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【試し読み】天使と悪魔

僕のクラスには天使がいる。


2年4組の教室。

学級委員長と生徒会を務めている彼女は、クラスの誰よりも優しくて、明るくて、頭が良くて、美人で。


生徒からも先生からも好かれている憧れの存在だった。


いつも朝の8時丁度に、彼女は教室に入ってくる。

そんな彼女を一目見るためか、何故だか僕のクラスでは女子が早くから登校して教室で戯れていた。


ガラガラガラ、と前扉が開く。


「あら、みなさんおはようございます♪」


彼女が教室に入ると、ほんの一瞬だけ空気が静寂に支配され、すぐにまた明るく華やかな空間に彩られていく。


綺麗な長い黒髪が、教室の窓辺から流れる風に吹かれて綺麗に波打つ姿に、クラスの誰もが見惚れていた。


悠々と自分の席へと歩いていく彼女。

席に座ると、厳かな静寂が破られて、また普段の何気ない教室の雑踏が舞い戻ってくる。


椅子に座ると、鞄から一冊の本を取り出し静かに読み始める彼女。


何をしていても絵になる姿を横目にしながら、朝の授業が始まるまで雑踏の一部へと解け込んでいた。


**

今日の午前中は教室で座学が続く日だ。


数学の授業。

真面目に先生の話を聞いてノートを取っている人。

授業中こっそりとうたた寝をしている人。

黒板に文字を書いている先生の背。


窓辺の一番後ろの席に座っている優等生の彼女はというと、ぼんやりとした表情で外を見つめていた。


「じゃあこの問題分かる人いますか~?挙手してください♪」


まだ20代な若い女性の教師。

陽気な声で教室全員に問いかけるも、誰も手を挙げない。


その時、スッと彼女が白い綺麗な手を挙げた。


「おっ♪では奈月さんお願いしますね?」


「はい。」


静かに立ち上がって教室の前に歩いていく彼女。

クラスメイトの視線が一点に集まる中、黒板にスラスラと数式を書いて、また席に戻っていった。


「はい、正解です~♪そうですね、この問題はこのように…」


席に戻った彼女は、またおぼろ気な横顔を見せながら教室の外へと意識を向けているようだった。


国語の授業も、社会の授業でも彼女の様子は変わらなかった。


机上にある真っ白なノートに、一切板書する素振りすら見せずに授業を聞いている彼女。


しかし、先生から指名された時にはきちんと回答していた。


どの授業でも、彼女の様子は変わらない。

いつも何かを考えているようで、どことなく上の空な表情を浮かべながら先生の話を聞いている。


授業の合間にある10分程の休み時間。

何故だか最近、うちのクラスでは女子の間で"くすぐり遊び"が流行っている。


後ろから不意打ちで「こちょこちょ~♪」っと首の後ろをさわさわと撫でくすぐり、「きゃぁっ♪」とかん高い楽しそうな悲鳴が聞こえる。


よく狙われているのは、背の低い大人しい女子だ。

その子が椅子に座っているところを4人がかりで取り囲み、一斉に手を伸ばして首や腋の下、お腹、脇腹をこちょこちょとくすぐっている。


「ちょっ、やっ、きゃぁぁっぁぁっあはははははは!!やだやだぁぁぁっひゃめっ!ひゃめてぇぇっぁぁぁっぁぁっあはははははははははは!!くひゅぐっだぃぃっ!」


「こちょこちょ~♪美香ったら大げさすぎ~」


「そうそう、高校生なんだから子供の遊びのこちょこちょくらい我慢しないとだめでちゅよ~?」


くすぐっている女子達はみんな楽しそうにからかいの言葉を投げながらニコニコと責めている。


白くて柔らかい皮膚の上を、指先でちょっとこしょこしょくすぐっているだけなのに、やられている女の子はひぃひぃと艶のある声で悶えている。


どことなくエッチな声に、何だか見てはいけないものを見せられている気がする。


クラスにいる男子たちは、みんな声のする方向を精一杯見ないように努めているかのようだった。


