければどうなっていたのか-

そう言った私の理想的な部分を詰めた結果、やはり明るい未来を目指して欲しいなと思った次第でした。しかし今考えてみれば、ifルートではなくafterの世界にも私が思ったような未来があるような気がしますね。


④ Sonitus orationis

・タイトルはラテン語になります。

直訳は「祈りの音」、兄ハンスが妹を送り出す時には一体どのような感情になったのかを私なりに解釈した曲となります。セルフボーカルもやらせて頂きました。

この曲のインスピレーション元は言わずもがな、onokenさんの「flquor」です。

あの美しい歌詞にとても心打たれ、このお話のラストを見事に彩っている素晴らしい楽曲です。私も同場面を想像しましが、ハンスの中にある「送り出す心/残された者を憂う気持ち」に焦点を当てながら歌いました。

個人的に、ここに私のDeemoへの思いが集約されているような気がしています。


⑤ALiUS

・タイトルはラテン語「別の/違ったもの」という意味から取られています。

この楽曲に関しては私がこのDeemoというゲームを、お話からというよりはコンテンツ全体からインスピレーションを受けて衝動的に制作した色が強いです。

Deemoプレイヤーの方なら聞き覚えのあるフレージングやタイトルの法則などがあるかと思います。

私もDeemoの1プレイヤーでもあります為、このゲームに何を思っていたか、またどう言ったものが面白いと感じたのか、それらを最大限のリスペクトを込めて、可能な限り詰めました。

とは言え楽曲自体に話に連動した意味は無いかというとそういう事でもなく、雪歌草様の素晴らしいイラストの通り「仮面の少女」へフォーカスを当てています。

話の中で様々な手を使ってアリスを誘惑、引き戻そうとしていた彼女ですが

私は最後の部屋に入る手前についに自分の手でアリスを無理やり引き戻そうとしたシーンが忘れられません。

Deemoに引き止められ手を引いていましたが、あの手にはきっと叫び出したいような思いがあったのではないでしょうか。

(ちなみにコーラスは私がやらせていただいております。)


この楽曲パックを出すにあたり、お声がけ頂いた際には「思うままにやって頂きたい」と言ってくださったRayArkの開発チームの方々、ならびにとても素敵なイラストを私の意図を完璧に汲み取って仕上げて頂いた

雪歌草様、本当に感謝しかありません。


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