模写の効能。
Added 2021-11-19 10:07:42 +0000 UTCもう結構長いことイラストを描いていますが、いつまでたっても模写が苦手です。
苦手な理由は一にも二にも似てこないから。
私のウデはまだまだ未熟なので、こういうことを言うのは本当に憚られるのですが……。
ピクシブでランキングの常連、というぐらいの画力があってもあまり模写が得意でないという人もいますし、作品を見るとまだ伸びしろがありそうだな……と感じられる画力の人でも、模写を見るとどちらが元絵か分からないぐらい上手い、ということがあります。
基本的に画力が高い人は模写もうまいはずですが、こういう現象を見ると【うまい絵を描くスキル】と【模写力】ってのはまた別なんだろうな、と思わされます。
それなら別にやらんでもいいかな……と思って今までは投げ出してきたのですが、模写をやっている間、明らかに増えていることがあります。
それは本番のイラストを描いている時の【資料を観察する時間と、線画(ラフ)を描いている時間】です。
私の場合一枚の模写を一応完成、と言えるところまで持っていくのに、恐ろしく時間がかかります。
最大で線画だけで20時間かけたものもありますし、今取り掛かっているのもすでに10時間を越えています。
私の大したことないウデで上手い人のイラスト(たいていがプロの作品です)に似せようと頑張るのですから、当然といえば当然なんですが……。
時間がかかる最大の原因は何度も資料を見返すことと、少しでも元絵に近づくように本番絵とは比べ物にならないぐらい、線画を描き直すからですね。
いえ、これは本番絵で手を抜いている、というわけでは決してありませんよ(笑)。
私の本番イラストといえば、こちらに掲載させていただいているツキニの限定イラストと、年4回の頒布を目標に描き進めている電子CG集のイラストになりますね。
限定イラストは可能な限りお約束の掲載日を守りたいと思っていますし……。
CG集の方も一応締め切りみたいなものを決めておかないと、私のいい加減な性格上、仕上げないまま次の作品に着手してしまったり、最悪未完成のままそのままうっちゃっる、なんてことにもなりかねないのをよく知っているからです。
ですから自分の中で80点をやれるな、と思えたらラフも着色も終えてしまって、次の作業に取り掛かります。
当然ですが、模写という練習と本番のイラストは分かちがたく連結しています。
本番中も模写をしている時のように、少しのずれやS字の感じが気になって、しょっちゅう線画を修正したりしてしまっている自分に気づいたりします。
そんなことをしていると、おそらくいつもより完成に時間がかかるのでしょうが……。
これも模写の効能で、いつもより出来がよくなるかもしれない、と信じて描き進めたいと思います。
もちろん、締め切りを守ることを大前提にしてですが。
蛇足・模写を皆様にみて頂きたいと思い、Twitterなどにアップしてこちらでも紹介しようかな、と考えたのですが……。
母数は少ないようですが、模写元をクレジットし、【これは○○先生の模写です】と明記していても、ご自分のイラストが模写されるのを嫌う先生もいらっしゃるようなので、控えることにいたしました。
さらに蛇足・この手のことで最近驚いたのはモデルさんの中には、ご自分がネットにアップしていらっしゃる写真の模写を禁じている方もいる、ということです。
リアルの写真も資料として用いることが結構多いので、このあたりは気を付けないといけないな……と思わされました。