【マインドセットやればできる!の研究】読了しました。
文体も読みやすく興味深い内容で、良書だったと思います。
さて、皆様が気になるのは『やればできる!のマインドセットってどれぐらい効果があるの?』ということはないでしょうか?
結論からいいますと……そう思って取り組んだ方が、絶対にいいと思います。
人間には主に、ふたつのマインドセットがあります。
【硬直マインドセット】と、【しなやかマインドセット】ですね。
硬直マインドセットとは人間の能力は生まれついて決まっていて、それは変えられない、という考え方。
もうひとつのしなやかマインドセットは人間の能力は勉強や練習で伸ばしていける、という考え方です。
実をいうと、色々なジャンルの超トップには、どちらのマインドの人も存在します。
じゃあやっぱり持って生まれた才能がすべてで、考え方なんかどっちでもいいんかい、と思ってしまいがちですが……。
硬直マインドセットの人は【頼るものが自分の能力しかない】ため、一度折れてしまうと復活が難しくなります。
だって【自分が優秀なのは持って生まれた才能が優れていたからで、それが通用しなくなったらどうにもならない】と考えるからですね。
しなやかマインドセットの超トップはそうは考えず、『今自分がうまくいってないのはなにかしら問題があって、それが解決すればうまくいくはずだ。今はむしろ成長のチャンスなのだ』と考えます。
ですので長くそのジャンルのトップに君臨するのは、ほとんどの場合が【しなやかマインドセット】の人たちなんですね。
いや、そんな雲の上の人たちの話なんか役に立たないよ、自分たちフツーの人間に役に立つ話をしてくれよ、って声が聞こえてきそうですね(笑)。
いえいえ、この話は我々フツーの生活を送る人間に対して、示唆に富んだことを教えてくれています。
持って生まれた才能の量を一ミリの差で競っているような超トップの人たちでさえ、マインドセットで大きな違いが出るんです。
フツーに生きてていくらでも改善の余地がある我々のしていることに、マインドセットが影響しないわけがありません。
最悪なのは【持って生まれたモノなんだから仕方ない】と言って、成長や改善に繋がる行動が減ってしまったり、なにもやらなくなってしまうことなんですね。
もちろん高い志と情熱があればどんなこともうまくいく、なんていうつもりはありません。
ただ【自分の努力には意味があって、きっといい方向に進んでいく】というマインドがなければ、そもそも努力しようという気持ちにもならないでしょう。
ちなみに勉強や練習によって脳内のニューロンの結合が良くなり、脳自体が変化して能力が誰でも改善・成長する、ということは科学的に証明されています。
私が個人的に興味があったのは『やればできると思って取り組んだほうが効率よくニューロンが繋がるのが、嫌々でもとりあえずやっていれば、同じようにニューロンが繋がるのが』ってことだったんですけど、残念ながら本書には答えが書かれていませんでした。
まあ、嫌々やってることなんてどうせ続きませんから、研究する必要すらなかったのかもしれませんね。
私の場合はイラストですが、一時嫌になっても結局好きで10年近く描き続けているわけですし……。
確かにうまい絵描きにはなれませんでしたが、ここからはじめて
プロの指導という超幸運にめぐまれながら【続ければうまくなる!】と信じて描き続けてきて、これぐらいは
描けるようになったのですから。