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赤キギリ
赤キギリ

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巨大魔王が夢の中で人類をオモチャにしているなんて…!?(後編)

魔王によって作られた《夢の中の世界》、

どうやら自分はその世界の分身と同調し、

無意識的に誘い込まれてしまったらしい──。


それだけなら絶望的な状況なのだが…

どうやら魔王はこちらに気付いておらず…

夢の中で意識を持っているのは『魔王だけ』と思っている。


これが、チャンスだった──。

各国を侵略して回る魔王の弱みを握れれば

魔王討伐の足掛かりになるかもしれない。


だから………。

夢のモブのひとりとして振舞おうとしたのだが………。


人間、魔王でさえも…

プライベートの空間においては羽目を外すものだ。

人に知られたくないことだとか、エッチなことだとか…

日々溜まっているモノを発散させるなんて誰でもあること。


そう、そんな──。

場面に直面して、直視しまったのである!!

大きさとして《100m》で出来るそんなコトを…!!!


──────────────────────────────


「これ、バレたら絶対つぶされるな…」


夢の中のシチュエーションとして…

幼馴染のヒロインキャラと王都の祭りに出向いた時のことだった。


巨大魔王は羽目を外した上、服さえも投げ捨て、

上半身の荘厳なる鎧だけで、下半身はもうすっぽんぽん。

王都にまたがる股からは…もう耐えきれないと愛液を垂らし、

『ぽたっ…ぽたっ…』と王都の住居に水泡を作っていた──。



こんな……こんな……!

魔王が愉しもうとしている王都に入れというのか……!


王都は典型的な円形都市で、東西南北の四方に入口がある。

夢の中だからか…城壁は立派なものの…問題はその門の形だ…!

《50m》はあるかという非常識な門の形は、

これまた非常識に《座った魔王の形》の造形をしていた…!


「な、なんだよこれ…!?

 攻められたらどうすんだよ…!?

 末端が脆弱過ぎるぞこれ…!!!」


おおよそペタン座りした姿形を、

そのままくりぬいて作ったのではないかと思うほど。

巨大な門の重厚さとは対照的に、下品な形であった。


そんな門へと──。

魔王はずいっとやってくる。


「くひひっ…」

青い肌、黒と金の目、巨大な巨躯、

そんな重々しい見た目に見降ろされれば恐ろしいものだが…。


門を通る町民達はまるで気付かない。

そりゃそうだ、意識なんて無い夢の住人なのだから。

意識を持っているのは、勇者である自分ただひとり。

だからこそ、気付かれないよう見ないようにしていたのだが……。


ズズン…ッ。

魔王が、前に立ち塞がった…!

魔王の形でくりぬかれた門の淵に合うよう、身体を納める…!

「くくっ…勇者よ、早う来い…」


……

…………

………………。


なんとなく予想していた。あの卑猥な門の形の存在意義を。

まさか、魔王自身が門となるための形だった…

なんて、意外に思うはずもなく想定の範囲内…

なのだが、いざ目にすると圧倒的な迫力が聳えていた…!


「うわぁっ…」

30mの巨大魔王はやはり扉に合わせたペタン座りで、

都市へと向かう人々をその股の下で行き来させていた。

下半身丸出しだからその変態度はすさまじく、エロと紙一重。

言うなればせっせと働くアリの上に、

下半身を近付けているようなものだ。恥ずかしくないのか。


しかも、興奮しているからか愛液がつつーっと垂れ落ち、

不運な通行人が雫に呑まれたりもしてしまっている……!

ただ魔王はそれさえも楽しんでいるようだった…!


「魔王ってこうなのか…」

なんとなく………。

魔王は巨大化し、人間を性的に見るのが好きと思っていたが、

ここまでとは………正直、思っていなかった。

プライベート空間のため、是が非かと論ずるつもりはないが…。


魔王にこんな趣味があったとは──。

夢にも思っていなかった、夢の中ではあるけれど。


しかも、この情報を持ち帰ったとして

はたして弱みを握ったと言えるのだろうか…?

周囲の人間に言ったところで……

夢を見ただけと変人扱いされて、それでおしまい。


だんだん存在意義があやふやになる……。

もう、起きてもいいんじゃないだろうか…?

