いつもご支援ありがとうございます。
この投稿では、今回リクエストいただいた宇宙人の絵をPIXIVのほうで公開したんですが、それについての個人的な話をダラダラ書きたいと思います。というのも、いただいたリクエスト内容にインスピレーションを刺激されすぎて、設定をあれこれ考えるうちに膨大?な量になってきたので、全部を入れ込むのは無理だねと思ったのと、個人的な感想とかをリクエスト絵の投稿のキャプション欄に書くのもいかがなものかと思ったからです。
一応、まだPIXIVの投稿をご覧になってない方は、こちらを先にご覧になってくださいませ。↓
いま思い出したんですが、今回の文字なし版とテキストを有料記事で公開したんですが、リクエスト主さま、もしご覧になれなくて不便なようでしたらお申し付けください。何らかの形で個別に送信いたします。
皆さま失礼しました。さっそく話を戻しまして、今回の世界観の設定、その補足の話を書かせていただきたいと思います。
宇宙人。皆様はどう思われます? ロマンがありますよね。フェルミのパラドックスとかでしたっけ。想像力を掻き立てられるテーマであります。いま僕が書いてる『レベル1000勇者伝説』の世界観でも、ファンタジー世界に攻めて来る敵がSF的宇宙人(でも実は別の世界線の人類で、最も成功し発展し最長の歴史を誇る最古の人類が、宇宙人として未来から攻めて来る。しかも神や天使を名乗ってる。)っていう嫌な話なんですけど、映画とかでも宇宙人を題材にしたやつはメッチャ多いですもんね。面白いモチーフでございます。
で、今回の投稿のイラスト内のテキストで、僕が考えた宇宙人の設定・世界観を表現してみたつもりなのですが、読んでいただいてる方はかなり少数派と思うんですが、これからはその方々向けの話です。
今回考えた設定を全部ブチ込めなくて、「そうはならなくね?」って部分もあるかと思うので、ちょっと設定の補足をさせてください。
まず、今回の宇宙人・恐竜人類は、早い段階で科学技術を限界まで発展させ、人類の考えつく全ての欲望を満たし、願いを叶えた状態となりました。全部機械が自動でやってくれる何不自由ない世界、不老不死の快適が永遠に続く世界です。エネルギーもコストも何の問題もありません。その結果、種が存続不可能の状態になったのです。なんで?ってなるかもしれませんが、それは、そうなったんです!そういう設定!(笑)これは作中でも少し触れましたね。
で、昔は恐竜人もオスとメスに分かれていた可能性が高いです。ただ、超高度な文明を極める少し前の段階で「性差っていらなくね?」ってなって、メスだけになりました。そして長い時間を経て、有性生殖の概念自体が忘れ去られたのです。
恐竜人の文明の臨界点の話。全恐竜人類が神のような気持ちで、穏やかに天国の中をおぼろげに漂っていたとき、突然致命的な危機感が生じました。このままでは「魂が消失する」と。心・精神といったもの、情動そのものが0になり、我々は世界から消える!と多くの人が思い、それは命の危機ですから、命に関わるということで、その危機感・危機意識は枯野が燃え広がるように拡散していきました。その世界では、皆がだいたい同じようであり、差が無く、かつ皆が強くつながっていたので、なおさらそのヒステリーの広がりは早かった。その瞬間、恐竜人類の超高度文明は臨界を迎え、今度は逆流をするように急激な先祖返りを始めます。人類の進化の歴史ををまるっきり逆方向に進み、なぞり、おさらいするように。弱肉強食の恐竜時代の原始を目指して逆進を始めるのです。種の死という絶対零度・完全な無を目の前にしたとき、神のような赤子のような彼らの魂は一瞬凍りつき、そして次は生きるために、パニックに陥った獣のように燃え上がったのでした。
その中で、いつしか捕食した相手の全てを自分のものにできるという思想が生まれ、それを限界まで発展した科学技術が現実に可能としてしまった。すると、全人類が個として、個VS個VS個VS個VS個VS個VS個×ほぼ無限大という超戦争状態、群れず、和まず、手を組まずの弱肉強食の修羅道、いや、恐竜道の様相を呈します。それはまさに超自然、超ワイルド、超サバイバルのバトルロイヤル、共食い・食人なんでもござれのパックマン・ワンダーランド、カニバリック・カーニバルでした。
