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デフォルメ絵の描き方講座~後編~

④塗り

 まずこれから塗っていく範囲を灰色で塗りつぶします。

これはマスクを設定する範囲を決めるためと、塗り残しが出ないようにするためです。最終的にこの灰色の上全面に色を置くわけなので何色でも問題ないのですが、灰色が個人的に見やすくて目にも優しいと思うのでこうしてます。

※マスクとは、設定するとその範囲しか塗られなくなる機能のことです。

 また、この工程はシルエットの最終確認段階でもあります。(ほんとはラフ段階で一回塗りつぶして確認するべき工程です説明が抜けてました...)そのキャラクターっぽさが出せているならシルエットだけでどのキャラかわかるはずです。そういう視点で考えると自然と構図がそのキャラに合っているのかどうかがわかってくると思います。

 次に色分けの工程で、各パーツの固有色を塗ります。自分のデフォルメ絵は装飾がある大きさを下回るまではあまり簡略化せずなるべく元のデザインを再現するように描いてます。細かすぎる装飾や模様なんかは描いたところでつぶれて見えなくなってしまうので原寸で見たときにそれっぽく見えるよう簡略化します。このえまたそではネクタイピン、ジャケットの襟やベルトの模様を簡略化してます。細かかったとしてもそのキャラを象徴する度合いが強いものは、わざと視認できるレベルまで大きく調整する場合もあります。このえまたそでは、腕章とスカートの王冠のロゴマークがかわいいワンポイントの模様で目立たせたかったので、凹凸線の太さで描けるレベルまで大きめに調整しています。

 そしてこれは自分の塗りのこだわりポイントなのですが、グラデーションが大好きなので入れるようにしています(赤矢印の箇所)。えまたそは元のデザインから毛先にかけて水色のグラデがはいっているので描くのは当然なのですが、仮にこういうデザインではなかったとしても毛先へのグラデはなにかしら入れるようにしています。グラデには色味を加えて華やかにしたり、空気感(透明感)を出す効果があります。グラデを入れるときの注意点として、大きいブラシで均一なグラデーションになるよう心がけましょう。細かいブラシだとムラに見えてとても汚くなってしまい見栄えが大きく悪化します。

 色分けが終わったらここで線画に色を乗せます。やり方は、

①塗りレイヤーをすべて統合

→②全選択[Ctrl+a]+コピー[Ctrl+c]

→③戻る[Ctrl+z]で塗りレイヤーを統合前に復元

→④線画フォルダの上に貼付け[Ctrl+v]

→⑤ガウスぼかし(半径10pixelくらい)(ペイントソフトのフィルタ欄にあるはず、多用するのでペイントソフトとして必須機能です)

→⑥線画フォルダにクリッピング

→⑦レイヤー効果を[発光]に選択

→⑧色調補正で彩度MAX、暗さは線画に程よく色が乗る程度に調整

です。言葉にするとちょっとややこしく見えますね...いわゆる色トレスと言われる手法です。色トレスを行うことで線画が塗りになじむので一体感が出ます。デフォルメ絵は線画が太いので特にこの工程は効果が大きく必須です。

※クリッピング:紐づけたレイヤーの描画箇所にしか描画されないようにする機能

 残りは目と影、ハイライトです。

目はキャラクターに命を吹き込む工程なので一番楽しいです。イラストは長時間作業なのでだんだん飽きてきてモチベが低下してしまうときもあります。そんなときは、モチベを上げるために目を描いてます。なので、目はどのタイミングで描いてもアリです。自分は色分けが終わった後に目を描くことが多いです。色分けが一番単純作業で嫌いだからですね...;( ˙꒳​˙ ;):

目の描き方はシンプルなのでpsdファイルを見てもらえば特に説明不要かなぁと思います。目はキャラクターを可愛く見せるために最も重要なパーツと言っても過言ではありません。キャラクターが似てるかどうか、微妙な調整で大きく変わるので、特に時間をかけて納得いくまで調整します。まつげの形は元のキャラの形をよく見て真似しています。瞳は丸っぽく大きめにすると可愛いです。あと色選びもキャラクターらしさが出る色を選択しましょう。

 頬の赤みを描くと照れてる感じが出てぐっと可愛くなりますね。人によって斜線やエアブラシで描く人がいますが自分は両方描いちゃうタイプです。クールキャラや男性キャラの場合はかっこよさを重視して赤みを描かない場合もあります。

 を塗るときは光源の位置を最初に決めて、大雑把に描きましょう。今回の場合、光源はキャラの真上~左上を想定してるので、素直に顔の下、腕の下、腰の下あたりに影を入れてます。「どこに影を描いたらいいのかわからない」となってる人が多いと思いますが、正直自分も何となくで描いてます。リアルに忠実に描こうとするととても難しいので、何となくそれっぽければオッケーってくらい緩くていいと思います。デフォルメの場合、色分け時点で濃い色の箇所(ブーツやニーハイ、スカート、手袋)には影は必要ないと判断して描いてません。描いても描かなくても絵全体を見たときの印象がほぼ変わらないからです。こういう潔さ、適当さも結構大事だったりします...。自分のデフォルメ絵は装飾をあまり省かずに描いているので素の状態で情報量が多めです。なので、ごちゃごちゃしすぎないように影はシンプルに描いてバランスを取ってます。

影をよく見ていただくと縁が少し濃くなっているのがわかると思いますが、これは縁取り機能を使って描いてます。


 最後にハイライトですが、髪の毛に大きく入れるのと、あとはブーツ、ベルトの金具、金属っぽいカチューシャに少し入れる程度です。あんまりテカテカするのが好きではないので、布の箇所にはあまり描かず、金属や革など素材感を出したいところに描いてます。髪のハイライトも縁取りしていますが、これはそのキャラに似合う色を自由に選んでます。金髪や白髪キャラだとハイライトを描いてもわからないので、ハイライトをはっきりわかるようにする目的で入れてます。濃すぎる色だと不自然になってしまうので、髪の毛の影くらいの濃さがちょうどいいかもです。


以上で完成です!

なんかすごいざっくりとした説明になってしまった気がしてならない...

質問を頂ければそれに合わせて回答してく記事もつくっていきたいな~と思ってます。


2月最終日お疲れさまでした!

それでわ~ノシ

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Comments

塗り方の説明本当に助かる🙏 僕はハイライトと影の表現方はまだまだ練習が必要な感じ✍️

赤眼のたま子


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