ただ…この夢からの脱出方法はまだ分からないわけで……。


「立ち止まってどうしたの~?」

「ん……?あ、あぁごめん、今行く……!」


幼馴染キャラに誘導されるまま、王都へと向かうだけ。

魔王によって作られた、魔王に都合のいい門へと──。

そんな場所へ──、自分は向かう。

たとえ、エッチな扱いされると分かっていても。



……

…………

………………。

歩けば、歩くほど、魔王の香りが漂ってくる。


甘く、蕩けそうなフェロモンの香り……。

下半身を露出しているから、当該の箇所から直に湧いてきて……。

くらくらする『バレてはならない』と頭に言い聞かせていても…。


魔王をチラッと見上げれば、視線はこっちを向いている──!

ここで必要以上に動いてしまうと、きっと怪しまれるだろう…!

だからと我慢をするけれども、興奮は抑えきれない……!


「うぅっ……!」

早く通り抜けたかった、魔王の門を。

下手に歩く速度を変えれば怪しまれるから、

一定の速度を保っているけれども…もう、駆け出したい。


………。

気付けばほとんど魔王の真下、股の下一歩手前だ。

もう、駆け出してもいいんじゃないだろうか……?


再びチラッと見上げれば、もう魔王の顔は見えていない。

──が、

──ただ、その瞬間に見えてしまう!

──当然そこにある魔王の下の口、生殖器を…!


「ひっ……!」

天井一面それは広がっていた。

人間のものとは違う、青く盛り上がった肉丘と肌。

寒色なのに絶えず『温度・湿度』を吐露しており、

これが『巨人の肌』だと理解すると正気が削れる…!


股の下に居る…!自分は…!宿敵である股の下に…!

屈辱的とはいわないが、なんともいえないような気まずさがある。

生理的にも性欲が湧くので………倍、気まずさが湧くようだった。


しかも……やはり見えてしまっているのだ。

下の口の中心に『くちゅり』と開かれた膣口が…!

30mの大きさに似合うよう、大きくバックり開かれている…!


…………!!!

《青い肌》の魔族だったから、内部も《人間の色》とは違っていた。

肉壁は《ピンクではなく紫色》、ぷるんとしており綺麗なものだ──……。

もし、膣内と知ってなければ…洞窟として入ってしまうかもしれなかった。



────……いや、それはないか。

膣口を見上げれば、よだれのように愛液をだらだらと出し、

膣内からは、ぬんまりとした温風が香ってくる……。

明らかに、生物的なそれだった。

言うなれば、天井に根ざしたワームの巣。

ここまで見せつけられれば畏怖も湧くくらいの。



「………通り抜けよう」

流石に足を止める理由なんてなかった。

腰を落とす可能性もあるにはあって、危なっかしいが…。


どうやら魔王は直接ぶつけてくる気はないらしい。

真上からくすくすと笑って、こちらをあざ笑っているだけ…。

──だと、思っていた。


「あっ……」

真上を見ているばかりで、気付かなかった。

魔王がペタン座りした背後の方…!

青く『むっちり』とした尻の壁が両極端から差し迫って…!

通行人は尻が合わさったわずかな隙間に身体をくぐらせ、通り抜けている…!


おおよそ門と呼べる代物ではなかった──。

あんなにデカい扉なのに、通れるのは肩幅ほぼの通路。

横向きになってやっと通れるくらい、なんという邪魔さ加減なケツだ──!


しかも……通行人の意識が無いのがタチが悪い。

誰もクレームをつけることは無く、各々通れる場所に向かうだけ。

門の両極端の隙間にくぐらせたり、尻に圧迫されようが尻の下に潜ったり…

魔王が狙ってこれをやらせているのだとしたら、なんとも悪辣は話である。


………。

────ケツの隙間に、行けというのか。


おそらくそれが魔王の望みで、

それをしない限り…王都へと入れないだろう。

………やるしかなかったのである。


「それでね~、まず塔に登って会場見降ろすのが…」

「う、うん…」


幼馴染キャラは……

王都へ着いたら何をするのかという話で盛り上がっている。

その身を尻肉に埋めさせるも、

魔王を感知できぬ夢の住人だからか、なにも気付いていない…!



………尻肉は柔らかそうではあった。

人が挟まればむにゅんと変形し、すべてを呑み込む。

危険性は無さそうなものの……入るのか、この中に、自分が…!?


しかし、もう四の五の言っていられない。

幼馴染キャラの歩幅に合わせ、同様に入らなければ…!

(ええいままよ…!尻の間を通り抜けるだけだ…!)


