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アドラー心理学私見。

結構前のことですが、【嫌われる勇気】という本が大ベストセラーになりました。


今でもたくさんの人に読まれているようで、実際に読んだことがなくてもタイトルを聞いたことぐらいはあるぞ、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?


この本はアドラー心理学に詳しい【先生】が論客の【青年】との対話形式で話が進んでいき、最初はアドラー心理学に懐疑的な青年が最終的にはその考えを受け入れる、という感じのストーリーです。


ここからはあくまで私の個人的な【読書感想文】であり、心理学の素人、一ファンの私見でしかありません。


皆様には『ソースケはアドラー心理学をそう捉えたんだな』ぐらいに思っていただけると幸いです。


アドラー心理学はその名の通り心理学とありますが、いくつかの関連書物を読んだ感じ、【哲学】や【主義】に近いと感じました。


関連書物を読むと感じるのですが、ほとんど数字やデータが出てきません。


もちろん心理学は人間の心というカオス極まりないものを取り扱う学問なわけですから、数学や物理のようにすべてを数式やデータで表すのは不可能でしょう。


ですが心理学には、子供に対するクッキー実験(子供を2つのグループに分け、片方にはただ何分間我慢しなさいというだけで、もう片方には他の子供たちは我慢できたよ、と言っておいて実際にクッキーを我慢できた子供の数を比べる実験)や、報酬の先送り質問(今1万円もらうのと、1週間後に1万1000円もらうのとどちらがいいですか?と一定数の人に聞き、どちらの人が多くてその人たちにはどのような傾向があったかを調べる実験)のように、かなりの母数を用いて幾度も繰り返された実験がたくさんあり、こういったものは当然ですがデータや数字がちゃんと出てきます。


実験結果は論文にまとめられたり、学会で発表されたりしていますので、信憑性も高くなりますよね。


私の心理学の入り口はアドラーでしたので、心理学でこういった実験が行われていると知った時はなかなか衝撃的でした。


私は完全に文系で、算数は分数が出てきた時点で諦めましたが、できるだけ物事は根拠ある数字を元に決めたいと思う人間です。


だからといって私はアドラー心理学がいい加減なものだ!と断じたいわけではありません。


私も【嫌われる勇気】をはじめ、アドラー心理学に感銘を受けた一人ですからね。


ただ、あの本に書いてある通りに生きるのはなかなか、それこそ心理的になかなか大変です。


特にもともとあまりメンタルが強くなかったり、持病がある人には厳しい主張に感じられますよね(その病状はお前が必要としてるからだ!って責められても知らんがな、しかいいようがない(笑))。


ですのでアドラー心理学は学問的に正しいと捉えるのではなく、『そういう考え方もあるのか、参考にしよう』ぐらいが良い付き合いかたなんじゃないかなあと、私は考えています。


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