学級委員長である彼女は、女子達のくすぐり遊びを注意する素振りはなく、短い休みの合間にも静かに自分の席で本を読んでいた。


キーンコーンカーンコーン…キーンコーン…


次の授業が始まる予鈴が鳴り響き、ようやくさっきまで教室を包み込んでいた賑やかな笑い声が収まった。


「ひぃぃっ…はぁぁっ…ひぁっ…や、やりすぎだってばぁ…昼休み覚えてろよぉぉ…」


「え?まだくすぐられ足りない?」


「ひぃぃっ!?ごめっ、ごめんなしゃいぃ…」


背の高い女子に目の前で指をワキワキされながら脅され、情けなくごめんなさいする女の子。


その恥ずかしい声に、クスクスと他の女子からも笑い声が聞こえてくる。


くすぐられ過ぎて笑い疲れたのか、耳まで真っ赤になってはぁはぁと机に突っ伏していた。


**

午前中の授業が終わった。


待ちに待ったお昼休憩に、クラスの男子達はほぼ一斉に食堂へと駆け込んでいく。


教室の中には女子が7割、男子が1,2人。


学級委員長の彼女は、近くに座っている席の女の子とお弁当を広げていた。


授業の張り詰めたような空気から解放された室内には、楽しそうな雑談の声で生き生きとしている。


普段あまり表情を見せない彼女でさえ、友達と過ごしている時には楽しそうでドキッとするような笑顔を見せていた。


ご飯をある程度食べ終わると、女子達の間でまた例の"遊び"が始まった。


トランプで負けたさっきの休み時間の時にもくすぐられていた背の低い女の子。


「はい、罰ゲームの時間だよ♪」


「や、やらぁぁ!お願いこちょこちょはだめっ!!」


「あっ!こらっ!待ちなさい!!」


よっぽどくすぐられたくなかったのか、子供のように駄々をこねて逃亡しようとする女の子。


しかし、4人の女子達から逃げられる筈もなく、呆気なく捕まってしまい教室の後ろの空いたスペースへと連行されていく。


「はい、捕まえた。もう逃がさないよ?」


「もしかし、逃げた分たっぷりお仕置きされたくてわざと嫌がってるの?」


「違うからぁぁ誰か助けてよぉ…」


まるで警察が犯人を連行するかのように、左右からがっつりと腕を挟まれて半ば無理やり引き摺られていく女の子。


膝の後ろを蹴って座らせるようにして、1人が後ろからしっかりと羽交い締めにしている。


足は軽く開いた状態で真っ直ぐ伸ばし、足首の上に1人ずつ馬乗りして上履きを脱がせていく。


そして、太ももを押さえつけるように馬乗りして、怯える女の子の前で指を見せつけるようにワキワキと動かす女子。


「ひぃぃっや、やだぁぁ離してよぉぉごめんってば!」


「だ~め♪授業始まるまでたっぷりくすぐってあげる。ほらほら、覚悟はいい~?」


じわじわと焦らすように、無防備に開かれた腋の下へと指が近付いていく。


女の子は必死に逃れようとしているけど、多勢に無勢で押さえつけられている状態で勝ち目は無かった。


「くっ…ひゃぁっ…ひゃめっ、ひゃっ、ぁっ…くぅぅ……あひゃぁぁっ!?ぁぁぁぁっぁぁっぁぁっぁぁっあはははははははははははははははははははは!!ぎゃぁぁぁっぁぁっあはははははははははははははは!!くひゅぐっだぃぃっぁぁぁっぁぁっぁぁっぁぁっあははははははははは!!!!」


悲鳴のような笑い声が響き渡り、何事かと他の女子たちも何人か教室の後ろの方へと集まってくる。


人だかりの隙間から、容赦なくこちょこちょと責められて大きく口を開けて笑い悶えている姿が見えた。


「こちょこちょこちょこちょこちょ~♪ほらほら、どう?腋の下カリカリされるの我慢できないでしょ~?」


「足の裏カリカリ~こしょこしょこしょ!こちょばいよね~辛いよね?もっとしてあげるね?」


「靴下も脱がせちゃえ~♪くすぐりやすいように足の指固定して、こちょこちょこちょ~♪」


くすぐっている女の子たちは、みんな楽しそうに言葉責めしながら手加減なく責め立てている。


"高校生にもなって、ちょっと身体の上を指でこちょこちょされているだけなのに、あんなに大袈裟に反応しなくてもいいのに"