……………!

青肌の尻肉の間へと、身体を入れ込む…!

寒色だが生暖かいその塊の隙間は、最初こそ違和感を感じるものの…


入ってしまえば、結構慣れはした。

尻の隙間だからか…

薄暗いのも相まって、肌の色は気にならない。


ただ《前回》みたく、

おっぱいの間を通り抜けた時と同様にはいかなかった。


おっぱいの柔らかとは違う柔らかさを全身に感じるのである。

ミルクを生産する乳腺が詰まったおっぱいではなく、

ただクッションのためにある尻肉。


『ぎゅむっ』と挟まってしまえば…

その奥底にある脂肪と筋肉をこれほどなく感じ…!

キュッと尻をすぼめられれば、潰されてしまう圧がある…!


しかも…しかも…

触れれば波紋が立つのだ。


液体のように揺れるおっぱいとは違い、

尻肉を触ればそれを中心に皮が連なり…

バネを押し縮めて、反発力を高めているかのよう。


押せば凹むが、触れた部分から押し返される力も感じる。

魔王の尻肉はそんな感じだったのだ。

だからまぁ…通り抜けるのもひと苦労。


そのまま……

柔らかさのまま……

尻肉の隙間にずむずむと入ることは叶わず、

皴で膨らんだ尻肉へと突っ伏すことになった。


だから……。

ひだりに……みぎにと……

身体にかかる反発力をうまく逃して、進めばならぬ。

『ぶるぶる』とわざと震えさせなければならず、

挟まれたり、解放されたりを繰り返すから、身体が反応する…!


「うぅっ…!」

気持ちがいい…!こんな場所だというのに…!

叶うならば尻肉にもっと突っ伏したり、敷かれたりもしたい…!

────勇者の使命が無ければ、尻肉の欲に浸りたかった…!



………。

いや、入ってしまおうか、尻肉の間に。

もっともっと、圧を感じる……上の方へと……!


敷かれた尻の間、その隙間。

今まで肩幅ほどの通路で狭いと思っていたけれど…

その実『しっとり』と柔らかく、通ることはできていた。


締まっているのは、その上だ。

天井は寄せられた肉でパンパンに詰まっており、

左右の尻壁を足場にしたら登れそう…侵入できそうである。


………それ自体に意味はなかった。

尻肉の上を目指しても、何もあるわけがない。

せいぜい汗で蒸した空間があるだけだろう。


勇者の自分が向かっても、

ただ『寄り道』になるだけ……。

その上、意識があるとバレる可能性もあった。


────だが、葛藤は無駄だった。

欲に迷う段階はとうに過ぎ、実行に移してしまっている…!

人類の敵である魔王に、身体を預け過ぎてしまっていた…!



「あっ…あああっ…」

なにをやっているんだ自分は、弱みを握るんじゃなかったのか。

そんな余計な感情が正気を取り戻そうとするけれども、黙らせる。


────きっと、魔王は無害だ。

────きっと、魔王はいいやつだ。

────きっと、ただ馬鹿なだけだ。


と、今までの痴態から都合よく解釈し、

今目の前にある尻肉のプールへと、泳ぎ出した…!


「んくっ…!」

左右の尻肉を蹴飛ばし、登る…!

ぶよんと反発する尻肉は、容易に足場と、踏切台となって、

この身体を押し上げる……!尻肉の奥底へと……!


天井である尻肉を頭と背中で押し上げれば…!

ぶにっとして、細ばった隙間に…身体が挟まった…!


「やばっ…抜け出せない…」

────快楽の沼から、抜け出せない!


30mという巨躯から形成された尻の門。

障害物ともいえるそれを乗り越え、辿り着いた、地から離れた尻肉地帯。

───挟まってしまえば…

四方八方から圧迫してくる尻肉が気持ちよく、さらにさらに進んでしまう…!


肉壁を蹴って、登り上げた。

そうすると退路は『ずぷり』と尻肉で埋め尽くされ、

上へ……上へと……あがるしかない状況に立たされた。

────それを、言い訳にして無茶な行動を取るのだった。


「おっ…おおおっ…な、なんだ!?」

ただまぁ、当然そんなことをしていたらバレる。

尻肉という浅瀬でちゃぷちゃぷとイメージプレイで遊んでいたら、

まさか奥底に迷い込むアリが出るとは思わなかったという具合だ。


思い当たるのは…当然、勇者であるこの自分。

指を使って…尻のすぼみに這わせれば、

簡単に擦りつけられ…捕らえられてしまった。


────が、魔王は確かめることはしなかった。

あっち目線では意識なんてない人形達だ、

どう扱ったところでなんになるでもない。


だから──、

この高まった瞬間のまま───!!



