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AI時代のイラスト教室 -リハビリ編-

 いつもご支援ありがとうございます。

今回は、イラスト作業のリハビリがてら、前回投稿でも触れた「画像生成AIの擬人化キャラ」のキャラデザをしてみましたよ。AIだけに、AI生成イラストをもとに、具体的にはトレースしたり模写したりして描いてみました。0から自分の手だけで描くより全然早く、クオリティもよりリアルになったと思います。

※このイラストは、AI生成のイラストをトレースしたり模写したりして、AIイラストをもとにして描いたものですが、AIイラストではありません。


 顔と体を別々のイラストからトレースして、顔は資料を見ながら模写、体は手癖で塗ってます。体、特におっぱいなんかは、もっと時間をかけて描き込んでもよかった、そのほうがよかったんでしょうが、今後も触れていきますけど、超絶クオリティのAIイラストが巷にあふれかえる中、時間をかけてまでクオリティをあげる意味がどんどん小さくなっていると感じていて、その結果です。ただ、もっとサラっと描けて気持ちいい仕上がりになる描き方はきっとあると思うので、そこは今後の練習次第かなと。

 AI生成のイラストを模写、トレース、サンプリングして、一枚のイラストを作るというのは、普段AIがやっていることを逆に人間の僕がやった(超劣化版ではあるけど)という構図になるのでしょうか。前回、AI先生の超絶技巧を完全無視する・ネヴァーマインドの精神を掲げておいて、思いっきり意識して囚われてるんですが、AI先生のテクを研究したいとも書いたので、その一環としてはよかったのではと。ただ、これも後で触れたいですが、純粋に自分の作品だと言えるかというと、言えないことはないがかなりグレーではあるよなという気もしますよ。でもな〜、AI生成イラストが猛威を振るう今の時代に、トレース・コピーだからその人の作品じゃないとかいう議論は、ナンセンスになりつつあるとも思っていて。考え方は人それぞれあると思うんですが、全体的な線引きも今後は急激に変わっていきそうな気もしています。


ドイツより来たる

ヘッダー画像にも書きましたが、キャラの設定を。


【イラスト生成AI擬人化キャラ】あいちゃん先生

本名・ステイブル愛 ドイツ・ミュンヘン出身

●学生だが飛び級で大学に在学する天才。T150 W?? Hカップのロリ巨乳。

神絵師。世界中に同じような神絵師の仲間がいっぱいいる。

フワッとした天使で、片言の日本語を話す。ほとんど話が通じないが、たまに通じる。

「単語で話してくだサイ」

「いっぺんにワーって言われてもワカリマセーン」

いくつかの単語を羅列しての指示をしてほしがる(本人は呪文と称する)。「呪文で言ってもらえないと基本わからない」らしい。

イラストの書き方を教えてくれるが指導が高度かつ異次元すぎて全然理解できない。

イラストの添削をしてくれる(まあまあボコボコにしてくる)。

↑一枚目のイラストの色調違い。正確には、2ポイントくらいぼかしたイラストを重ねて、25%くらいの合成モード「陰影」レイヤーとして重ねたもの。ほとんど差はないが、こちらのほうがKがしまっています。ヘッダー画像のイラストは実はこちらで、一枚目のイラストはへッダー画像とは別物です。


 キャラとしてはおもしろいと思いますが(自分の好みで描いただけに)、今後書いていくとしたら、どう描くかですよね。マンガ絵にカジュアルダウンするとしても、マンガ絵としての描き方をもう一回考えないと。


 今回はAI先生の神作品というこの上ないお手本があったのでうまくいったようなものの、絵の描き方をかなり忘れています。ちょっと、いろいろ描いて早く描けるようになりたいですね。


AIイラストはクリエイティブか

 皆さんはどう思われますか? 手描きの絵柄にはもちろん描き手の味があって、漫画などは特にそれに浸ったり味わったり、かけがえのない価値があると僕も思うのですが、続々と投下されるAIイラストの超絶クオリティに圧倒されるにつけ、これがクリエイティブではないとはとても言えないと思ったりもするのです。作業としては、AIに単語で指示をするということなので(それでも絶対難しい)、練習の末きわまった手描きの技術の希少価値や、その訓練の道程にも価値があるという考え方でいくと、クリエイティブではないという立場もありうるとは思うのですが、皮膚感覚で確信してることが一つだけあります。イラスト・画像の分野において、ごく近い将来にかならずAIが手描き(人)を圧倒すると思います。これは多分まず間違いないことだと思ってます。


バック・トゥー・ザ・過去

 だとすると、僕らのような絵描きの末席を汚す者はマジのマジで立つ瀬がない。特に僕はマンガ絵の絵柄の魅力というより、よりリアル寄りのマンガ絵の路線を目指していたので、ますます存在価値がなくなってしまう。

 リアリティ・クオリティを目指してもダメならどうするか、ではナラティブ(ストーリー性)とキャラクターメイキングで勝負するしかないと。 え? 小説もAIで書けるんですか?と。キャラクターもAIが作れるんですか?と。もうだめじゃねぇかと(笑)。

 一説によると、シンギュラリティは2040年あたりに到来すると言われることが多いそうですが、僕はもっとずっと早いんじゃねえの?という気もしています。ただ、AIが苦手にしていることもあって、今後は「問題を提起する作業が人間の仕事になる」とようつべのCMで偉い先生が話してるのを見て、さもありなんと。

 また、良質のコピー文化が今後は大量生産されていく中で、みんなにウケるような作品を自分で作るには、これもみんなが考えるとは思いますが、過去の名作に立ち返るしかないと。より時間を遡り、より昔の隠れた名作を発掘して咀嚼して、自分のものにするしかないのかなと。ありふれた指針ではあるとは思いますが、これからAI先生が量産してくる超絶クオリティとガチンコ勝負するよりかはまだ可能性があるはずです。懐古厨ではないですが、より昔に時間を遡ったほうが、逆におもしろい新しいものを作れるかもしれません。

 ネットの普及によって、何かが飽和して全てが平均化されたコピー文化が延々と繰り返されるようになって、きっとつまらなくなるということを昔に誰かが言っていて、僕もいま同じような気分なのですが、これは僕だけでしょうか?

 いろいろ考えることは尽きないですが、今やるべきことは絵のリハビリと、自分の魂を揺さぶる過去の名作の発掘も一つあるかなと。


 ここまで長文にお付き合いくださりありがとうございます。今回「AI時代のイラスト教室」と銘打って書きましたが、描き方については全然説明不足で有名無実の感はありますが、多分需要もないので別にいいか。反響をいただければシリーズ化します。ご意見・ご感想等、コメ欄にカキコいただければ幸いです。

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