"見て見て♪涎垂らして笑っちゃってる~♪我慢できないのはずかちいね~♪"


周りで見物している女子達も、からかうような言葉を投げかけているが、くすぐられている当の本人はその言葉すら気にする余裕は無いようだった。


「あはぁぁっひゃぁぁっあははははははっ!ちょっ、も、もうほんとにむりぃぃ限界だってばぁぁっぁぁぁっ!!ひぃぃっひゃ、ぁぁぁぁっおかひくなっちゃうよぉぉ」


「ね~口から涎垂らしてるよ?恥ずかしいね~♪」


「ちょっとくすぐられただけなのに大袈裟すぎない?そんな嘘つく子はもっともっとこちょこちょの刑だ~♪」


くすぐっている女子たちは、全く手加減する様子も無く、それどころか益々激しくこちょこちょと指を動かして強制的に笑わせていく。


足首の上に馬乗りしている女子は、靴下を脱がせた敏感な土踏まずに爪を立ててガリガリと引っ掻くようにくすぐり、足指の付け根をこしょこしょと指の腹で可愛がる。


後ろから羽交い締めして抵抗を封じている背の高い女子は、時折「ふ~っ♪」と耳に息を吹きかけて耳穴を責め、その度に「ひゃぅぅぁぁん! 」厭らしい声で反応して笑い悶えていた。


そして、リーダー格の女子は太腿に馬乗りして正面から顔を覗き込みながら、腋の下から脇腹をこちょこちょと往復するように撫でまわし、まるで猫をあやすように首筋を10本の指でこしょこしょといじめている。


…ただの子供の遊びの筈なのに、まるで見てはいけないものを見ているような気分だった。


ふと学級委員長の彼女を見ると、まるで教室の中で何も起こっていないかのように、静かに席で本を読んでいた。


その時、唐突にくすぐられていた女の子が彼女の名前を呼んで助けを求める。


「ひぃぃひゃぁぁぁぁっも、もう限界ぃぃぁぁぁぁった、だずげてぇぇぇっぁぁぁっ、な、奈月さんたずけてぇぇっぁぁぁぁっおかひくなるぅぅっじぬぅぅっぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁっあははははははははははははははははははは!」


すっかり顔は涙や涎でぐしゃぐしゃになった女の子。

必死に助けを求める声が届いたのか、彼女はパタンっと読んでいた本を閉じて静かに教室の後ろへと歩いていく。


その気配に圧されて、スーっと人だかりに道が出来ていく。


「あれ?どうしたの学級委員長さん?まさか、注意しに来たの?」


「今は休み時間だから何しても文句ないよね?」


一旦女子たちはくすぐっていた手を止め、彼女と話し合いをしている。


「うるさい。あんた達騒ぎすぎ。限度考えなよ?」


_静かに。それでいて威圧感のあるような声。

普段の優しい様子とは違う声色に、緊張感が支配する。


そんな中でも、リーダー格の女子だけは強気な態度だった。


「は?何?遊んでるだけなのに文句あるの?」


「その"遊び声"がうるさいって言ってるの。分かる?」


一発触発した空気の中、一歩も退かない委員長。


ピリピリとした緊張感の中、先に折れたのはリーダー格の女子の方だった。


「……チッ。冷めたわ。お前、放課後覚えとけよ。」


スタスタと廊下へと去っていった女子たち。

くすぐられていた女の子は、その間に「はぁはぁ」と呼吸を整えてぐったりとしていた。


「はぁっ…あ…ありがとうございます……」


「大丈夫?立てる?」


彼女は優しく女の子に手を貸して、立ち上がらせると優しくぎゅーっと抱擁する。


あの2人…あんなに仲良かったのだろうか…?