「うわああっ…!」

指が尻肉を分け進み、奥底にあるものへと……!

王都を守る門ではない、別の門に直面させる……!


───

──────

─────────ッ!


最初、それはただの皴に見えた。

青の皮膚、筋肉と筋肉を連結させている部位だと。


だが……

花火のように広がる線、

チラリとチラリと変色した部分を見れば…

体内に似た紫色をしており、集約されている部分を辿ると…!


菊の花の形────。

魔王の肛門が待ち構えていたのだ。

「あっ…あぁっ…!」

そんな部位へと、押し付けられる────!

30mの巨躯、その尻穴へと……入れ込むように!


「んっ…ふふっ…勇者、どうした~?

 お主はそんなケツの穴にも勝てないのか~?」


魔王の余興(プレイ)が始まった──。

なかなか屈辱的な言い回しだが…バレてはいないらしくホッとする。


だがしかし……。

尻穴を前にしてそんなに冷静でいられるわけがない……!

アナルプラグとして使われるのはごめんだぞ……!


忌避感を覚えるものの、現実はやってくる。

ヒクヒクと脈打ち、生物の口のようだ…

下の口と比べて形作られているわけではない。

すぼんだ部分がそのまま肛門となっているわけで…。

迫力こそは無かったものの────、それは最初だけ。


「うわっぁぁぁぁ…」

身体が、入れ込まれる…!

皴の間へと、腕が入れられれば皴が覆いつくし…!

アリ地獄のアリになってしまったかのような、

『逃げられなさ』が一気に、この身を襲ってくる…!


だけど……。

嫌悪感は……不思議と無かった。

夢の世界だからか、内容物が感じられない。

臭くもないから…そこはちょっと安心というところ。


だが……逆にそれが、油断を呼んだ。

『入れられてもいいんじゃないか』という油断を…!

体験してしまえば、絶対引き返せなくなるというのに…!


「ほぅれ……

 負けたと素直に言えば、

 腹の中で飼ってやってもいいぞ…!」


そんな状況なのに、魔王は魅力的な提案をする…!

尻穴に入るなんて通常考えられないのに、自分は…!


「答えぬか……。

 よぉし、それなら…体験するだけしてこい…!

 反省したら……出してやろうぞ……!」


魔王が指を突き出し、

勇者という小さな存在を尻の皴の中へ、入れ込んできた……!

ヒクヒクむにゅむにゅと変動するその入り口は、

一方通行だったはずの器官だったのに、容易に通行を通す…!



「ひっ…いっ…いやだっ…!」

否定はすれども、ごっこ遊びの領域。

尻穴に入れられるという体験は、未知のモノ。

冒険心が勝ってしまい…抵抗する間もなく…!



ズポッ──………!

入ってしまう、肛門の中へと……!

大きな指で突き上げられ、皴の中へと、身体で分け入りながら…!


尻穴に、接触すれば、すぼまれば、一気に身体が肉壁で埋まる…!

《魔王の指》という動力が無ければ、一生肛門の間で過ごすだろう…!


だが、そんな助け舟である魔王の指も…

小人が大腸の中へと入ってしまったら、仕事は終わり。

『ずにゅっ…』と大腸の中に入った途端…!



「あ──……!」離れる、離れてゆく…!

肛門からの救いの手が…!

30mの巨人の肛門に取り残さないでくれ…!

バレる事承知で掴んで踏ん張るものの…!


引いてゆく指は、肛門の皴に突っ込み…!

汗と湿気でまみれた指は滑りやすくなっており…!


ニュル────ッ!


身体が一気に自由になる…!

大腸の中という密閉空間に放り出された…!

そのまま落下すれば『ぶよん』と腸壁がクッション代わりとなり…!


「そ、そんな…!」

お、落ちた…!落ちてしまった…!

夢の中ではあるけれど、不浄なモノの中に…!


臭くはない、汚くもない、けれど…!


大腸内を見渡せば分かる…

この空間がどういうものかというものが!


段々と脈打ったチューブ状の洞窟、水分をこし取るヒダ…!

