人と比べることの考察。
Added 2022-09-28 08:30:08 +0000 UTC先日イラストを描きながら動画を流していると、その動画の配信者さんが【人と比べること】について、面白い考察をされていました。
そもそも、なぜ人と(特に成果や結果を)比べることはよくないと言われるのでしょうか?
よく言われるのは【上と比べては落ち込み、下と比べては慢心するから】【それによって行動量・努力量が減ってしまうから】でしょうか。
その配信者さんもそれはおっしゃっていたのですが、私が感銘を受けたのはその2つから少し視点を変えた考え方で、【あまりに自分のレベルから見て上と比べてしまうと、そこにたどり着くのに何から手を付けていいか分からず、結局なにもやらなくなってしまう】【かと言って『自分より少し上と比べてそこを目指す』みたいなことをしようとしても、適切な比較対象を見つけ続けるのは難しいから】という考察です。
確かに『自分より少し上っぽいからこの人を当面の目標にしよう!』と考えても、本当にその人が自分が上を目指すのに適切な存在なのか、意外とわからないものかもしれません。
その【自分で目標と定めた人】がどのようなプロセスを経てそこにたどり着いたか分からないことが多いでしょうし、自分と他人の実力差が正確に把握できるだけの客観性を持っているなら、そもそも人と比べなくても、自分の問題点を自分で見つけて、勝手に上に行くような気がしますよね。
とはいえ人には【人と比べて足りないところを見つけて、改善しようとする】という、厄介な本能を持っています。
この本能は一見ありがたそうに見えるのですが……。
この【比較の本能】はまだ人類が火や道具を使い始めたころ、自分だけそれができないと狩りなどの集団行動に貢献することができず、集落から追い出されて生き延びれなかった、という時代に対応するために身についたものと考えられています。
しかし現代社会においては【人がしていることができないと、すぐさま死に直結する】なんてことはほぼ起こり得ないのにも関わらず、その本能だけはしっかり残ってしまっているため、不必要に大きく悩んだり、苦しんだりするんですね。
だって本能は無意識に、『人と同じことができないと死んでしまうかもしれないぞ!』とプレッシャーをかけてきているわけですから。
ダイエットの成功率の低さを見ればよくわかるように、本能は完全に抑え込むことは高レベルの修行僧でもない限り、かなり難しいでしょう。
しかし例え私のような凡人であっても、上記のような知識を仕入れたり、マインドセットを整えることである程度本能をコントロールすることができます。
私の場合は『人と比べるより、過去の自分と比べて成長しているか?』に価値観を置くことで、なんとかこの本能に押しつぶされないようにしています。