彼女は、女の子の耳元で何かを囁いているようだった。


**

昼休みに一悶着あったものの、それからは特に何事も無く時間が過ぎていった。


午後の授業も、学級委員長の彼女は窓辺の席でぼんやりとした表情を浮かべている。


うたた寝をしている生徒も多い…。

昼休みに4人がかりでくすぐられていた女の子は、疲労からか「ぐぅぐぅ」と涎を垂らして気持ち良さそうに眠っていた。


さすがに先生も気になったのか、「こ~ら、授業中寝るなよ~こちょこちょこちょ」と首の後ろを軽くさわさわとくすぐって起こしていた。


「すぅ…すぅ…ひゃぁぁんぁぁっ!!ぁっ……ご、ごめんなしゃい……」


クスクスと周囲からの視線を感じて、羞恥から顔を真っ赤にしていた。


**

キーンコーンカーンコーン…


「はい、今日は以上!日直の人~号令」


無事に今日1日の授業が全て終わり、教室の中は解放感のある空気で満ち足りていた。


部活へと急ぐ人。早く帰ろうと支度をする人。


学級委員長の彼女は、生徒会に入っているが、何も無い日は真っ直ぐ帰路に着く。


たまに、学校に残って遅くまで何かをしているという噂もあるけど…。


ふと視線を向けると、昼間くすぐられていた女の子と何かを話し、2人でどこかへと歩いていった。


何故だか分からないけど、一体どこに行くのか凄く気になってしまい、こっそりと跡を付けることにした。


2人の間に、特に会話は無さそうだけれど、何か特別な間柄であることを感じさせる距離感があった。


一旦校舎の外へと渡り廊下を歩き、人気の少ない校舎までやって来た。


美術室や、音楽室のある北館3F。

どことなく薄暗い雰囲気があり、夜になると"幽霊"が現れるなんて一部で噂されていたりする。


一番奥にある突き当たりの部屋に、2人が入っていくのが見えた。


こっそりと。まるで泥棒みたいに、足音を立てないようにして奥の教室へと進んでいく。


バレないように、窓の隙間から中を覗いてみると…


______________________


「ほら、服全部脱いで?」


「はぃ…奈月様…」


え……?