内容物を送り届けるために腸という奥底から《出口》に向かって…

絶えず運動が起こっており、風は吹いてないのに、気流を感じれば…!

────《ここがいかなる場所》か、実感させられる…!


………居てはいけない。

けれどどうやって出たらいいか分からない!

目の前にはシェルターのように大きい肛門という扉が閉まっており、

夢の中だから起きれば済む話だが…頬を引っ張っても起きられない!


絶望的なこの状況、どうしたら救われるんだ────!?




────。

………ただ、そんな焦燥感に駆られる中、

思ったよりも『事態』はすんなりと動いた。



『ぬぽぉっ………』と、

肛門を突き抜け、先ほどの指先が到来したのである。

それはさながら救命船のような頼もしさ、

青々しい肌は異国の神を思わせる神々しさで──、


一瞬、

(もしかして、助けに来てくれたのか…!?)

とも本気で思ってしまった。


けれど、指はこちらを気にも留めず『ある方向』へと伸びてゆく──!

小人の上空、遥か頭上をくねくねと翼竜のように飛び続け──!


行き着くは………!

いわゆる『感じる』部分、

大腸に存在する《魔力循環》を起こす極点…!

サキュバス的に言うならドMスポット《性感帯》だった…!


そんな部分を────。

小人を大腸に入れたうえで、撫でつけている…!


「うっ………。

 くくっ、勇者よ。なかなかやるではないか。

 我の弱点を攻撃するとは…あっ……ぅん……。

 もうちょっとそこを責め立てれば、出られるかもしれぬぞ…?」


どうやら魔王は……。

こちらが性感帯に届かないと分かった上で、

妄想の世界で勇者に責め立てられている妄想をしているらしい。


それは、もはや嘲(あざけ)りといった問題ではない。

こちらを見ていないに等しく、

小人はただの妄想の一助となる《飾り》に過ぎないことを示していた…!


「こ、こんな……!そんなことって…!」

肛門に入れられた、大腸の中で監禁された、

そういう屈辱的な行為を受けているのに、

自分とは関係ない部分で《事》が始まってゆく…!



「んっ…♡それ以上は、やめーぃ♡

 これ以上やったら、お主の故郷を滅ぼしてやるからな…!

 あっ……そこはっ…!やめっ…!ゆ、許してくれ…!

 わ、分かった…!これ以上人間の世界にかかわらぬから…!」

そんなことを言いながら、

大腸を大きく揺らしピストン運動が早まる…!


そんな行為を……。

許せるはずが、なかった。


「別に、いらないだろ、こっちは…!」

こんなに精神を削っているのに、こちらを使おうともしない。

魔王の指でシゴして、魔王の指でイこうとしている…!

多少は覚悟を決めていたから…この扱いは本望ではない!!!


────それを理解した瞬間、なにかがハジけた。


勇者として、一人の男として、

魔王相手に突き立てた…自分の股間のモノを!



「くそっ……くそっ……ちくしょう…!」

なんて無力さだ、魔王討伐するために旅してきたのに、

あっちで自己完結する妄想をしているだなんて──。

なにが『これ以上人間の世界にかかわらぬから…!』だ。

《ケツを弄られ》て、その選択肢が魔王から出てくるのが許せなかった。

《そんなの》で世界平和が叶ったら、自分が努力してきた意味は───!?



(現実で弄れば、本当に侵攻を止めてくれるのだろうか?)

ある意味で弱点だ、一考する余地はある───。

だが今は、この魔王に抱いている劣情、感情を吐き出すことがすべて…!


────!

限界が近付いてきた───。

しょせん吐露するだけの射精、相手に合わせる必要も無し。


「んっ……!すまぬ、お主の妃になってもいいから…!」


魔王の腸壁は紫色──、色以外は多分人間のモノと変わりない。

股間を擦り付ければぐにゅりと弾力良く跳ね返し、

水分をこし取るヒダは絨毯のようにふわふわとしていた。


そこに───白い感情をぶつける!床オナの体勢で、

どこへなりとも撒き散らしてもいいというように、

本能のままに汚く乱れて──!


本来有るべきモノが無い、自分だけが独占している腸壁へと…!

自分の思うがまま、出す───つもりだった。

けれど、魔王の方が先に限界が来る──!



「~~~~~~~~~ッ!許してくれ~~~!」

大腸内がキュッと締まり、魔王の腰がすぐに浮く…!

