こんにちは、Feryquitousです。
ご要望があった為、今回は単曲にフォーカスを当てた裏話でも書いてみようと思います。
-楽曲「Arcahv」に関して-
・今年、lowiro様の音楽ゲーム
「Arcaea」内の事実上ストーリーの最深部の楽曲を作らせていただきました。
私の口からストーリーの内容の詳細は言えませんが、この楽曲を作るにあたりまず
ご依頼いただいた時点で「ゲーム中の最終点であり転機である曲」ということで
お話を頂きました。
私自身Arcaeaの世界観は知っていたので、この繊細な世界観をどう表して転機を迎えさせるのか
非常に悩みました。
が、今の自身の転機になるような曲を重ねたいという強い思いもあり、その為に一旦原点に立ち返り
得意なジャンルで詰めてみようと思い、まずは土台が完成しました。
BPM191、造語歌唱、ベースがアートコア方面である事…正直な所、(私の趣味から発展して半ば得意なジャンルになりはしたのですが)この手の楽曲は非常にカロリーを使う為、一年に一度出すか否かくらいに考えていましたし、正直なところかなり慎重になる系統の楽曲なので安直な真似はできないと恐れている部分があったのですが
この世界観の中で私を指名してここに出していただけるという事は…ということで、私も今までの中で
最高のものを作ろうと全力で作りました。
今までの自分の楽曲でやっていなかったことを、スタイルは変えないまま折り込むことを特に意識し、統一感のあるvシリーズの中でも
異端感を出しつつ、Arcaeaの世界との整合生を取りながら実験的な試みをしていました。
具体例としましては、
序盤のコーラスワークを中間に出す→中間に来る同様のコーラスフレーズで下降するコード進行(II-V)を少しだけ崩す(II-IV)、
ピアノの活用法をメインメロディから徐々にPADへ移行させつつシンセフレーズを挟む、
階段状に下降していくサビへの移行コードに内包される共通和音の数を限定させる(2)、
あらかじめ全て組まれた造語歌詞を崩して再構成させる、
フィルイン以外にあたる部分(2.3小節あたり)に擬似フィルフレーズを置き意表を突く、
サビフレーズを構成するコード進行をいわゆる分数augで締める(浮遊感へのアプローチ)、
などなど……
半ば手癖となっているところもありますが、これらを混ぜてゲームとしての楽しさ×ストーリーとの整合×私の武器をいいバランスで混ぜられたかな、と思っています。
光×対立との極地に差し込まれる霹靂と、不確定な要素が醸し出す曖昧さを出せた気がします。
そうして完成したArcahvですが、正直過去のvシリーズの中でも特に異端、そして私なりのArcaeaの世界を全力で表現できました。
素晴らしいゲームを作ってくださったlowiro様、本当にありがとうございました。
ところで今、Arcaeaは公募を行っているんですよね。
私も出したいです。
※追記※
単曲での制作のお話などで聞きたいものがあれば、記事コメント内でリクエストして頂けるととてもうれしいです。
(ブログ記事のネタに困っているので・・・・お助けください)
Feryquitous
レイア
2020-09-12 09:26:59 +0000 UTC