K-POPアイドル ニュージェネレーション その1
Added 2020-03-01 09:59:24 +0000 UTC韓国の芸能事務所として初めて日本に支部を置いた高麗プロ
韓国人の芸能人と言えば中高年女性向けのイケメン男優という認識が日本人の大半を占める中で
韓国人が日本人のアイドルグループをプロデュースするという発表は世間に驚きを与えた。
街角やタレントスクールからのスカウト、オーディションで選ばれた島村卯月、渋谷凛、本田未央の3人が初の事務所所属となった
名付けられた”ニュージェネレーション”というグループ名は新世代のアイドルを作るという高麗プロの決意の表れだった。
3人の初めてのダンスレッスン当日
トレーナーは本国でバックダンサーの経験もあったプロデューサーが務める事に。
「プロデューサー、レッスンよろしくお願いします!」
3人の気合の入った挨拶と共にレッスンは始まった。
「卯月!トン(ターン)が遅れてるぞ」
「すみませんプロデューサー、トンって何のことでしょうか・・・」
激しい指導でついプロデューサーの口からは母国語が飛び出す。
「ああごめん、つい熱が入って朝鮮語が出てしまった。トンはターンって事だ」
「あ、そういう意味だったんですね。すみません気をつけます!」
「いや俺の方こそ人に注意する前に朝鮮語でないようにオレが気をつけないとな」
謝るプロデューサーを見ながら何か思いついた未央が発言する。
「ねえねえプロデューサーが気をつけなくてもいいように私達が朝鮮語勉強すればよくない?」
「いいね、それ。私たちの為に日本語を使って一生懸命教えてくれてるのにそれに甘えたままじゃダメだと思う」
「そうですね。それにうちは韓国の事務所なのにあまり韓国について知らないですし・・・」
三人の想いは既にまとまっていた
「プロデューサーさん、私達に韓国の事や朝鮮語教えて下さい!」
その日からレッスンや空き時間に朝鮮語や韓国についてプロデューサーや事務員が教えるようになった。
一か月後
「みんな大分朝鮮語が上手くなったな」
「プロデューサーさんカムサハムニダ♪」
「こんなに覚えたいって思ったの、これまでではじめてかも。
だから、プロデューサーこれからもチョソノルル カルチョ(朝鮮語を教えてね)」
「ハングル文字も日本語と違って漢字覚えなくていいし覚えやすかったよね。
さっすが世界一優れた文字だね!」
通学時間や事務所と家との行き帰りには韓国で活躍する事務所の先輩の曲を聴き、
事務所ではプロデューサーや事務員と朝鮮語で会話
彼女達の日常は韓国中心となりすっかり朝鮮語を操れるようになっていた