と同時に、中の小人は遠心力で腸壁へと埋まり…!



────ッ!!!

魔王の圧倒的な力により、身体に快楽がひた走る…!

勝手な自慰に、勝手に巻き込まれ、勝手に弄ばれる…!

───しかし、それが自分の被虐心を刺激して………!



「~~~~~~~~ぅぅ!」

自分で性処理するはずだったのに、

魔王によって射精させられてしまった。


………………………。身体がくたっとなる。

不潔なハズの場所なのに、腸壁へと身体を預け、

もうどうにでもなってしまえと、身体を大に投げ出した。


天井を見上げれば、まだ物欲しそうに…

魔王は『くにくに』と極点を刺激しており…

現実でケツを責め立てても…

『おねだり』をされるのだろうなとぼんやり思った。


────────────────────────────────────


気が付けば……そこは清涼な空間だった。


まだ視界が薄ぼんやりとしているが……。

先ほどまでの淫気に満ちた体内の中とは大違い。

息をすればするだけ不純物無く吸い込めて、これが本来の空気なのかと感動した。

ただ『じわりじわり』と感覚を取り戻せば…分かる。まだ夢の世界の中なのだと!



だって───、

目の前にディルドが大きく聳え立っていたのだから…!


「え……?な、なに、この…?建物……?」


「どうって…塔でしょ?

 早くここから登ってお祭りの様子見ようよ?」


幼馴染キャラは───、いや、この街の住人は───、

【ディルド】のことを【なんらかの塔】だと認知して登っていた…!



膣を広げて快楽を与える《ドリル部分》が、通路となり───!

膣の奥を刺激する《カリ部分》が、屋上となり───!

城下町の建造物に混じって建設されている…!



「くくくっ……」

もちろんこんなふざけた施設、魔王の趣味以外の何物でもない。

しかし夢だからとここまでするなんて、あんまりじゃないか…?

現実でもする気なんじゃなかろうか…?

自分の中の【魔王への警戒心ポイント】が高まるのを感じた──。


………。

「どうしたの?もう行っちゃうよ~?」

「ん、ああ…ごめん、今行く…」

幼馴染キャラに手を引かれ、ディルドの側溝へと踏み出した。


「うっ………」

とはいえ、先ほどが先ほど。

身体は、精神は、肛門に入ったショックから休憩を求め、

ワンクッション入れたいと願うものの……。


────

────────。

『チラッ…』と、見上げれば────。

魔王は、相変わらずこちらを見降ろしククッと笑う…!


バレるわけにはいかない。夢の住人のように、

ディルドのことを塔と思って登らなければいけないようだ…!


そう、思って──。

疲れた身体に鞭を打ち、ドリル型ディルドを登った…!

黒いラバー状の表面を『ぶにぶに』と踏みつけるたび、

塔ではないと強く思うが、顔に出さないように我慢した。


「くくっ…おぉ勇者、そんなところに登ってしまうのか」

きっと……傍から、魔王から見たら滑稽な姿だっただろう。

ドリル型ディルドの横の溝から天辺を目指そうと登るとは。

《大人のオモチャ》を《建物扱い》だなんて、なんと間抜けだろうか。


ただ────。

これが魔王が望んでいたものだったらしい────。

チラリと見ると、呼吸が乱れ、蒸気がむんむんと湧いている!

身体も大きな青色のおっぱいを揉み揺らし、

『ぶらぶら』と動かすものだから、城下町をなぎ倒し………!


いつの間にか魔王の身体は【100m】前後、

そこまでの巨体で、城下町を蹂躙していた…!

きっと本人的には意識していないのだろうが…。

愛液を滴らせるだけで大通りが粘液で埋まっていた…!


「……………っ」

絶句するしかなかった、その惨状は。

魔王の一挙手一投足だけで家々は崩壊し、

興奮の波が『ぶるるっ』と伝わるたびにレンガの隆起が所々で湧く。

愛液や汗も地面に溜まれば地盤沈下が起き………。

人々が災害に気付かず、埋もれてしまって粒子と消える…!



なんて地獄みたいな光景だ──……。

これが────、魔王が望む世界なのだろうか?



「………望む世界なんだろうなぁ」


今の今まで付き合ってれば、いやでもわかる。

きっと魔王はこういう《性癖》なのだと。

身体を巨大化して蹂躙するのが性癖なのだと……。


疑いようもなかった──。

だってもう、そんな巨大な身体が

こちらに落ちようとしていたのだから!


