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韓国の大衆浴場:番外編⑥

最愛の彼女が、生意気な韓国人のガキに我が物顔で胸を揉まれている。そんな状況なのに、翔吾は、ただただ勃起しながらその光景を見ていることしかできなかった。 「ちょっと、だめだって、ジホくん……」 ジホに後ろから抱き抱えるようにされながら、愛はその大きな胸を好き勝手に揉まれている。抵抗しようと思えばできるはずなのに、不思議と愛はジホにされるがままだった。 「愛さん、良いでしょ?ずっと寂しかったんだよ」 なるほど、とこんな状況ながら翔吾は感心してしまった。ジホはそういう手で愛を落とそうとしているのか。自らを兄弟のいない寂しい一人っ子だと愛に思わせることによって、多少の強引さも多めに見てもらおうとしているのだ。 「だからって、ジホくん、男の子なんだからこんなことだめでしょ。来年は中学生なんだし……」 言葉ではジホの行為を咎めながら、愛はジホを強く制すことができずにいる。子供に「寂しい」と言われてそれを跳ね除けられる大人はそうそういまい。いたとしたら、それは相当強い精神の持ち主だけだ。ましてや、女性にとって、こういったジホの発言はまさしく母性本能をくすぐられるものだろう。 「愛さん、僕今日愛さんに会えてよかったよ。なんだか本当のお姉さんのような気がするんだ。翔吾くんも韓国で会った時僕に優しくしてくれたし、本当に日本人って優しいんだね。今まで誤解してたような気がするよ。韓国で育つと、その、なんとなく日本人って怖い人たちなのかなと思ってしまうから」 「ジホくん……」 民族的な自負心をくすぐられ悪い気になる人間はいない。ジホは愛を女性の側面から、そして日本人という側面から、さまざまな形で攻めた。これはジホによる言葉の愛撫だった。愛はそのうち形だけの抵抗すらやめ、ジホの好きに揉ませるようになった。次の愛撫の言葉を待っていたのだ。 「やっぱり日本人って優しいんだね。初めて会った僕にこうしておっぱい揉ませてくれるんだもん。ねえ、愛さんは何カップなの?」 ジホの質問は、すでに子供がする質問の範疇を超えていたが、心身両方の愛撫によって恍惚とした気分になってきた愛はその変化に気づかなかった。 「うーん、Gカップだよ」 「G!?すごい!僕が今まで会った人の中で一番おっきいよ!」 ジホは少年らしい純粋な歓喜の声を上げてみせた。が、これは演技ではなく本心だったと言うべきだろう。両手に収まる大きな膨らみから想像してはいたものの、それは期待を上回る代物だったというわけだ。 (そうだ、愛はおっぱいが大きいんだ。だからジホ様は絶対気に入ると思ってた……) 得意げになるのは違うと思いつつ、翔吾は愛がジホに気に入られたことを誇らしく思っていた。扉の隙間から見る二人は、ソファの背もたれで隠されて頭しか見えなかったが、それはまさしく就寝間際にいちゃつくカップルだった。 「ねぇ、ジホくんの触り方ちょっといやらしいんだけど〜」 「え、そう?全然そんなつもりなかったんだけど」 きょとんとした顔をするジホ。あくまでこの演技も自然だ。 「そ、そう?でもジホくん、よっぽどおっぱいが好きなんだね」 何かを期待していてあてが外れたのか、愛の言葉は少し残念そうな声色を帯びた。 「好きだよー!僕、乳離れも遅かったんだ。小学生に上がってからも怖い夢を見た時なんかはママのおっぱい吸わせてもらいながら寝たからね」 「そうなの?今もやってるの?」 「今はさすがにママのおっぱいではやらないかな?」 「じゃあ、誰の?」 「それはねー……ヒミツー!!」 「え〜なにそれー!ちょっとチャラいんだけど!」 小学生の子供が、果たしてこんな風に女子大学生と対等に話せるだろうか。それは、愛がジホの目線まで降りてきて「してあげる」会話ではなく、明らかにジホ主導の軽快なおしゃべりであった。初めて会った年上の女性と、異国の言葉で、こんなにも簡単に打ち解け心を開かせてしまう韓国人の手腕に翔吾は本当に恐れ入った。よく、ネット上で韓国人男子はチャラいという意見を目にするが、それは間違いではないのだ。彼らの場合、それは後天的に獲得されるものではなく、先天的に備わっているものなのかもしれない。 「あっ、ふぅっー♡ふぅっー♡ちょっ、ジホくん、指が当たってる……♡」 「ん?何に?」 「え?その……当たってるの……」 「何に当たってるのかなあ?」 「ち、乳首に当たってる……」 「乳首に当たると何かまずいことでもあるの?」 「だってぇ、気持ちよくなっちゃうから……♡」 「いいじゃん、気持ちよくなったって!愛さんは気持ちいいの嫌いなの?」 「そうじゃ…ないけどっ!あっ♡」 愛の良いところをジホが弾いたらしかった。愛の体は電流を流したかのようにビクンと脈打ち、その振動でソファが少しずれた。 「僕は愛さんに気持ちよくなってほしいな」 ソファに座っていた愛の尻はいつまにかずるずると滑り落ち、気づけば後ろから愛を抱き抱えるジホの顔を下から見るような姿勢になっていた。この姿勢で、ジホに好き放題胸を揉まれ、時折乳首を触れられては感じ、気持ちよくなっても良いと言われている。まるでヤリチンのナンパ師が家に連れ込んだ女をセックスまで誘い込むテクニックのようだった。 だが、ここは翔吾の家なのだ。もしここが愛の家で、自分とジホ二人きりだったとしたら、愛はこのままジホに身を委ねてしまって良いと思っていた。普段の愛なら絶対に考えないことだが、それほどまでにこの韓国人の少年に身も心もやられてしまっていたのだ。ジホと触れ合っていると、自分は母親になったような気もするし、彼女になったような気もするし、近所のお姉さんになったような気もすると愛は思った。それぞれの立場で、ジホが望むことをさせてやりたいと愛は思った。 だが、ここは彼氏の、翔吾の家なのだ。翔吾はもうすぐシャワーを浴びてこの部屋に入ってくるだろう。その時にこんなはしたない姿を翔吾に見せるわけにはいかない。純情な少年の手捌きによって感じさせられている彼女を見て、翔吾はきっと幻滅するに違いないと、愛はそう考えていた。そして、それこそが愛の理性を繋ぎ止めているものだった。 「翔吾くん、もうこれ以上はだめ。またさせてあげるからここまでね」 愛はあくまで年長者の余裕を見せつけるようにしてそう言った。 「えー!もっと揉ませてよ!愛さん、寂しいよ」 ジホは美しく潤んだ瞳で愛を見つめる。心を鬼にしないと、と愛は思う。 「もうすぐ翔吾くんも帰ってくるでしょ?私たちがこんなことしてたら、翔吾くんびっくりしちゃうのわかるよね?」 その時、初めて愛はジホの中に見たことのない大人の冷たい表情を見た。それは、笑っているようでもあり、軽蔑しているようでもあった。 「だって!どう、翔吾くん?」 「えっ?」 愛はとっさに体を起こす。翔吾はいつの間にシャワーから上がっていたのか。 居室への扉はゆっくりと開いた。 そこには、全裸で自分のペニスに手をやる翔吾の姿があった。


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