それはカンブリア爆発ならぬ、カーニバル爆発。パニックに陥った思考力ほぼ0の神々のヒステリーは激流となり、進化の歴史を逆に進む狂気の大行進は誰も止められません。強きものが弱きものを喰らい、トーナメントを勝ち上がるように一つの個が強くなり続け、全体の数は減り続け、街に一人、国に一人、大陸に一人、星に一人、銀河に一人と個体数を減らし続けます。そして、どこかの時点で、このままでは数が少なすぎてさすがにヤバい!と思うようになり、今がここです(笑)。作中の宇宙人はそういう状態で地球にやってきた、パックマン・カーニバル・トーナメント・ワールドからの来訪者なのでした。食人を意味するカニバルとカーニバル(謝肉祭)が発音が近いので、言葉遊びをしてみたいのですが、なかなかしっくりくる感じにハマりません。
今回のアイデアの元として、ジャック・ハンマーにももちろん影響は受けてますけど、夢枕獏先生の『キマイラ』に一番影響受けてる気がします。天野喜孝先生の描くキマイラのイメージがかなり入ってます。
これもいろいろ考えたんだけど、ハマるやつがなかなか出てこない。いいのがあったらぜひ教えてください。ここでは僕の案を少しご紹介します。
宇宙人側が自分たちを指して名乗るのは、やはりまず「人類」。地球人類との進化の過程の違いをあえて強調して言う場合「恐竜人」「恐竜人類」。で、地球人類の言語のイメージに最も近いとして彼女たちが名乗るのが、前にも書いたけど、
「あなた方が歩んだ進化の歴史と私たちのそれとの違いを強調して、あえて気取った言い方をするなら、我々は「ロアー(ロア)」である、と名乗ろう。」
「あなた方の言語で「伝承(者)」「知識」というような意味の言葉だが、あなた方から私たちを見たときに、その言葉が最も意味が近いだろうから。」
っていうくだり。ロアは民間伝承?とか、ブードゥー教の精霊の総称の意味もあるから、洒落になってるんです。
問題は、地球人類側から見て宇宙人を呼ぶときの呼び方。
1 グールマン
大食漢・健啖家を指す「グルマン」に発音が近く、食人鬼・食屍鬼を指す「グール」と人類「マン」を足した造語です。言葉遊びもありシンプルで気に入ってます。「食人人類」という意味と「大食家」を連想させる発音を併せ持ってるとこがポイントです。
2 グラトニアン
「暴食」を指す「グラトニー」に、エイリアンの語感を足した造語。同じ路線で「グルマニアン」「ガストリアン」とかも。シンプルに「グラトニー」だけでもいいかも。なんとなく語感が女性形ぽくてハマる気がするし。でももしかしたらみんな聴き慣れた言葉かも知れない。
3 マン・イーター・マン
「マンイーター」は「人を食う」ライオン・トラ・サメなどを指すそうですが、人類なので「マン」。言ってみたかっただけのやつ(笑)。略して「イーター・マン」とも。
4 バッド・イーター
「悪食」を指すそうです。語感がいいので言ってみたかったやつ。「パックマン・インベーダー」とかも言ってみたいけど、長い。
どうですか? やはり「グールマン」が一番しっくりくるかな。ダジャレにもなってるし。造語なので僕は一応聞いたことはないし。「グラトニアン人」「グルマニアン人」って言い方もおもろいかも。
タイトルで「制作秘話」と書いちゃったけど、設定の補足が長くなりすぎて書くとこが無くなっちゃったな。また今度の機会に書くかもしれません。リクエストなどあれば。
宇宙人の設定はマジで、炭素生物なのか?ケイ素系なのか?から考え始めて、自分的に納得いく感じまで考え抜いて作ったんですが、リクエスト絵に全部ブチ込むにも全然入りきらんかったので、せっかく考えたので出来れば見て欲しくて今回の投稿をしましたよ。ウケがよければまた宇宙人の話を書いてみたいですね。
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