MasterClass
Added 2025-01-23 17:13:42 +0000 UTCこんにちは!
USを拠点に活動しているProducer/DJのNitepunkをご存知ですか?
彼の楽曲はジャンルでいうとBreaksに分類されるとは思いますが、彼のサウンドはとてもオリジナリティが強く、彼のサウンドとしか言えない唯一無二の世界を楽曲を通じて体験することができます。
そして彼は今月来日し、東京と大阪でショーを行いました。
SNSによると彼はまだ日本にいます!
東京のショーは1月12日渋谷WOMBで、彼の大ファンだったのでもちろん行きました。端的に言って超最高だった!
彼のDJ setはyoutubeにアップされているので興味ある方はぜひ
そして、ここからが本題ですが、実は僕はNitepunkがWOMBでショーをする一日前にすでに彼に一度会っていたんです。
時を遡り正月明け頃の話。
まるさん(NItepunk日本ツアーのオーガナイザー)という方がNitepunkを日本に招致していたことは知っていましたが、突然そのまるさんから連絡がきました。
その連絡を見て驚きました。
なんと、Nitepunkが日本にいるProducer達のために、MasterClass(いわゆるプロジェクト解説)を開催してくれるという話だったのです!
場所は電車で2時間くらいかかるところでしたが、行きます!と即答しました。その日程は1月11日で、WOMBのショーの前日だったというわけです。
4-5時間くらいの解説でしたが、これが本当に素晴らしい時間でした。
よくスピーチや講演とかでテンプレのように「貴重なお話ありがとうございました」と言いますが、おそらく人生で初めて心の底から貴重なお話をありがとうございましたと思った一日でした。
さて、この得た体験を全て伝えられたらいいのですが、残念ながら僕はNitepunk本人ではないので皆さんに全てを伝達することはできません。
しかし多少メモを取っていたので、その一部を伝えることはできます!
というわけで今回はNitepunkのマスタークラスから、特にこれ大事だなと思った学びをいくつか紹介します!
心を音で表現する
彼のプロジェクトの技術的なテクニックももちろん参考になりましたが、
個人的に一番印象強かったのはそのクリエイティブへの真剣さです。
彼は一つアイデアができると、それを元に物語を作ります。
登場人物を想像します。
そして何が起こるのか、何が起こって、どういう気持ちになるのか…。
それを音楽に落とし込んでいると語っていました。
簡潔に書くとそれだけですが、彼は一時間くらいかけて一つの楽曲の全てのサウンドと展開に込められた物語を語ってくれました。
これには衝撃を受けました!
軸となる物語があるからこそ、曲全体に一貫性が出て、サウンドデザインがクリエイティブになるのです。
サンプリング
面白い事実の一つとして、彼は様々なメディアからサンプリングしています。
例えば、映画の予告編、映画のサウンドトラック、ロック、R&B、SNSで見た面白い動画、などなど…。
自分の好きな音楽や映画をそのまま自分の楽曲に取り入れるのはたしかにユニークかつクリエイティブが刺激されるアイデアだと言えます。
各トラックへのこだわり
なにを持って"曲が完成した"と言えるのか?
彼は一つの答えを提示してくれました。
それは、「全ての音が必要不可欠になったら完成」という考え方です。
つまり、1トラックもミュートできない状態になったら完成ということです。
逆に言えば、それだけ最終的には音を削ぎ落としているということです。
必要の無い音を削ぎ落とし、各トラックの作り込みを素晴らしいものにすることで曲が完成に近づいていくというのが彼の考え方です。
また、ドラムだけ、ベースだけなど、要素ごとにソロ再生して、ソロ再生しても聴くに耐えうるくらい作り込むのも大事だと言っていました。
また、midiトラックはオーディオ化してEditするのも有用だと言っていました。
理由としては、位相を揃えるため、フェードを加えるため、chopして空白を作る為などの理由です。
Nitepunkのオススメプラグイン
Nitepunkはほぼ全てAbleton Liveのプラグインのみで曲を作っていました。
その中でも彼は"Amp"を結構使っていました。
僕も以前記事でAmpについて書きましたね。
また、Bassなどの音作りにはoperatorを使っていました。
それに影響されて僕も最近operatorでサウンドデザインを始めたんですけど、めっちゃ面白いですね。今まであまり使わなかったことを後悔しています。
というわけで、Nitepunkのマスタークラスの話を少し記事にしました。
これでも多分内容の全ての10分の1も書ききれてないと思います、それくらい充実した時間でした…。
なにか一つでも参考になれば幸いです!
ではまた〜〜