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才能と幸せ

私がいままで生きてきて、自分がなにかの才能に恵まれているなあ……と思ったことは一度もありません。


というかむしろ、少し貧しい国にこの能力で生まれ落ちていたら、食いっぱぐれて30手前ぐらいでぽっくり死んでるんじゃないか、と思うレベルです。


悲しい推測はこれぐらいにしておいて、今でもこういう雑文を書いているぐらいですから学生時代文章を書く、ということを苦に思ったことはありませんが……。


精々が得意科目、ちょっとカッコつけて特技ぐらいは言っていいかもしれませんが、自分に文章を書く才能がある、と感じたことはないですね。


ちなみに才能と特技の違いの認識ですが……。


私の個人的な感覚ですし、しょせん言葉遊びにすぎないのですが、才能はそのジャンルで生活できるほどの能力(もちろんその才能を支えるための努力は膨大なものだと思いますし、実際そうするかは別にして)、特技はまあ、履歴書に書いても恥ずかしくはないかな?ぐらいの違いだと思っています。


翻って私がライフワークにしているイラストですが、このジャンルには素晴らしい才能に満ち溢れている方々がたくさんおられます。


少し前までは無邪気に才能があるって羨ましいなあ、と思っていたのですが……。


最近実際にプロとして活躍されている方の記事やプロを目指している方たちの声を続けて聞く機会があり、才能があってもそれはそれで悩みが尽きないのだな……と考えを改めさせられました。


私もまあ一応人間なんでイラストうまくならないなあ……と思い悩むこともありますが、さすがにそれが原因で不眠症や食欲不振に陥ったり、うつ病になるほど悩んだりしません。


あまりの上達のしなさにユーウツになったりはしますが、それとてこうして冗談めかして書けるレベルの話です。


そういう話を聞くと才能と幸せの関係って結構難しいな……と考えさせられます。


非才の私はたまに上達に関して少々思い悩んでも、まあおおよそは楽しく幸せにイラストを描いていますから。


蛇足・もし才能と幸せについてなにか読んでみたい、と思われたら、小池重明で検索してみると面白いかもしれません。


彼は昭和のアマチュア将棋指しで、プロと実力は遜色はなく、【新宿の殺し屋】【最後の真剣師】とまでいわれた強者だったのですが……。


子供時代にプロになるチャンスをスルーしてしまい、大人になってから特例でプロになれるチャンスが巡ってくるも、素行不良が原因で結局プロになれず……という人なんですね。


その【素行不良】がちょっと凡人に真似できないレベルのもので、昔はとんでもない人がおったんやなあ……と感心させられること請け合いですよ。


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