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年末ゲーム記

もろもろの仕事を納めてゲーム休みをとっている。現連載以前は連載中はゲームをしないようにしていたので連載終了を機に数年ごとにしかプレイできなかったのだが、現連載はスケジュールを調整してゲームを半年に一度はプレイできてるので結果連載も長続きしていとも言える。自分にとってゲームこそが1番の純粋な趣味だからだ。

それを人生で我慢しなくてはいけいないのは人生に矛盾を胚胎してしまう。


短い休みでどう効率的に複数の素晴らしいゲームをこなすか、おおざっぱなジャンル分けとクリア時間などを調べて作業中にまるで旅行や遠足のように計画を練る瞬間が楽しい。(そういう事情もあってクリア時間がかかりそうなフロムゲーは今回はお預けとした。)


ことあるごとに言っているのだが(それが他の人に伝わってるかどうかわからないのだが)自分はこれから嗜もうとするものを出来るだけ情報をシャットアウトする。だからクリア時間を調べる時に(自分にとって)重大なネタバレをふまないか慎重にやる必要を強いられる。その結果とあるゲームを今回プレイし始めてまずオプション設定をいじるのだが、その時「バトルスピード」という項目があった。そこで初めて、えっこのゲームもめごとあるんだ!って知った。(なんならオプションにネタバレくらわされた気分ですらある。)戦闘があるゲームなのに戦闘があることも知らない。しかしそのような状況でゲームをプレイし徐々によくわからないものが、こういう風に楽しむんだってわかってくる瞬間は非常に乙なものなのだ。


子供の頃はそんなにたくさんのゲームを所有できず、1本1本のゲームに対する緊張感があった。お金もないから中古でとにかく安いよくわからないもの買ったり、知人からなんでもいいから借りたりする。そうすると中々好みそうなゲーム(当時として言えばFFやドラクエなどの正統派RPG)と巡り合えず、そんなに興味のないものをプレイすることになる。プレイし最初の方はよくわからないゲームってのはなかなか理解が出来ずおもしろく感じにくい。そういうことで知人がつまらなかったから貸してやるといって貸してくれたゲームのなかに天地創造やタクティクスオウガがあった(後世に語られた超名作)。確かに(当時としては)他のゲーム違っていてとっつきにくく(しかしグラフィックの面では二作とも傑出していたが)まだ小学生の自分たちにとってはよくわからなかった。しかし他にやれるゲームがないからある種仕方なくプレイしていきだんだんとそのゲームの楽しみ方がわかってきて、実はこのゲームFFと同じかそれ以上におもしろいのでは?という経験を何度もした。


また前述した通り、知人間での貸し借りがあるのだけど、やっぱりFFドラクエ(あるいはその時CMをバンバンうってるゲーム)などの人気ゲームはなかなか借りれる機会がない。ゲームにはなんとなく子どもたちのなかでランクづけがあって、幽遊白書ではFFやドラクエの最新作を借りることは難しいのだ。大人になって気づくのだけど自分が当時親に頼んで買ってもらったゲームはランクという意味ではやや低いゲームを選んでる傾向があって(ワンダープロジェクトや極上パロディウスなど。めちゃくちゃ傑作だが子どもたちの間ではやりたがる者は多くない。)またFFやクロノトリガーなどの高ランクすぎるものを所有していても結局みんなが持っているので逆に貸し借りにおいて価値を発揮できないというリスクもあった。もちろんゲーム自体が最高なのでわざわざ貸し借りの玉として購入するわけではないのだが。


そんな事情のおり今の手持ちで知人から借りられるゲームのなかで、全然知らないけどおそらく最良であろうと想像し選択したのがマザー2だった。マザー2はパッケージが「MOTHER2」としか記されてないし、CMもけっこうやってはいたのでタイトルは知っているのだけど、そのCM内容がキムタクがマザー2~マザ2~と連呼するだけでゲーム画面や内容を一切表さない大胆なものになっていた。もうMOTHER2ってことしかわからない(あとギーグって輩が逆襲するんだなってことくらい)そういったことからか、こんな面白いゲームが誰からも借りられず自分の手持ちで貸し借りができる機会が巡ってきたのだ。


本当に何のゲームかRPGかどうかも知らなかったけど、最初の名前入力画面で一気に心ひかれた。他のゲームとはぜんぜん違うけど確かに間違いなく非常に手の込んだものだとわかる。そしてオープニングの夜の場面のドットグラフィックのすごさに一発で虜になってしまった。更にしかしそういったヴィジュアル面だけが優れていたのではなく、世界観、ストーリー、そしてゲームとしても圧倒的だった。


他にもメトロイド2やスーパーメトロイドなど多分なんでも選択できるならあえてしないであろう、名作を中古で買うなり借りるなり流れでやや仕方なくやってみて、数時間後にはとんでもない面白さに気付かされる。という経験を幼少時に繰り返し、それを今でもゲームに求めて再現しようとしているのだ。そしてゲームは未だにそれに答えてくれる。常に新しいゲームが生み出されている。終わり。




年末ゲーム記

Comments

ゲームが好きな事が伝わってくる

rie36

昔よりも、仕事と生活の両立が充実されているようで何よりです ゲームといえば、自分の世代(世代というより地域?)では貸し借りより複数人で同時に遊べるかというのが重要だった気がします 総じてRPG等はあまり流行らず、カートやパーティやボンバーや電鉄のようなゲームが流行ってました 今はDL販売もあって貸し借りという文化はもう無くなっていそうな気がしますね

夜や昼や


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