努力できるかは遺伝子で決まっている。
Added 2022-11-30 10:35:37 +0000 UTC昨日ぼんやりYou Tubeをみていると、『努力できるかも遺伝子で決まっている』という、衝撃の言葉が飛び込んできました。
実験のために観察されたのは1000組近い双子で、内容はこんな感じです。
双子ちゃんたちをいろんな家庭環境の養子にしてもらい、その子たちにはうまくなるのにかなりの努力が必要な楽器の練習をしてもらう。
なるほど、これなら遺伝子が同じなわけですから、それで双子の努力の量が違ったのなら、環境によってその差が生まれたのだろうと推測できますね。
結果は驚くべきもので、裕福な家庭に貰われていった子も、貧しい家に貰われていった子も、双子ちゃんたちの練習時間は変わらなかったそうです。
そんな、どれだけ努力できるかさえ遺伝子で決まってるなら、もうなにをしても仕方ないじゃないか!
絶望しそうになりますが、この実験には結構ツッコミどころがあります。
一体双子たちには、どのように練習するよう指示したのか?
もし両親が音楽に熱心で、子供に一日数時間の練習を強制的に課す家庭だったら?
練習時間や学習時間が同じでも、一人には一流の音楽の家庭教師をつけ、一人には自己流でやらせたら?
門外漢の私でさえこれくらいは疑問に思うわけですから、実験した科学者は当然その程度のことは織り込み済みで、きっとこの手の疑問に対する反論もあるのだと思います。
ただ、このことを言っていたのは実験した科学者自身ではなく、一人のYouTuberだったんですね。
放送内容もこの実験結果が書かれた本の要約みたいな感じで、この方はそのあたりには触れておらず、残念ながら分からずじまいでした。
そうかぁ、なにかにどれだけ取り組めるかさえ、遺伝子で決まっているのか。
それを知った私の答えは一つです。
その取り組める努力の時間の中で、努力の内容を工夫する。
例えば、私がどうやっても遺伝子的にイラストを描いたり、練習したりできる時間が一日3時間と決まっていたとしましょう。
その時間を伸ばすのは難しかったとしても、より深い考察力を持って資料を見たり、新たな知識を仕入れてそれをイラストに取り入れたりすることはできるはずです。
確かに遺伝子的に決まっていることを、劇的に変化させることは難しいでしょう。
ですがなにかを上達させるための努力自体は、環境や工夫でいくらかは改善できます。
イラストだけの話ではありませんが、持って生まれた能力や才能は確かにあると思います。
私が学生時代に自由時間をすべて勉強に充てていたとしても、世間で高学歴と言われている大学には行けなかったでしょうし、スポーツにしても、なにかの競技をやり込んでいればインターハイに出られた、とは考えにくいです。
そして努力すれば誰でも神絵師やオリンピアになれる!と思うほど、私も現実を見ていないわけではありません。
でも、持って生まれた遺伝子がすべてを決めているという考え方は、あまりに寂しいじゃないですか。
私は少しでも色々な知識や工夫を重ねて、【努力できるかを決定づけている遺伝子】に抗ってやろうと考えています。