あの、学級委員長から出た言葉だと信じられず、目の前で繰り広げられている光景に瞬きしてしまう。


"服を脱ぐ"ように命令され、自分から制服のシャツをゆっくりと脱いでいく女の子。


その様子を、腕を組んでじっくりと堪能するように眺めている彼女。


ひらりとシャツが床に脱ぎ捨てられ、上半身はブラジャーだけの姿になっていた。


見てはいけない、この場から立ち去らないといけない__と頭で分かっていても、視線を外すことはできなかった。


形の良い小さな胸に、艶やかで健康的な肌。


恥ずかしがりながらも、スカートに手をかけてゆっくりと脱いでいく女の子。


可愛らしい白の下着。


ここまで静かにその様子を見守っていた彼女が口を開く。


「美香。ちゃんと私の顔を見なさい。」


「ひゃっ…はっ…はぃ……」


優しく頬を両手で挟み込んで、女の子の眼を見下ろす彼女。

最初、もしかしたら"いじめ"かと思っていたけれど、どうやらそう言った雰囲気ではなさそう。


もっと、妖しいような。大人の危なさがある雰囲気。


「それで?私にどうして欲しいの?ちゃんとおねだりして?」


「ぅぅ……わ、私のこと縛って…いっぱいおかしくなるくらい優しくこちょこちょしてください…!」


「ふふっ♪可愛いね。良く言えました♪じゃあそこの椅子に座って?」


女の子を下着姿のまま椅子に座らせ、鞄から何やらロープ…縄を取り出し始める彼女。


一体ここで…何をするつもりなんだろう…


「両手を頭の後ろで組んで?そう。良い子ね。」


椅子の後ろに立って、手際よく手首に縄をかけて縛っていく。数分もしない内に、腋の下ががら空きで手を頭の後ろに固定した状態で縛り上げていた。


まるで、何かのショーを観ている気分だ…


胴体にも縄をまわし、しっかりと椅子に拘束していく。


股を軽く開いた状態で、足首は椅子の脚へ縛っていく。

縛られている女の子の顔は、どこか嬉しそうで、これから来るであろう甘い期待に胸を奪われているかのような夢見心地であった。


足を縛り終えると、委員長は後ろに回り込んで優しく包み込むように女の子を抱き締める。


「これでもう逃げられないよ?怖い?嬉しい?」


「ぁぁっ…う、嬉しい…ですぅ…」


開かれた腋の下に指先をゆっくりと這わせていく…


「へ~嬉しいんだぁ?じゃあたっぷりこちょこちょしてあげる♡ほぉら、こちょこちょこちょこちょ~♪」


「ひゃぁぁっんっ、ぁぁっ!ぁぁぁっあはっ♡ぁぁっひゃぁぁぁぁっぁぁっあははははははははははは!!きゃぁぁっひゃぁぁっひゃめっ、ぁぁっくひゅぐっだぃぃっ!!ぁっぁぁっひゃぁぁっわ、わきひゃめへぇぇっっ!!」


委員長は愉しそうに、まるで子供をあやすように「こちょこちょ~♪」と普段よりも1オクターブ高い声で歌いながら無防備な腋の窪みをこちょこちょとくすぐっていく。


まるで指先の1本1本が独立した生き物のように、細かく器用に動かしながら左右の腋を撫でまわし、ねちねちと弱いところを責めている。


女の子はよっぽどくすぐったいのか、聞いているだけでもくすぐったくなるような声で鳴き始める。


身体をくねらせて刺激から逃れようとするも、しっかりと身体に食い込んだ縄がそれを許さない。


まるで人質として囚われているかのように、成す術もなく彼女の指先を受け入れることしか許されていないようだった。


だけど、昼休みにクラスの女子4人がかりで押さえつけられてくすぐられていた時とは違い、まるで彼女のくすぐりを受け入れているかのように、"もっとされたい"と心から望んでいるかのような声で嬉しそうに笑い悶えていた。


一方、彼女の方はというと、自分の指先で笑い悶えている女の子の姿をじっくりと堪能して独り占めするかのように、だけど、どことなく嫉妬に狂ったかのように執念深く弱いところをねちねちとくすぐっているような気がした。


前に移動して女の子の顔を覗き込みながら、腋の下から脇腹にかけて素早く左右からこちょこちょと指先でくすぐる彼女。


「どう?くすぐったいね~?脇腹のツボのところ。もみもみされるとすっごくくすぐったいんだよ?ほぉら、もみもみ~♪こちょこちょこちょこちょ~♪」


「ひぃぃっ!?ぎゃぁぁっ!?ぁぁぁっぎゃぁぁっぁぁっぅぁぁぁぁぁっあひゃぁぁっあはははははははははははは!!ぁぁっひゃべでぇっぁぁぁっぁぁっひぃぃっひゃめっぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっじぬぅぅぅぁぁぁぁっぁぁくひゅぐっだぃぃぃっぁぁぁっい、息できないからぁぁぁぁぁっ!!!」


彼女が脇腹を揉み込んだ瞬間、突然本気でくすぐったがって苦しむような笑い声が響き渡る。


唯一動かせる頭をイヤイヤと振って、笑い狂って涎を垂らしながら必死にくすぐったさをアピールしている。


まるで拷問をしているかのようなくすぐり方に、覗いているのも怖くなってしまう…


「くすぐったいねえ美香?ねぇ、昼休み[[rb:女共 > あいつら]]にくすぐられた時とどっちがくすぐったい?正直に答えないと…どうなるか、分かるよね?」


「ぎゃひっぃぃっぃぃっひゃぁぁぁっな、奈月様の方がくひゅぐっだいですぅぅぁぁぁっひゃめぇぇっお、お願いゆるじでぇぇっぁぁぁぁっごめんなざぃぃぃぁぁぁぁっあはははははははははははははははははは!!ゆるじでくだざぃぃっぁぁぁぁぁぅぁぁぁっひゃぁぁっぁぁっぁぁぁぁっ!!!」