「くくっ…勇者よ、気付かんのか?

 お主が今立っている場所は…我のディルドの上なのだぞ?」


ふいっと斜め上を見上げれば、

100mとなった魔王の足が横に見え…

おそらく下の口をディルドに狙いつけている気がする………。


分かっていた──。

こんなディルドに登ったらどうなるかなんて。

魔王が用意したものだ、使用用途なんてただひとつ──!



……

…………

………………。


それを理解しながら、登った。

股間をパンパンに張りつめて───。

どうやら自分も、巨大なモノに蹂躙されるのが性癖らしい…!


「おっ…来たようじゃな?

 どうじゃ~?ディルド、いや、塔からの眺めは…!

 これから勇者はこの美しい街を魔王から守り切れずに、

 絶望し、バッドエンドのひとつを迎えるのじゃ…!」


ディルドのてっぺん、カリ部分から見た景色は……。

美しい物とは結構かけ離れたものだった。

戦火さえあればそれっぽくも見えたのだが…

その実、足跡で所々が凹んでたり、隆起で山になっていたり、

砂場に作った砂の城のようで、何とも言えない儚さと杜撰さ。

体液で濃くなっている場所も見え…結構な汚さであった。


だからまぁ……。

絶景だったのは───魔王の方。

見降ろしてくるその悪戯っぽく微笑んだ顔は、

こちらの被虐心をゾクゾクと煽り立て、心を震わせた…!


しかも今にもこちらを喰らわんとする下の口は

よだれをだらだらとたらし、内部に歓迎するかのよう。

多少人間の色と似ている紫ピンクの入り口は……もう限界らしい!


「んくっ…はぁ~…

 愚かな小人…最高っ…!」


塔の先──、ディルドの先──、が、覆われ始め、暗くなる。


魔王は大きくしこを踏んで、股を開き、ガニ股気味。

そこをズズイッと腰を降ろして…下品に楽しむ気らしい。

なんともまぁ特殊な楽しみ方であるが…自分には都合がよかった。



………安寧の場所を魔王のナカに見出してしまったから。


100mの女魔王───。

周囲を見ればいやでも分かるその強力さ。

気分ひとつでここまで街を破壊できるというならば…

もう入った方が安全に思えた───膣内の中に。


いや……いっそのこと、子宮内に!


「んっふっふ~行くぞ…」

ディルドの先端にぺとりと下の口が触れた。

それだけで屋上に居た小人達はそこから出られなくなり…!

幼馴染や町の人共々、運命を共にすることとなった…!


しかし、やはり夢の住人は………。

糸が切れた人形のようにぐたりとして、危機を認知しておらず意思が無い。

今ここでうろたえているのは…自分だけ。

周囲を膣壁で覆われて嬉しがっているのも…自分だけみたいだ。


天井に開かれた膣口を見定め、今か今かと待ち、それが──、降ってきた!


『ずぷりっ………!』


「うぅっ………!」


ぬちゃぬちゃと…

愛液が揉み込まれたものが浸ってくる──!

頭から濁流のようにかぶせられ、息が一瞬できなくなる…!


そうしている間にも……

ディルドは魔王に咥え込まれ奥へ奥へと…!

気付けば湿度が漂う膣内に入ってしまっていた…!



「うわっ……すっごぉ…」

紫色、寒色の洞窟だった…

尻の中とは違う淫気が漂い、なんだかエッチな気分。

いや、エッチそのものか。これから子宮内に突入するのだから…!


ドリル型ディルドだったために、

先端がぐるんぐるんと回転しながらねじ込まれ、

いつのまにかもう、子宮口が真上に来ている…!


「くぅ~……ゆ、勇者よ……。

 そこはいかんぞ……そこだけは弱い……」


魔王は言いながら、自らディルドをねじ込んでいる。

もしかしたらマゾっ気があるのかもしれない。

しかしそんな事やっている間にもカリ部分は子宮口に突っ込み…!


哀れな小人を呑み込もうとしていた…!

小さな穴だったけれど、エッチな気分になっているからか、くぱぁっと開き…!


「よっ…よしっ…!」

ディルドの打ち付けによって天井が迫り、挟まれそうな時──。

ピンチではあったが、逆にチャンスだと…子宮口の天井に身を投じた…!



