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変わってしまったお姉ちゃん

うだるような夏の昼下がり、俺は公園の木陰に寝っ転がりながら何をするでもなく入道雲をぼーっと眺めている。

小さい頃から遊んだり勉強や部活の相談に乗ってもらったこの思い出の公園にいれば都会の大学に行った幼馴染の姉ちゃんに会える気がしたから。

新型の感染症の流行で都市間の往来が憚れるようになって、姉ちゃんは進学してからこっちには一度も帰ってきていない。


「いつでも話せるんだから今更メアドとかlineでやり取りなんていらねえよ!」


気恥ずかしさで姉ちゃんに言ってしまった自分の言葉が悔やまれる。

はぁ~・・・っと一人悶々としていると、


「亮ちゃん久しぶりー。やっぱりここにいたんだね、そんなにお姉ちゃんに会いたかった?(笑)」


思わぬ懐かしい声にビックリして起き上がり声の方向に視線を向けると、そこにいたのはテレビでごり押しされてるKPOPのキムチ女みたいな女性の姿。

周囲を見渡しても他に人の姿はない。

熱中症にでもなって幻聴でも聞こえたか?危ないなと思い自販機で飲み物でも買おうと木陰から出ると女も後をついてきた。


「ねー亮ちゃんどうして無視するの?せっかくお姉ちゃんが久しぶりに帰って来たっていうのに。」

「馴れ馴れしく話しかけて来るな!俺はお前みたいな韓国女は知らねえよ!」


起源主張、テレビでのごり押し、口を開けば日本の悪口しか言わない韓国人の知り合いなんて俺にいる訳がない。

それなのに姉ちゃんを騙って俺に話しかけて来るなんて。

韓国人が日本人になりすまして日本人の評判を下げようとするってネットで見たけど

まさか現実でもなりすましするのかよ。

・・・暑さも相まってイライラしてきた。


「お前ら韓国人が俺は大嫌いなんだよっ!国に帰れ反日チョン女っ!」

「もーっ!いつからそんな差別主義者になったの。ふふっでも私ってそんなに韓国人に見えるんだ・・・ふふっ♪」


女は笑うと財布の中から免許証を取り出した。

そこに書かれていたのは姉ちゃんの名前と実家の住所で・・・。


「嘘・・・ほんとに姉ちゃんなのかよ・・・。」


ツリ上がったキツイ目に、濃い化粧をしたこの韓国女が姉ちゃんとは思えない。

でも免許証に書かれているなら嫌でもそれが真実だと受け入れるしかない。


「やっと信じてくれた?オレンマニネ~(久しぶりだね)亮ちゃん。」


よくわからない言葉混じりで韓国人の顔をした姉ちゃんが俺に近づいてくる。

嬉しそうに目を細めニコニコする姿は俺の知ってる姉ちゃんの顔とは全然違っていて、けれどもその声は俺の知っている姉ちゃんの声で・・・。


「ねぇ亮ちゃん、私の事韓国人だと勘違いしてくれたのはと~っても嬉しいけどどね、ネットde真実って言うの?嘘を信じてネトウヨみたいな差別主義者のチョッパリ達みたいな事は言っちゃダメだよ!」


めっ!と指を突き付けて怒る仕草も姉ちゃんの姿そのもの。


「お姉ちゃんね、学校でダンスサークルに入ったの。KPOPの音楽で皆と一緒に踊ると凄い一体感で楽しいよ♪この顔もね、一体感出す為に整形したんだ。ほら見て❤」


差し出されたスマホの動画ではKPOP音楽に合わせて女性達が一糸乱れぬ激しいダンスをしている。

どの女性も今の姉ちゃんのように吊り上がった目に、真っ赤な唇の濃い化粧。

みんなネット上で揶揄されるような量産型整形韓国顔で見分けがつかない。

これが私だよ──指さした動画の中の姉ちゃんはダンスの列から一歩前に出ると

ソロで踊っていた女性とまるで抱き合うように正対すると腰をくねらせ互いに舌を差し出し、まるで空気中で絡め合うように踊り出す。

学祭の出し物というには度が過ぎている下品な踊りだ。


「一緒に踊ってるこの女の人、部長なんだ。とっても信頼できる人なの♪ダンスもメイクも整形する病院も、全部部長が教えてくれたんだ。」


うっとりした様子で姉ちゃんはそう語る。

動画の中では踊る二人に観客から聞いたことのない言語の歓声が上がった。


「凄い歓声でしょ?近くの朝鮮大学のオッパ達がいっぱい見に来てくれたの♪

この後の打ち上げも大変だったんだから❤お子ちゃまの亮ちゃんには見せてあげられないけどね❤」


イタズラっぽく笑う姉ちゃん。

その言葉に俺は、韓国野郎どもに抱かれる姉ちゃんの姿を妄想してしまった。


「ん~どうしたの亮ちゃん?まさかお姉ちゃんがオッパ達に抱かれる姿想像しちゃって妬いてるぅ~?」

「なっ、んなわけねえだろ!?誰が韓国の9cm野郎どもに嫉妬するかよ!」

「あー・・・亮ちゃんも❛それ❜信じちゃってるんだね。」


姉ちゃんの手は俺のズボンに伸びてくる。


「かわいいよねぇチョッパリって。自分たちのおちんちんを棚に上げて見た事もないオッパのチャジ(おちんぽ)を必死で貶すんだもん❤」


耳元でそう囁きながら俺の股間を姉ちゃんは撫でてくる。


「や、止めろよ姉ちゃん・・・!」

「ふふっ、なんでぇ?お姉ちゃんにこういう事、されたかったんじゃない?ほら可愛いいおちんちん勃起して来たかな~?(笑)」


ズボンにできた小山をマニュキュア彩られた長い爪でカリカリと弄る姉ちゃん。

布越しとは言え自分以外の人間に初めて弄られた俺には衝撃的な気持ちよさ。


「韓国人のチンポってね、亮ちゃんたちチョッパリとはサイズが全然違うんだよ❤

まあチョッパリのおちんちんが好きっていう物好きな女の子もいるだろうけどね♪」


言い終わるや否やカリカリと弄っていた姉ちゃんの指が俺の股間を指ではじく。


「はうっ!?」ぴゅるっ


思わず腰を引き、くの字の姿勢で射精してしまう。


「ごめんねぇ~、亮ちゃんにはちょっと刺激が強かったかな?」


吊り上がった細い目を更に細めて意地が悪そうに姉ちゃんはケタケタ笑う。

俺の知ってる姉ちゃんはこんなことをする女性ではなかったのに。

大学に行って顔だけでなく心まで変えられてしまったのだろうか。


「それじゃ私、この夏休みは実家にいるから遊びたかったら昔みたいに家に来てね」


精液臭い香りをまとい、股間に染みを作った情けない姿のまま俺は姉ちゃんを見送った。

俺が姉ちゃんと昔の様に遊ぶことはもう二度となかった。


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