「そうだよね~?私の方がくすぐったいよね?じゃあ脇腹は許してあげる。代わりに腋の下こちょこちょこちょ~♪」


「あはっ!?ひゃっぅっぁぁぁっそ、そこもらめですからぁぁぁぁっぁぁんぁぁっくひゅぐっだぃぃっぁぁぁっあはははははははははははははは!!も、もう限界ぃぃおかひくなっちゃうからぁぁぁっんぁぁぁぁっぁぁぁっきゃぁぁっあはっあはっあははははははははははははははは!!」


ようやく脇腹から手を離したと思えば、今度は再び無防備な腋の窪みへと指を這わせてこしょこしょとくすぐっていく彼女。


段々と。不思議な事に、女の子がくすぐられている姿を見ていると、自分もくすぐられたいと思い始めてきた。


"拘束されて抵抗できない状態で弱いところをくすぐられたらどうなってしまうのだろう"


くすぐったくて、辛いのだろうか。

だけど、何だか幸せそうに、嬉しそうに、愉しそうに笑っている姿を見ていると、何だか凄く…気持ちいい素敵な行為に見えてくる。


…気付けばズボンのベルトをゆるめ、隙間からパンツの中へと手を差し込んでいた。


教室の中では、ようやく一休憩といった様子でくすぐっていた手を離し、よしよしと女の子の頭を撫でている。


「ひっ…はぁっ…はぁっ…はひっ…ひっ……あへへっ……」


「気持ち良さそうに涎垂らしちゃって。子供じゃないんだから。お仕置きだよ?な~んてね♪よく頑張ったね」


「ひゃぅぅ…な、奈月さま……その……」


「ん?なあに?言ってごらん?」


唇と唇が触れ合いそうになるくらいの至近距離で、軽く女の子の顎を支えて眼を覗き込む彼女。


くすぐられて笑い疲れたのか、頬は真っ赤に火照っている。


「お、お願いします…き、気持ちよく…してくださぃ…」


「よく聞こえなかった。もう一回…と言いたいところだけど、可愛いおねだりに免じて許してあげる♪ほら、口を開けて?」


「ぁっ…んっ…んんっ……あっんっ…♡」


片手で軽く頭を固定して、優しくキスをする彼女。

まるで恋人同士かのように、何度も唇を重ねて熱く濃厚な口付けを繰り返している。


初めて見る女の子同士の扇情的な光景に、パンツの中で握っていたモノが大きくなる。


「ちゅっ♡んっ…ちゅっ……♡」


「ひゃんっ…♡ぁぁっ…ひゃらっ…くひゅぐっ…んんっ♡」


よく見ると、空いた手で首筋や腋の下を優しくソフトにこしょこしょとくすぐりながら舌を入れてキスをしている。


女の子の甘い喘ぎ声が漏れる口元から、たらりと光るような唾液が垂れ落ちていく。


「どう?気持ちい?もっともっと、気持ちよくしてあげるね?」


女の子の左側に立ち、右腕を首の後ろに回すようにして頭を固定しながら指先で器用に首筋をさわさわとくすぐる。


そして、耳の中に息を「ふ~っ♪」と吹きかけながら左手は女の子の胸横へと這わせて厭らしくこしょこしょと撫でまわす。


「んぁぁっ!!ひゃぁっぁっ♡ぁっ、ひゃんっ!?ぁぁっあへっひゃぅっぁっ、あはっ♡ひぃぃっらめぇっぁぁっ♡」


「ふ~っ♪こちょこちょこちょこちょ~♪じゅるっ♡れろれろ♡ちゅっ♡ふ~~っ♪」


耳を責められながら性感帯をくすぐられ、気持ち良さそうな喘ぎ声を出しながらあへあへと涎を垂らして悶えている女の子。


女の子同士だからこそ、どこをどう触られたらくすぐったくて気持ち良いのか熟知しているような責め方だった。


段々、彼女の左手はエスカレートしていく。


ゆっくりとお腹を撫で、太ももや脚の付け根へと指を這わせて優しくもみもみこちょこちょと責め立てていく。