「んぐっ…!」

ぷにっとした弾性に狭まれ、穴へと誘導させられる…!

チューブかと思うくらいの狭い通路を頭からかぶせられ…!

『にゅるりっ…!』と、子宮へと一直線に伝ってゆく…!



────────が、その時のことだった。


身体がビクンッと跳ねた、

どうやら魔王が痙攣を起こしたらしい。

その拍子で子宮口から押し付けられ…

子宮につるりと通ったのはよかったのだが…。


問題は──魔王が望んだかどうかということ。


「え……!?えぇ……!?

 何か入ったんじゃが、これって……!?」


今までの尊大な魔王からは想像できない、素っ頓狂な声。

まるで『やらかしてしまった』かのような声で……。

聞いているこちらも、ちょっと不安にはなった。


だが………。


「うわっ…あ~…

 入ってしまったのか…?

 どうしよう、取り出せるのかこれ…?」


どうやら、こちらが入ってしまったことに気付いたらしい。

魔王目線からすれば意思のない人形が子宮に入ってしまったようなもの。

入れるは簡単だが…取り出すのは至難の業といったところか。

大人のオモチャが肛門に入って取り出せなくなったみたいな状態なのだろう。

──その元凶になってしまったと考えると、ちょっと微妙な気持ちになった。




が、しかし……。

魔王が『ふりふり♡』と腰を動かし、こちらを動かした。

なにかと思ったが…

もしかしたら腰振りで子宮から排出しようとしているのではないか…?


「お、お~…

 もしかして勇者かこの感じ…?

 ど、どうする…?特別に作ったから吸収もできんだろうし…」


魔王の赤ちゃんベッドでふわんふわんと揺らされながら考えた。

もしかしたらこれって『弱みを握れたのではないか…?』と。

だがしかし、子宮内でぽんぽんと魔王に転がされていると…。


どうにも、寝心地が良い……。

揺られているけれど子宮がガシッと受け止めて、

ゴロンと転がれば、肉壁が柔軟にほぐれ…

どこに力を入れて立てばいいか、もう分からない。

夢の中にもかかわらず、ゆるりと寝てしまいたくなる。


「あー……もう……

 今日の偵察はここまででいいかな…」


魔王の弱点だとか、善悪の判定だとか、

秘めたる性的嗜好なんかは……今はどうでもいい。

せっかく用意してくれた寝床なんだ、使わなければ損だろうと……。


大事なことは後でいっか──と、

身体を投げ出し寝てしまったのだった。


───────────────────────────────


あの日以来、

就寝と同時に夢の世界へ飛ばされ、

魔王の子宮で寝るというのが習慣になった。

二重に寝るというのも変な話ではあるが…気持ちいいから仕方がない。


なんだかんだ子宮に居れば、

魔王の都市蹂躙にも巻き込まれないので…安全確保のためではあった。



ただ、ある日のこと……。


「そこの勇者よ…ちょっとこちらに来てほしいのだが…」

まさか、現実の世界であるとは思わなかった。

青肌を隠すようにローブをかぶり、素性を隠しているが…。

声も、体格の作りも、魔力の感じ方も夢で感じた魔王と同じ。


街中で声をかけてくるとは……。

勇者と魔王、戦闘を仕掛けてもいいにはいいが……。

毎日子宮内で寝かされたことで……ほだされかけていた。

─────話だけは聞いてみよう。



「実はな……勇者よ。

 お主の力を引き出すためには、

 夢の世界で修行せねばならぬのだ。

 

 我は夢を操れるから、

 我の誘導に従い動いてくれぬだろうか…?」


(わぁ、怪しい…)


どうやら魔王も…

《夢の住人》に《現実の住人》の

意識を移せることに気付いたらしい。


勇者の人形が子宮内から出てこないから…

直接意識を移せるであろう本人に頼みに来たというわけか。



「さっ…ささっ、こちらに来い。

 子宮の上…いや、腹を枕にしたら夢の世界へと向かえるぞ…!」


へこへことへり下る様子は魔王ではなく、

大人のオモチャが取り出せなくなった情けない人のよう。

魔王が弱体化するならば、このままでいいとは思うのだが……。


今、目の前に、青くむちむちとした身体がある。

横たわれば確かに夢の中で感じた体温と柔らかさを感じ……。

────ああ、和解できないかな、なんてことを思ったのであった。


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