AI絵師さんはカメラマンみたいになる。
Added 2023-05-10 09:42:21 +0000 UTCpixivさんから、今後のAIイラストに対する方針の表明がありましたね。
それに対しては様々な方が様々な意見をおっしゃられており、素晴らしい知見がたくさんネットにあふれています。
ですので私がつたない意見をここに書くようなことはしませんが、よい着地点が見つかると良いな、と個人的には思っています。
さて、かように様々な意見のあるAIイラストやそれを生成するAI絵師さんですが、これから先どうなっていくのか、私の思うところ……と言いますか、当てずっぽうに近い予想みたいなことをしてみたいと思います。
AIイラストが出てきた時に真っ先に思ったのは、『写真が発明されて世の中に出回り始めたときも、よく似た状況だったのかもしれない』ということでした。
写真が登場した当初も、『これだけ鮮明に、しかも手早く画像が生成できるなら、画家はみな廃業だろう』と言われたそうです。
結局その後どうなったかと言いますと……カメラが世の中に浸透しきったあとも様々なアートが人間によって【生成】され、うまく共存し、むしろクリエイターが写真を資料として使うことで自分の技を高めている、というのはご存知の通りです。
しかも面白いことに、カメラが発明されたことで人間の職種は減ることはなく、むしろ【カメラマン(フォトグラファー)】という新しい職業を生み出すことになりました。
私はカメラマンの歴史に詳しいわけではありませんが、今AI絵師さんと呼ばれている方たちは、このカメラマンのようになっていくのではないか、と考えているんですね。
カメラ……と言いますか、今ならスマホがあれば、いつでもどこでも、好きな時にカシャリとして、思い出の一枚なり、お気に入りの景色なりを撮影することができますが、それを商業作品や芸術作品にまで昇華できる【アマチュア】はそんなにたくさんいないでしょう。
AIイラストも同じで、出力自体は誰にでもできますが、その出力したものでたくさんの人の心を捉えたり、お金を払ってでもそれが欲しい!と思えるイラストを生成できる人は、そんなにたくさん現れないと思います。
そしてそこまでAIイラストを昇華させた人だけを、カメラマンのように【プロAI絵師】と呼ぶようになるかもしれません。
もちろん著作権などの問題はありますが……写真の肖像権のように、ある程度法律が整ってくれば、今は立場の違いで互いに論争している絵師とAI絵師が手を取り合って、【あの神絵師と今をときめくAI絵師の、夢のコラボ作品!】みたいな未来もあり得るかもしれません。
イラストに限らす、色々言われているAIですが、基本的には人間にとって利益の大きい、素晴らしい技術であるはずです。
使う人間のモラルの向上と、良い法整備がなされることを願って、筆を置きたいと思います。