反対側の耳も「ふ~っ♪」と息を吹きかけながら、空いた手で気持ち良いところをねちねちとくすぐっている。


時折、また熱いキスをしてエッチな声が漏れわたる。


そして、いよいよ彼女の指先が女の子のパンツの上をさわさわと撫でまわしていく。


「ねぇ、何でもうこんなに濡れてるの?もしかして、私に黙って勝手に気持ちよくなっちゃった?」


「あひゃっぁぁっ、ごめっ、ごめんなしゃぃっ…ぁぁっ…そ、そこひゃっ、ぁぁっ、も、もっとぉ……」


「もっと?もっとくすぐって欲しい?」


「もっとしてぇっ…も、もう我慢できないよぉ…」


「ふふっ♪可愛い♪じゃあもっとも~っとこちょこちょしながらイカせてあげるね」


パンツの上からさわさわと這い回るような指先が、段々と速く動いていく。


指の腹で割れ目をこしょこしょとくすぐり、気持ちいいところをカリカリといじめる度、女の子はエッチな声を出してビクンビクンと身体を震わせはじめる。


もう片方の手は胸横や乳首の先端を優しく撫で、舌で耳や首筋をじゅるじゅると舐めてくすぐっている。


「んぁぁっ、ぁっ、ひゃぁっ♡ぁっ、ぁぁぁんぁぁっ♡あはっ♡ひゃぁぁぁっぁぁぁっ♡ぁっぁっぁっ、ぁぁぁぁっも、もうひゃめぇぇっんぁぁぁっ!イッひゃぅぅっっ!!」


「じゅるっ…んっ…♡いいよ、ほら、イキなさい!こちょこちょこちょこちょ♪」


「ぁぁぁっ!!ぁぁぁぁぁっんぁっ!ぁっ!!!」


一際大きい、快楽に満ちた断末魔を上げると、身体がビクン!と痙攣するように反応していた。


女の子が絶頂に達しても、あそこをくすぐる手は緩めず、首の後ろに手をまわしてぎゅーっと抱き締めながら耳元で何かを囁いている彼女。


そのまま2度、3度と絶頂を迎え、段々と喘ぐような声も小さくなっていった…。


「はひっ…あへっ…んぁっ…ぁっ…♡」


「涎垂らして蕩けちゃって。気持ち良かった?」


「は…はひぃ…♡」


もう全身に力が入らないのか、ぐったりとする女の子を優しく介抱しながら身体を拘束していた縄を解いていく彼女。


す…凄いものを見てしまった…


ゆっくりとその場から離れようとした時…


「…えっ!?きゃぁぁぁぁっ!!!!」


…まずい…!!

両手を解放された女の子と目が合ってしまい、学級委員長の彼女にも気付かれてしまった。


急いで逃げようとするも、脱ぎかけていたズボンが絡まって廊下に尻餅を着いてしまう。


ガラガラガラと扉が開き、彼女に見下ろされる。


「あなた…同じクラスの…何?いつから覗いてたの?」


「あっ…いやっ…違っ…」


先ほどまでの優しい雰囲気は無く、まるで氷のように冷たい軽蔑するような視線で見下ろされ、抵抗する気力も無く一気に萎縮してしまった。


「ズボンまで脱いで…言い逃れできないでしょ?まぁいいや。中で拷問してあげる。」


「ご…拷問…?ひっ…や、やめ…誰かぁぁ!助けて…」


「うるさい!!暴れるな!!」


バチッ!!と、思いっきり頬をビンタされる。

冷たい痛みに堪える暇も無く、足首を持たれて半ば強引に引き摺られるようにして、教室の中へと連行されていった…。


続きのお話

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【試し読み】天使と悪魔

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