シンプルな塗り。
Added 2022-11-07 10:03:36 +0000 UTCイラストを描いていて上手く行かないことは多々ありますが、何年経ってもうまくならないのが塗りです。
ラフからペン入れまでの線画の作業は、ある程度答えのある工程です。
頭があり胴体があり、その比率もだいたい決まっています。
だからと言ってもちろん簡単なわけではありませんが、塗りの複雑さに比べれば私的にはずいぶんマシに感じます。
一言に塗りといいましても、アニメ調イラストには様々な塗り方が存在します。
アニメ塗り・水彩塗り・厚塗り・宝石塗りetcetc……。
最近ではこれらの良い部分を合わせた複合的な塗りも登場しており、『もう塗りをジャンル分けする意味はほとんどない』という人もいるくらいです。
ちなみに私は一応水彩塗りのつもりで着色しており、その塗り方で上達したいと願ってきました。
私が『好きだな』と感じるイラストのほとんどは水彩塗りで着色されていましたし、塗りが細分化してきているとはいえ、今の塗りの主流が水彩塗りであることは間違いないからです。
ただ、ここ数年のイラストを振り返ってみたところ、線画のシルエットは多少マシになっているのですが、塗りはあまり上達していないんですね。
元々の画力が低いのである程度は仕方ないんですけど、年単位でほとんど変わっていないとなると、水彩塗りそのものが私には向いていない可能性があります。
私としてはもちろん、このまま水彩塗りを続けて上達を目指したい。
でも実際上達が止まっているという現状を鑑みるに、少し視点を変えた方が良さそうです。
今までお話しましたように私の塗りは大したことないのですけど、長く描いているあいだに何回かは褒められたこともあります。
その評価を総合すると、『シンプルな塗りが線画に合っている』という感じです。
最初にこのことを指摘してくださったのは師匠だったのですが、言われた当時の心境を率直に書くと『ソースケには複雑な塗りはまだ難しいって言われたんかな』と深読みしてちょっと落ち込んでしまっていました(笑)。
そのアドバイスをまるっと無視していたわけではありませんけど、『やっぱりいろんな色を多彩に使う水彩塗りで上達したい!』という自我は捨てられなかったんですね。
それから時が流れ、次にこのことに気づかせてくれたのは、skebで依頼をくださったクライアント様でした。
納品させていただいたイラストをSNSに投稿してくださり、『シンプルな塗りがとてもいい!』とコメントをつけてくださったのですね。
ご依頼の内容上、塗りをシンプルに寄せたのですが、師匠とクライアント様という目の肥えたお二人がそう言ってくださるのなら、ほぼほぼ間違いなくそちらの塗りが私にはあっているのでしょう。
人がくれるアドバイスや評価は、その人がこちらに悪意を持ってない限り、正しいことが多いものです。
最近またひどい伸び悩みを感じていることもありますし、これを機会に少し【シンプルで見栄えのする塗り方】の勉強をしようと考えています。