なぜ二次創作に傾倒するのか?
Added 2024-02-19 10:09:19 +0000 UTC記憶にある限り、私の一番古い創作は【短説】と自分で名付けた、小説の短編みたいなものだったと思います。
小学校低学年くらいのころにノートに書いたもののはずで、確かオーストラリアよりも小さな大陸を舞台にした【オリジナル】のストーリーだったと思いますが、主人公がどんな名前だったか、その話がどんな結末を迎えたのか。
そのあたりのことはまったく思い出せません。
時は流れ中学生になり、ライトノベルに出会って、それを読んだ少年なら誰でも一度は思うように『ラノベ作家になりたい!』と考え、あちこちに書きちらした小説もどきも、オリジナルだったはずです。
ただ、そうして書いているうちに自意識過剰な少年もいつか自分の才能のなさに気づき、物語を書くのをやめて麻雀や競馬ゲームに熱中していきました。
創作の世界に戻ってきたのは、社会人になってパソコンを購入し、インターネットが自宅にきてからでした。
ネットの中にはリアルでは決して出会えなかった同好の士がいて、当時私が好きだった【ときめきメモリアルシリーズ】について語り合い、それを題材にしたSS(ショートストーリー)を書いている人たちに出会ったのがきっかけでした。
二次創作、なんて言葉を知ったのもこの頃だったと思います。
二次創作の良い点は書き手も読み手も世界観やキャラの性格を共有しているので、書き手の技巧が未熟でもフィーリングで雰囲気が伝わることです。
もちろん解釈違いやキャラの性格の捉え方の違い、それに付随する表現の仕方で議論というか口論というか、そういうことになることもありましたが(このあたりは今も変わらないかも)、それはそれで楽しいものでした。
他にも二次創作にはイフの時間軸を空想したり、自分なりの【後日談】を考えたりする楽しさがあってそれにのめり込んでいき、オリジナルというものをほとんど書かなくなってしまいました。
イラストを描きはじめてからはもっとこの傾向は顕著で、自分が好きになった作品の好きなキャラしか、本当に描かなくなってしまいました。
私は今までに700枚くらい一枚絵を描いていますが、オリジナルのキャラというのは5人も描いていないはずです。
変な話に聞こえるかもしれませんが、オリジナルのキャラというのは二次創作の娘に比べるとイマイチ思い入れを持つのが難しく、設定や性格を考えていても、あまり魅力的に思えないんですね。
画力の問題で単に可愛い子をデザインできない、ということもあるでしょうが、私自身にきっと、魅力的な娘を生み出すだけのキャパシティがないのが最大の原因なんでしょうね。
そんなわけでこれからも、私はきっと好きになったキャラクターに【空想】を効かせたイラストを描き続けられるんだろうな、と思っています。