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【試し読み】クラスの陽キャ女子に友達を売った末路


とある中学校の休み時間の話。


みんなお昼ごはんを食べ終わり、校庭へと元気に遊びに行く者や、教室にある自分の席で昼寝をしている人、数人でトランプしている女子の楽しそうな声で満ち溢れていた 。


そんな中、教室の端にある席に座りチラチラと女子を見ながら何かを話している二人組の男子がいる。


「な~?あいつらいっつも昼休みに騒いでてうるさくない?本当女って騒がしいよな~。お前もそう思うだろ?」


「ぇ、ええ…?別にそんなこと思わないけど……」


髪を茶色に染めて制服のシャツをだらだらと着崩しているヤンチャな男の子と、黒髪で大人しく真面目そうな男の子。


2人の視線の先には、教室の中心でトランプ遊びをしている6人の女子たちに向けられていた。


昼休みになると、いつも集まってゲームをしている。

そして、大抵の場合罰ゲームがある。


『ほら~早く引きなよ~?』


『ええい!こっちだ!あ~!!また負けたぁ~…』


『はい、罰ゲーム決定~♪1分間こちょこちょの刑だからね』


どうやらババ抜きをしていたようだ。

負けてビリになった女子を取り囲んで、集団でこちょこちょとくすぐる罰ゲームが定番のようだった。


いつも通りの光景。

確かに騒がしいけど、賑やかで良いと思う。


「ほら、また始まったよ。くすぐりなんてガキの遊びいつまでやってんだよ。ほんとしょーもないよな~女子って。」


茶髪の男子がポツリと呟いた言葉。

その瞬間、さっきまで明るかった教室の空気が一気に冷たくなる。


「は?え…な、なんだよ……」


異様な空気に気圧されたのか、さっきまでの余裕な態度はどこかに消えてしまった茶髪男子。


気付くと、僕たちが座っている席の周りをトランプをしていた6人の女子たちが取り囲んでいた。


『ねぇ、あんたらさぁ、うちらの悪口言ってるよね?』


「は?別に言ってないけど…?」


『嘘つき。あんた達さぁ、毎日私たちのことチラチラ見て何か話してるよね?バレてるよ?言いたいことあるなら直接言いなよ?』


さすがに男子とはいえ、女の子6人に取り囲まれて見下ろされながら尋問されるのは怖い…。


さっきまで威勢のいいこと言っていた男子はしどろもどろになり、隣にいる大人しい男子は顔を下に向けて女子と目を合わせないようにしている。


「な、なら言わせてもらうけどよ!!」


ガタッと席を立って、リーダー格の女子を睨みつける男子。

身長172cmある女の子を見上げる茶髪男子は、端から見ていても全く迫力がない。


『へ~なあに?怒らないから言ってみなよ?』


睨む男子にびびるどころか、ニヤニヤと余裕の表情で見下ろしている女の子。


すーっと深呼吸をして、堰を切ったように言葉をぶちまける男。


「お、おまえらいっつも騒いでうるさいんだよ!!何が『罰ゲームはくすぐり~!』だよ!中学生にもなって幼稚な遊びしてんじゃねぇよ!この!ブス!!」


続きのお話

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